【意外と盲点?】梅雨の時期こそ「シューズローテーション」がランナーを救う!効果とおすすめの組み合わせ

ランナーのみなさん、こんにちは!runstagramer編集部です。
いよいよ梅雨シーズンに突入しましたね。この時期になると、「せっかく走ろうと思ったのに雨…」「雨の中走ったらシューズがびしょ濡れで乾かない…」「翌日もまだ湿ってて気持ち悪い!」なんて経験、ありませんか?
防水シューズを履けば足が濡れるのは防げますが、実は梅雨のランニングストレスを根本から解消し、シューズの寿命を延ばし、さらには怪我の予防にもつながる、とっておきの方法があるんです。それが、**「シューズローテーション」**です!
この記事では、梅雨の時期にシューズローテーションがなぜこれほど重要なのか、その具体的なメリットを解説。さらに、あなたのランニングスタイルに合わせた**「梅雨時期を快適に乗り切るためのシューズ組み合わせ例」**と、それぞれにおすすめのシューズを徹底的にご紹介します。
さあ、梅雨だからってランニングを諦めるのはもう終わりにしませんか?
🔳 この記事を書いた人 🔳

- runstagramer 編集長 / 三好拓也
- 20年以上ランニングを楽しむ市民ランナー
- 公式Xアカウントでも情報配信中
Contents|目次
梅雨の時期に「シューズローテーション」が不可欠な3つの理由
「何足もシューズを持つなんて…」と思うかもしれませんが、梅雨時期のシューズローテーションには、想像以上に大きなメリットがあります。
1. シューズの「完全乾燥」と「衛生状態」の維持
雨の中を走ったシューズは、アッパーだけでなくミッドソール内部まで水分を吸い込み、完全に乾くまでに意外と時間がかかります。生乾きのシューズを続けて履くと、以下のような問題が発生します。
- 不快感の増大: 湿ったシューズは、足元が冷たく、重く感じられ、ランニング中の不快感が募ります。
- 雑菌・カビの繁殖と悪臭: 湿気は雑菌やカビの温床です。これが繁殖すると、シューズから嫌な臭いが発生したり、足のトラブルの原因になることも。
- 足の皮膚トラブル: 湿った環境は、水虫やマメ、靴擦れなどの皮膚トラブルを引き起こしやすくなります。
複数足のシューズがあれば、雨で濡れた日でも「今日はこのシューズ、明日は別のシューズ」というように日替わりで履き替えることで、各シューズが完全に乾燥する時間を確保できます。これにより、常に快適で衛生的な状態でランニングに臨めるんです。
2. シューズの「寿命」を延ばす
シューズのクッション材は、衝撃を吸収することで少しずつ疲労が蓄積します。特に水分を吸った状態では、この疲労がさらに進行しやすくなります。
- クッション材の劣化促進: 湿った状態で繰り返し衝撃が加わると、ミッドソールのフォームがへたりやすくなり、本来のクッション性や反発性を失うのが早まります。
- アッパー素材の傷み: 濡れたアッパー素材は、乾燥と湿潤を繰り返すことで繊維が傷みやすくなり、破れや型崩れの原因にもなります。
シューズをローテーションさせることで、一足あたりの使用頻度が分散され、十分な休息を与えることができます。これにより、シューズ本来の性能を長く維持し、結果的にシューズ全体の寿命を延ばすことができるんです。
3. 足への「負担軽減」と「怪我の予防」
梅雨の時期は、路面が滑りやすかったり、水たまりがあったりと、足元への負担が増えがちです。
- クッション性・安定性の維持: 完全に乾燥し、クッションが回復したシューズを履くことで、着地時の衝撃吸収性が最大限に発揮され、膝や関節への負担を軽減します。
- フォームの維持: 重く湿ったシューズや、クッションがへたったシューズで走ると、無意識のうちにフォームが崩れてしまい、それが怪我に繋がることもあります。常に最適な状態のシューズを履くことは、安定したフォームを維持し、怪我のリスクを低減するために非常に重要です。
梅雨時期を乗り切る!おすすめシューズローテーションの組み合わせ例
それでは、あなたのランニング頻度や目的別に、梅雨時期を快適に乗り切るためのシューズローテーションの具体的な組み合わせ例をご紹介します。
【基本の2足持ち】「雨の日用」+「晴れの日ジョグ用」
これからシューズローテーションを始めるランナーに最適です。シンプルながらも、梅雨のストレスを大きく軽減できます。
「雨の日用」シューズ
役割: 雨の中を走る日、または雨上がりの濡れた路面を走る日に特化。
選び方: ゴアテックス(GORE-TEX)搭載など防水透湿性に優れ、かつ濡れた路面で高いグリップ力を発揮するアウトソールを備えたモデルを選びましょう。多少重くても、濡れと滑りのストレスから解放されることを優先します。おすすめモデル:
おすすめモデル
ニューバランス Fresh Foam X 880 GTX:

ニューバランスの定番シューズ「880」最新v14モデルにおけるGore-Texバージョンです。デザインセンスも高いので、普段履きの雨の日の通勤・通学シーンでも重宝しそうですね。
- このシューズが雨の日におすすめの理由: ニューバランスの「880」シリーズは、日々のランニングに最適な高いクッション性と安定性、そして快適な履き心地で多くのランナーに愛される定番モデルです。そのGORE-TEX(GTX)版である「Fresh Foam X 880 GTX」は、これらの優れた特性をそのままに、雨の日にも対応する強力な防水性をプラスしています。 ゴアテックスアッパーは、外部からの水の侵入を完全に防ぎつつ、足の蒸れを適切に外に逃がすため、雨の中のランニングでも足元は常にドライで快適。さらに、アウトソールは濡れた路面でも滑りにくいように設計されており、安定した接地感で安心して走り続けられます。普段使いのジョグから、ロングランまで、雨の日でも妥協したくないランナーにとって、非常に頼りになる一足です。
- こんなランナーにおすすめ:
- ニューバランスの安定感とクッション性が好きで、雨の日もその履き心地を維持したいランナー。
- 普段のジョギングや日常使いにも対応できる、汎用性の高い防水シューズを探している方。
- 特定の足の悩みは少ないものの、足への負担を軽減し、快適性を重視したい方。
- 梅雨時期の通勤ランや、天候が変わりやすい環境で走ることが多い方。
アシックス GT-1000 GTX

アシックスのランニングシューズの中でもこの「ゴアテックス(GORE-TEX)」を搭載しているのが定番「GT」シリーズの「GT-1000 G-TX」です。ベースとなる「GT-1000」はフルマラソンから日々のトレーニングなどかなり汎用性に優れたアシックスの定番モデル。また、コストパフォーマンスにも優れ多くのシューズが高騰する中で¥1万強で手に入るのでおすすめ。最新モデルは2024年に発売された「13」です。
このシューズが雨の日におすすめの理由: アシックスのGTシリーズは、その高い安定性で定評がありますが、G-TXモデルはさらに雨天時の安心感を強化しています。ゴアテックスファブリクスが水を寄せ付けないため、アッパーが濡れて重くなる不快感がありません。 特に注目すべきは、雨に濡れた路面でも滑りにくいように設計されたアウトソールです。濡れたマンホールや横断歩道の白線の上でも、粘り強いグリップを発揮してくれるので、安心して一歩一歩を踏み出せます。雨の日だからこそ、この安定感は非常に重要です。
こんなランナーにおすすめ:
- オーバープロネーション気味で、雨の日でも足元の安定性を確保したいランナー。
- 長距離走や普段使いで、高いクッション性とサポート力を求める方。
- 濡れた路面での転倒リスクを減らしたい方。
- アシックスならではの日本人の足に合うフィット感を重視する方。
「晴れの日ジョグ用」シューズ:
役割: 雨が降らない日の普段のジョギングや、長距離ランの練習に。
選び方: クッション性が高く、足に優しい汎用性の高いモデルを選びましょう。通気性の良いアッパー素材で、日差しがある日でも快適です。
おすすめモデル
ホカ ボンダイ 9

HOKA(ホカ)のBondi 9は、ブランド史上最もクッション性の高いモデルとして知られていますね。厚みのあるミッドソールが特徴で、長時間のランニングでも足への負担を軽減します。厚底元祖はNIKEですが、これをレースシーンではなくカジュアルランニングやファッションへと普及させたのは間違いなくHOKA(ホカ)です。そんなHOKAの中でも最高のクッション性とソールの厚みが楽しめるのがBondi(ボンダイ)シリーズです。
まさに「究極の柔らかさと軽さの融合」によるクッション性で「最強」の称号にふさわしい一足です。前作よりもさらに増量されたミッドソールのCMEVAフォームが、着地時の衝撃を驚くほど吸収し、足への負担を極限まで軽減します。まるで雲の上を走るかのようなフワフワ感は、長距離ランニングでの疲労蓄積を大幅に遅らせてくれます。 特に、膝や関節に不安があるランナーにとっては、この包み込むようなクッション性が、日々のランニングを快適に継続するための心強い味方となるでしょう。
- ランニング初心者で、まず「足が痛くならない」快適さを最優先したい方。
- フルマラソンやLSDなど、長距離での疲労軽減を強く求める方。
- 膝や関節への優しさを重視したいランナー。
- 日々のジョギングやウォーキングで、柔らかい履き心地を求めている方。
ニューバランス Fresh Foam X 1080v14

New Balanceの最新モデルであるFresh Foam X 1080v14は、優れたクッション性と反発性のバランスが特徴です。足全体を包み込むようなフィット感と、長距離ランニングでも快適さを維持する設計が評価されています。
ニューバランスのランニングシューズの中でも特に分厚いソールが目を惹きますし、実際履き心地やクッション性も他のモデルよりも圧倒的に高いです。また、ランニングシューズとしての総合力としてかなり評価が高いモデルになっています。
ニューバランス Fresh Foam X 1080v14は、まさに「究極のバランス型クッション」で「最強」と呼ぶにふさわしい一足です。新しく最適化されたFresh Foam Xフォームが、従来の柔らかさに加えて、より高い反発弾性を実現しました。着地時の衝撃を優しく受け止めながらも、沈み込みすぎずにしっかりと足が前に進む感覚は、毎日のランニングを格上げしてくれます。 特に注目すべきは、その汎用性の高さ。日々のジョギングから長距離のLSD、さらには軽いペースアップ走まで、どんなシーンでも足元を快適にサポートします。安定感も非常に高く、クッション性が高いシューズにありがちな足のブレも少ないため、安心して長距離を走り続けられます。
- 日々のランニングからロングランまで、万能に使えるクッションシューズを探している方。
- クッション性と安定性の両方を高いレベルで求めるランナー。
- 幅広い層のランナー(初心者からベテランまで)にフィットする、信頼性の高い一足が欲しい方。
- ニューバランス特有の包み込むようなフィット感を好む方。
シューズローテーションを最大限に活かす!梅雨ランニングのワンポイントアドバイス
せっかくシューズを複数持つなら、その効果を最大限に引き出すためのケアも重要です。
- 徹底したシューズの乾燥: 雨で濡れたシューズは、帰宅後すぐにインソールを外し、中に新聞紙などを詰めて湿気を吸わせましょう。風通しの良い日陰で、完全に乾くまで休ませることが重要です。シューズドライヤーの活用も効果的です。
- 防水シューズでも油断は禁物: ゴアテックス搭載でも、深すぎる水たまりに足首まで浸かると、履き口から浸水する可能性があります。無理に突っ込まず、迂回することも時には大切です。
- シューズ以外の雨対策も抜かりなく: 防水シューズと合わせて、撥水加工のランニングウェア、濡れても重くなりにくい高機能ソックス、雨粒から視界を守るランニングキャップなども活用すると、全身で雨のストレスを軽減できます。
まとめ:梅雨を味方につけ、ランニングを継続しよう!
梅雨の時期は、ランニングのモチベーションを保つのが難しいと感じるかもしれません。しかし、「シューズローテーション」という賢い戦略を取り入れれば、足元の不快感から解放され、シューズの寿命を延ばし、そして何よりも怪我のリスクを減らして、一年中快適にランニングを続けることができます。
今日からあなたもシューズローテーションを始めて、梅雨のランニングをストレスフリーなものに変えてみませんか?雨の日も晴れの日も、あなたのランニングライフがより豊かになることを応援しています!