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2019-10-02

銭湯ランとは何なのかを徹底レビュー?

最終更新日 2023年11月18日
銭湯ランニングのイメージ

銭湯は日本の古き良き文化を表す素敵な公衆浴場ですが、ランナーにとってもオアシスな環境になっています。現在全国には4000もの銭湯が今だに存在し、東京だけでも約500もの銭湯が営業しています。また、近年になって主に皇居などランナーが多く存在するエリアに「ランニングステーション」という業態が登場し、ランニングウェアに着替えて荷物を専用ロッカーに預け、ランニング後にシャワーを浴びる施設が一気にメジャーになりましたね。通称「ランステ」とも呼ばれるこの施設と同様な利用方法を、現在一部の銭湯でも利用可能となっています。これは利用者が減少をたどる銭湯において新たな顧客層の呼び込みとして注目を集めました、引き続き東京でも100近い銭湯がこうした「ランステ」利用が可能になっています。そこで、今回はそんな「銭湯ラン/銭湯ランニング」に関して紹介したいと思います。

「銭湯ラン」とは一体どんな体験なのか?

銭湯ランニングのイメージ

具体的に銭湯をランステのように使えます、といってもどんな形で利用すれば良いのか、よくわからない人も多いと思います。具体的にどのような流れで利用できるのか見ていきましょう(一般的な利用の流れになります、店舗により多少異なる場合がありますので、都度その銭湯の流儀に従ってください)

「銭湯ラン」の流れ

  • 目的の銭湯に到着したらまず靴入れに靴を預けて靴札を取る
  • 受付(お番台)で「ランニングで利用しに来ました」と伝える。銭湯ランを実施している銭湯であればこのように言えば伝わります
  • 靴札の代わりに着替え用のロッカーの鍵を預かる
  • 男/女それぞれの脱衣所で着替える
  • 着替え終わったらロッカーの鍵を一時的に受付(お番台)へ預ける
  • (ランニングシューズを履いて来た場合はその旨を伝え靴札を)
  • 銭湯周辺のランニングを楽しむ
  • 銭湯に戻ってきたらロッカーの番号を伝える(銭湯によっては制限時間があります、遅れないように)
  • ロッカーの鍵を預かったらあとは普通に銭湯を楽しむ
とてもシンプルな仕組みですよね。銭湯を入る前に一時的に外出(ランニング)をし、戻って来たら普通に銭湯を楽しめます。

「銭湯ラン」のメリットとは?

銭湯ランニングのイメージ

このようにお手軽に楽しめる「銭湯ラン」ですが、実際次のようなメリットがあり一度体験すると普段のランニングとは違った非日常体験が味わえます。

主要都市、エリアではない場所でもランニングを楽しめる

「ランニング」に特化した「ランニングステーション」はとても便利ですが、一部の都市やランナーがよく集まる場所の周辺にしか店舗がない場合がほとんどですので、自分が走りたいエリアで見つからない場合がしばしばです。それに比べ、銭湯はランナーの存在とは関係なしに各地域に根ざして運営されているので、ランニングステーションよりも多く見つけることができますね。

普段走らない、その土地独自の魅力を知ることができる

前項で説明した通り、その土地に根付いた銭湯それぞれに魅力があり、その土地それぞれに魅力があります。普段走らないけど「銭湯ランができる銭湯」を目的に行きたい銭湯を決め、その銭湯の周辺の街を散策するつもりで走ってみると、実際に自分の足で走ってみないとわからない、伝わらないその土地の魅力を知ることができます。

コストパーフォマンスが良い

例えば東京では銭湯は一律¥460です。地域によって多少金額は前後しますがほどこのような金額帯で「ロッカー」「シャワー」のみならず「湯船」や銭湯によっては「サウナ」も楽しめます。地域別の金額はこちらの「全国浴場組合HP」をご覧ください。

「銭湯ラン」における注意事項とは?

銭湯ランニングのイメージ

あくまでランナーに特化した施設ではないので、以下の注意事項を守って銭湯ランニングを楽しみたいですね。
  • 各銭湯によってランナー受け入れの仕組みやルールが若干異なる場合があるので、そのルールに従う
  • 定休日など予期せず閉まっていることも多いので、ランニング利用の事前に電話かHPで確認しておく
  • 大勢で利用する場合は、脱衣所や浴室では騒ぎすぎないこと。特に銭湯はその地域に根ざした常連さんが多くいらっしゃいます。ランナーはマナーが悪いと思われたら、その銭湯もランナーの受け入れに消極的にならざるを得ません、素敵な銭湯ラン文化を残すためにマナーには注意しましょう
  • 悪天候でのランニングだった場合は、シューズの汚れや身体の濡れなどしっかり対処してから銭湯に戻りましょう

「銭湯ラン」ができる銭湯の探し方

銭湯ランニングのイメージ

では、最後に実際どんな銭湯で「銭湯ラン」が楽しめるのか、探した方をいくつかご紹介しますね。

runstagramerの過去記事から

runstagramerでは随時「銭湯ランニング」ができる銭湯をレビューしてアップデートしていきます。こちらも随時チェックしてくださいね。

・銭湯ラン|王様のブランチで紹介!綱島の天然温泉・スーパー銭湯「湯けむりの庄」はランニングにも最適
・銭湯ラン|多摩・武蔵野の自然を味わう「稲城浴場」を起点とした露天風呂も堪能できるリカバリーランニング
・銭湯ラン|渋谷からたった一駅のランナーのオアシス「文化浴泉」で都会のランニングを楽しむ

銭湯情報を網羅したサイトから検索する

例えば東京の銭湯であれば「東京銭湯マップ」というサイトが存在します。こちらの検索条件として「荷物一時預かり」にチェックを入れて検索するとランナー受け入れ可能な銭湯を見ることができます。

各エリアに根ざした銭湯ランナー情報を参考にする

地域によっては県や街をあげて銭湯の活性化とランナーの受け入れに積極的な場合があります。例えば神奈川県では「神奈川Runner王国」と銘打って60近い銭湯がランナーの受け入れに積極的に活動しています。過去の「キャンペーン事例」。自治体のホームページなどでぜひ検索してみてください。

銭湯ランの専用サイトで探す

東京周辺の情報のみになりますが、こちらのような専用サイトもあります、こちらでもチェックしてみると良いですね。

最後に

いずれにしても、ランナーの受け入れ自体は変更する場合があります、上記に紹介した情報もすでに古い場合もありますので、念の為事前に銭湯に連絡をとって確認しておくのがベストですね。以上を参考に、ぜひ銭湯ランナーとして銭湯とランニングを味わい尽くしてください

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