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2025-04-05

ガーミン「vivoactive 6」ランニングの実力レビューと前作「5」との比較

ガーミン「vivoactive 6」ランニングの実力レビューと前作「5」との比較

2025年4月10日、Garminが新たに「vívoactive 6」を発売するとの情報が入りました。vivoactiveはガーミンのスマートウォッチのなかでもウェルネス重視の人に向けたウォッチ。目玉は、「スマート起床アラーム」や「睡眠コーチ」など、睡眠関連機能の充実ぶり。さらに、AMOLEDディスプレイで視認性も向上し、スマートウォッチモードで約11日間稼働とロングバッテリーなのも魅力です。

🔳 この記事を書いた人 🔳

  • runstagramer 編集長 / 三好拓也
  • 20年以上ランニングを楽しむ市民ランナー
  • 公式Xアカウントでも情報配信中

vívoactive 6はガーミンの中でもどんなウェアラブルウォッチ?

繰り返しですが、vivoactiveはガーミンのスマートウォッチのなかでもウェルネス重視の人に向けたウォッチです。スタイリッシュで軽量なボディに、日常の活動やストレス・エネルギー管理まで対応し、「Body Battery」や「HRVステータス(心拍変動)」などのGarmin独自機能ももちろん搭載していますね。

ガーミンのランニング用ウォッチとしては実用的?

vívoactive 6
スタイリッシュなカラーモデルのvivoactive6

vívoactive 6は基本的なランニング機能(GPS計測、心拍計、Garminコーチなど)は搭載しており、初心者や健康志向のランナーには十分な性能があります。ただし、トレーニングの質を追求する中級〜上級ランナーにはやや物足りない印象があるものの、距離やペース等のベーシックなランニング計測には対応しています。

  • メリット
    • スマート起床やBody Batteryなど日常的な疲労管理に強い
    • ワークアウト提案が視覚的で初心者に優しい
    • ロングバッテリーで毎日の着用に向く
  • デメリット
    • デュアルバンドGPSやパワー計測、トレーニング負荷分析などの高度なラン機能は非対応
    • レースやスピード練習にはやや非力

vivoactive6のランニング計測機能の詳細解説

ではもう一歩踏み込んで、ランニング計測に関する機能や特長を解説しますね。

1. GPS・衛星測位機能

  • マルチGNSS対応
    • GPS、GLONASS、Galileoを使用
    • 都市部や山間部でも比較的安定した位置情報の取得が可能
  • コース表示機能なし
    • 地図ナビやコースガイドのような機能は非搭載(ナビゲーションしたい人には不向き)

2. ランニング時の主な計測項目

  • 距離
  • ペース
  • ラップ(自動ラップ、マニュアルラップ)
  • 平均心拍数/最大心拍数
  • 消費カロリー
  • ピッチ(ケイデンス:1分あたりの歩数)
  • 上下動、接地時間などのランニングダイナミクス(※別売のランニングダイナミクスポッドが必要)

3. トレーニング関連の便利機能

機能名内容
ワークアウトの作成インターバル走やペース走など、自分でメニューを作成可能(Garmin Connectと連携)
心拍ゾーン表示5段階の心拍ゾーンを使ってトレーニング強度を視覚的に管理
VO2 Max 推定値最大酸素摂取量を推定し、持久力の指標として表示(使うほどに精度が向上)
リカバリータイムトレーニング後に、次回までの休息推奨時間を表示
レース予測機能過去のトレーニングから5km〜フルマラソンの予想タイムを算出(やや簡易的)

4. トレーニングステータスの評価

  • トレーニング効果(有酸素/無酸素)
  • 負荷(直近7日間のトレーニングボリューム)
  • 状態の評価(オーバートレーニング気味かどうか)

→ vívoactive 6は トレーニング負荷の可視化や、回復状況の追跡が可能。ただし、Garminの中では「パフォーマンス向上」より「健康維持」の文脈に寄っています。

睡眠管理機能がアップデート、実力はいかに

Garminの睡眠トラッキングは、自動で入眠・起床を検出し、睡眠の質や量を記録・分析してくれる機能です。vívoactive 6ではこの機能が目玉として強化されており、Garmin独自の「高度な睡眠モニタリング」が使えます。

主な睡眠トラッキング項目

  • 睡眠ステージの分析
    • 深い睡眠
    • 浅い睡眠
    • レム睡眠(夢を見る睡眠)
    • 覚醒状態(起きていた時間)
  • 合計睡眠時間
  • 睡眠スコア(100点満点)
  • 回復度の評価
  • 昼寝の自動検出(新機能)
    • vívoactive 6では「昼寝」も自動で検出され、日中の回復も可視化されます(他のモデルでは未対応な場合も)

睡眠スコアの見方

睡眠スコアは、以下の要素に基づいて計算されます:

  • 総睡眠時間
  • 各ステージのバランス
  • 心拍変動(HRV)
  • ストレスレベル(寝ている間も計測)
  • 呼吸の安定性

これにより、「ただ長く寝た」だけではなく、「質の高い睡眠がとれていたか」を総合的に判断できます。

Garmin Connectアプリとの連携で詳細に確認

Garmin Connectアプリを使えば、毎日の睡眠データをグラフとともに視覚的にチェック可能。週単位・月単位の傾向を確認できるほか、就寝前の習慣と睡眠の質の関係性なども見えてきます。

ラン特化モデル「Forerunner 265」と比較すると?

forerunner265のAMOLEDディスプレイ
比較項目vívoactive 6Forerunner 265
ターゲット健康重視の一般層ランナー・アスリート
GPS標準GPSデュアルバンドGPS
ディスプレイAMOLED(新搭載)AMOLED
バッテリー約11日(スマートウォッチ)約13日(スマートウォッチ)
トレーニング機能初級者向けランに特化、VO2max・パワー分析対応
価格(税込)¥52,800¥64,800前後(参考)

簡単にまとめると

  • vívoactive 6 → 日常+ゆるラン向け。健康重視。
  • Forerunner 265 → 本格的に走る人向け。トレーニング分析も可能。

と言えるでしょう。つまり

✔ ランニング初心者〜中級者で、健康管理もしっかりしたい人にはvívoactive 6はぴったり

✔ 目標タイムやレース向けに本格トレーニングするなら、Forerunner 265が圧倒的におすすめ

と言えると思います。

vivoaciveはどんなランナーにおすすめ?

とくに注目なのが、スタイリッシュでミニマルなデザイン。スーツにもカジュアルにも合うので、ファッションを選ばず着けやすく、腕の細い方や女性にもおすすめです。カラーバリエーションも上品で、ウェルネスウォッチというより“洗練されたアクセサリー”のような印象。

女性におすすめのポイント

  • 40mmケースのコンパクトサイズ
  • 軽量で24時間つけっぱなしでも負担が少ない
  • 睡眠・ストレス・月経周期など、体調変化を見える化
  • 通知、音楽、決済にも対応で日常使い◎

健康管理に興味があるけど、スポーティな時計はちょっと……という人にはベストバランスな1本。もちろん、ランニングやウォーキングなどアクティブシーンでもしっかり使える性能を備えています。

ではその他大勢のランナーにとってはどうなのか、前作「5」と次に比較します。

最新モデルvivoactive「6」と「5」の違いを比較

vívoactive 6は、前モデルvívoactive 5と比べて大きく進化しています。あらゆる観点から徹底比較していきましょう。

vívoactive 6 と 5 の比較

比較項目vívoactive 6vívoactive 5
発売年2024年2023年
心拍センサー第5世代 Elevate 光学式心拍計(精度向上)第4世代
GNSSマルチバンドGNSS(高精度測位)標準GNSS
操作性タッチ+2ボタン(グローブ操作可)タッチのみ
ランニングダイナミクス対応(上下動、ピッチ、接地時間など)非対応
HRVステータス対応(リカバリー分析可能)非対応
トレーニングステータス・効果・負荷対応非対応
レース予測・VO2Max対応対応
血中酸素濃度(SpO2)対応対応
スマート通知・音楽保存対応(Spotifyなど)対応(Spotifyなど)
バッテリー(GPSモード)最大28時間約21時間
バッテリー(スマートウォッチモード)約11日間約11日間
重さ約36g約36g

「5」と比較したランナー向け進化ポイント(vívoactive 6)

精度の高いログ取得

  • マルチバンドGNSS搭載で、都市部や山間部でも位置精度が向上
  • 新型心拍センサーにより、安静時・運動時の心拍測定精度がアップ

ランニングフォーム分析対応

  • vívoactive 6では、上下動、ピッチ、接地時間などが取得可能
  • 専用ベルトなしでも一定の分析が可能(一部機能に制限あり)

トレーニング管理機能の充実

  • トレーニングステータス、効果、負荷、HRVステータスに対応
  • VO2Max・リカバリー時間・レース予測などもサポート

操作性の改善

  • タッチ操作に加えて、スタート/ストップやラップのための物理ボタンを搭載
  • ラン中の操作性が大幅向上

価格で「5」と「6」を比較する

vivoactive 5vivoacive 6
¥39,800¥52,800
メーカー希望小売価格

価格差は約¥13,000といったところ。だいぶ値上がりした印象は拭えないですね。さらにAmazonでは5が19%オフ、6が10%オフなのでこの価格差を見ると

  • vivoacive 6|¥52,800 ¥47,555
  • vivoacive 5|¥39,800 ¥32,089 (6より約¥15,000お買い得

という差になります。コスパで選ぶなら「5」、最新モデルにこだわりたいなら「6」でしょうか!

vivoactiveの購入はこちらから

vivoactive6

前作「5」はウェルネス重視のモデルでしたが、「6」に進化してランニングウォッチとしてもかなり”使える”モデルになりました!

vivoactive6
女性ランナーに嬉しいカラーラインナップ
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vivoactive5

「6」にアップデートに伴い、「5」は19%以上の割引でお買い得になっています。あえてこのタイミングでvivoactive5を狙いにいくのもありですね。

vivoactive5の商品画像(ブラック)
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ガーミン「vivoactive 5」ランニングの実力レビュー

前作モデル「5」の詳細記事はこちらからどうぞ

ガーミン「vivoactive 5」ランニングの実力レビュー

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