MAGIC SPEEDとMETASPEED系の違いと効果的な履き分け方を解説します

MAGIC SPEEDとMETA SPEEDってどちらもカーボンプレート入りのASICSのランニングシューズだけど、何が違うの?どうやって履き分けたら良いの?そんな疑問にお答えします!
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- runstagramer 編集長 / 三好拓也
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Contents|目次
1. MAGIC SPEEDシリーズ(現行:MAGIC SPEED 4)
▶ コンセプト:スピード練習~レース対応の万能シューズ
▶ 主な用途:スピード練習・ハーフマラソン・フルマラソン(3時間以上)
▶ 価格:約17,600円(税込)
- MAGIC SPEEDは、レース用カーボンシューズのエントリーモデル的な位置づけ。
- METASPEEDよりも安定感があり、サブ3.5~サブ4ランナーに適した仕様。
- 軽量ながら、適度なクッション性と反発力を持ち、テンポ走やインターバルなどのスピード練習にも向いている。
- MAGIC SPEED 4では、前作と比べてプレートが全面に搭載され、さらにレース対応力が向上。
▶ どんな人におすすめ?
- カーボンシューズを試してみたいランナー(エントリーレベル)
- 普段のスピード練習(ペース走・インターバル走)に使いたい人
- フルマラソンで3時間~4時間を狙うランナー(レース用としても可)

2. METASPEEDシリーズ(METASPEED SKY+ / METASPEED EDGE+)
▶ コンセプト:エリート向けレーシングシューズ
▶ 主な用途:フルマラソン(サブ3~エリート)・スピードレース
▶ 価格:約29,700円(税込)
- METASPEEDシリーズは、ASICSの最上級レーシングモデル。
- 「SKY+」と「EDGE+」で走り方の違いに対応(ストライド型・ピッチ型)。
- 最高級のFF BLAST TURBOフォームを使用し、強い反発力を提供。
- MAGIC SPEEDよりも軽量で、厚底ながら反発が強いため、速いペースでのフルマラソンやハーフマラソンに最適。
▶ どんな人におすすめ?
- フルマラソンでサブ3を目指すランナー(またはそれ以上のスピードランナー)
- 最高レベルの反発力を求める人
- レース用に特化したシューズを探している人


3. 何が違うの?履き分けのポイント
下記表にまとめました!
| MAGIC SPEED 4 | METASPEED SKY+ / EDGE+ | |
|---|---|---|
| 主な用途 | 練習~レース(3時間以上のフルマラソン) | レース(サブ3レベルのランナー向け) | 
| 反発力 | 中程度(扱いやすい) | 強い(スピード向け) | 
| クッション性 | 適度(安定感あり) | 高い(厚底&高反発) | 
| 重さ | やや軽量(耐久性◎) | 超軽量(耐久性△) | 
| ターゲット | サブ3.5~サブ4のランナー | サブ3~エリートランナー | 
| 価格(税込) | 約17,600円 | 約29,700円 | 
具体的な使い分け例
✅ MAGIC SPEED 4 を「練習用」、METASPEED を「レース用」として使い分けるのがベスト。
✅ MAGIC SPEEDは耐久性が高いため、日々のスピードトレーニングにも最適。
✅ METASPEEDは高反発&超軽量だが、耐久性が低いためレース用に。
例:サブ3.5ランナーの場合
- 普段のテンポ走・インターバル走 → MAGIC SPEED 4
- レース本番(フルマラソン・ハーフマラソン) → METASPEED SKY+ or EDGE+
4. 価格面での選び方
- コスパ重視ならMAGIC SPEED 4(17,600円)
 → 練習にも使えるし、レース用としても十分対応可能。
- 本気のレース用ならMETASPEED(29,700円)
 → 価格は高いが、最高のパフォーマンスを発揮できる。
マジスピとメタスピードの違いまとめ
- MAGIC SPEED 4 → 17,600円、練習・サブ3.5~4レース向け、扱いやすい万能モデル
- METASPEED SKY+ / EDGE+ → 29,700円、サブ3ランナー向け、トップクラスのレーシングシューズ
「レースはMETASPEED、練習はMAGIC SPEED」という使い分けが最も合理的。
自分のレベルや用途に応じて、適切なモデルを選びましょう!
METASPEED PARIS / METASPEED SKY+ / METASPEED EDGE+ の違い
おまけ的に、アシックスのMETASPEEDシリーズの違いも解説しますね!ランナーの走り方に合わせた3つのモデルが存在します。それぞれの特徴と違いを分かりやすく比較します。
1. 各モデルの特徴と違い
| METASPEED PARIS | METASPEED SKY+ | METASPEED EDGE+ | |
|---|---|---|---|
| 発売時期 | 2024年(パリ五輪モデル) | 2022年 | 2022年 | 
| 対象ランナー | エリート~サブ3向け | ストライド型ランナー | ピッチ型ランナー | 
| クッション材 | FF BLAST TURBO PLUS | FF BLAST TURBO | FF BLAST TURBO | 
| 反発性 | 最高(シリーズ最強) | 非常に高い | 高い | 
| カーボンプレート形状 | 高反発・前傾角度大 | フラット・直線的 | やや湾曲・柔軟性あり | 
| スタックハイト(厚さ) | 39.5mm(最大) | 39mm | 39mm | 
| 重さ | 約165g(超軽量) | 約205g | 約210g | 
| 適したレース | 5000m~フルマラソン(超高速) | フルマラソン(スピード重視) | フルマラソン(安定重視) | 
| 価格(税込) | 約30,800円 | 約29,700円 | 約29,700円 | 
2. 各モデルの詳細な違い
① METASPEED PARIS(2024年パリ五輪モデル)
▶ 特徴:シリーズ史上最軽量&最高反発の超ハイスペックモデル
▶ おすすめのランナー:エリートランナーやサブ2.5~サブ3のランナー
- FF BLAST TURBO PLUS(改良版のクッション材)を使用し、軽量化と反発力UP
- SKY+よりさらに反発力が高く、加速しやすい
- スタックハイトが最大39.5mmに増加し、接地時のエネルギーロスを最小化
- フルマラソンだけでなく、5000mや10000mのトラックレースにも向いている
⚠ 注意点:反発が強すぎるため、扱いが難しい。一般ランナーには不向き
② METASPEED SKY+(2022年モデル)
▶ 特徴:ストライド型ランナー向けの最速フルマラソンシューズ
▶ おすすめのランナー:ピッチよりもストライドを伸ばして走るサブ3~サブ3.5ランナー
- 一歩ごとに大きくストライドを伸ばす走法に適した設計
- フラットなカーボンプレートで、地面を押し出すような推進力を得やすい
- 反発力が高く、フルマラソンの後半までスピード維持しやすい
⚠ 注意点:ストライド型向けなので、ピッチ走法の人には扱いづらい
③ METASPEED EDGE+(2022年モデル)
▶ 特徴:ピッチ型ランナー向けの安定感あるレーシングシューズ
▶ おすすめのランナー:回転数(ピッチ)でスピードを上げるサブ3~サブ3.5ランナー
- やや湾曲したカーボンプレートで、蹴り出しをサポート
- SKY+より安定感があり、体への負担が少なめ
- 一歩のストライドを大きくしすぎず、テンポよく刻むピッチ走法に最適
⚠ 注意点:SKY+より反発力は控えめだが、その分安定感がある
3. どれを選ぶべき?
エリート&超速ランナー(サブ2.5~サブ3未満)
→ METASPEED PARIS(最軽量&最強反発)
ストライドを大きくしてスピードを出すランナー(サブ3~サブ3.5)
→ METASPEED SKY+(最大の推進力)
ピッチを刻んでテンポよく走るランナー(サブ3~サブ3.5)
→ METASPEED EDGE+(安定感あり)
4. 価格比較とコスパを考えると?
| モデル | 価格(税込) | コスパ評価 | 
|---|---|---|
| METASPEED PARIS | 30,800円 | ★★★★☆(最軽量&最速だが、扱いが難しい) | 
| METASPEED SKY+ | 29,700円 | ★★★★★(ストライド型に最適、実績も豊富) | 
| METASPEED EDGE+ | 29,700円 | ★★★★★(ピッチ型なら最適) | 
▶ コスパで考えると、SKY+とEDGE+が最適!
PARISは最高の性能だが、万人向けではなく、エリートや本気のサブ2.5ランナー向け。
5. まとめ
- METASPEED PARIS → 最軽量&最高反発。パリ五輪向けのエリート専用機
- METASPEED SKY+ → ストライド型ランナー向けの王道マラソンレーサー
- METASPEED EDGE+ → ピッチ型ランナー向けの安定性重視モデル
🔹 どのMETASPEEDを選ぶかは、自分の走り方(ストライド型 or ピッチ型)とレベルで決めるべき!
🔹 価格はほぼ同じなので、走り方とフィット感を重視して選ぶのがベスト!













