【初心者ランナー必見】買ってはいけないランニングシューズ5選|失敗しない選び方と落とし穴

ランナーの皆さん、こんにちは!runstagramer編集長の三好です。
「よし、ランニング始めよう!」そう決意して、まず最初に手にするのがランニングシューズですよね。でも、ちょっと待ってください!店頭に並ぶたくさんのシューズの中から、「自分に合わない一足」を選んでしまうと、ランニングが辛くなるだけでなく、怪我の原因になることもあるんです。
実は、僕もランニングを始めたばかりの頃は、見た目だけで選んで失敗したり、周りの情報に流されて後悔したりした経験があります。
この記事では、そんな僕自身の経験と、これまでの多くのランナーとの交流で得た知見を元に、初心者ランナーが「買ってはいけない」ランニングシューズの特徴を5つに絞って解説します。そして、シューズ選びで陥りがちな「落とし穴」を避け、あなたのランニングライフを快適にする「失敗しないシューズ選びのコツ」を徹底的に伝授します。
「せっかく買ったのに、もう走りたくない…」そんな残念なことにならないために、ぜひ最後まで読んで、あなたにとって最高の相棒を見つけてくださいね!
🔳 この記事を書いた人 🔳

- runstagramer 編集長 / 三好拓也
- 20年以上ランニングを楽しむ市民ランナー
- 公式Xアカウントでも情報配信中
Contents|目次
なぜ「買ってはいけない」シューズがあるのか?初心者が陥る罠
「どんなシューズでも、走れればいいんじゃないの?」そう思うかもしれません。しかし、初心者ランナーにとって、シューズ選びは特に重要です。その理由は主に3つあります。
- 足への負担が大きいから: ランニングは、片足に体重の約3倍もの衝撃がかかると言われています。この衝撃を吸収してくれないシューズは、膝や足首、腰などに大きな負担をかけ、痛みや怪我の原因になります。
- モチベーションが続かないから: 足が痛い、疲れる、重い…そんなシューズでは、せっかく始めたランニングも「楽しくない」と感じてしまい、すぐにやめてしまう原因になります。快適に走れるシューズは、ランニングを継続するための重要な要素です。
- 間違ったフォームを助長するから: 合わないシューズは、不自然な体の使い方を促し、本来身につくべき正しいランニングフォームの習得を妨げることがあります。
「初心者だから、とりあえず安いのでいいや」という選び方は、実は最も危険な落とし穴なんです。
【要注意!】初心者ランナーが「買ってはいけない」ランニングシューズ5選
ここからが本題です。具体的に、どのようなランニングシューズを避けるべきなのか、その特徴と理由を解説します。
1. 「極端に硬すぎる」ランニングシューズ
なぜ買ってはいけないのか?
- 衝撃吸収性が低い: 硬すぎるシューズは、着地時の衝撃を十分に吸収してくれません。これにより、膝や足首、アキレス腱などへの負担が直接的にかかり、シンスプリントや膝痛、アキレス腱炎といった怪我のリスクが大幅に高まります。
- 足が疲弊しやすい: 初心者のうちは、まだ足や筋肉がランニングの衝撃に慣れていません。硬いシューズだと、足裏やふくらはぎへの負担が大きく、すぐに疲れてしまい、ランニングが辛く感じてしまいます。
- 本来の目的: 硬いシューズは、主にエリートランナーがレースで最大限の「反発力」を引き出し、スピードを追求するために設計されています。初心者が必要とする「衝撃吸収」や「快適性」とは目的が異なるのです。
見分け方:
- ミッドソール(靴底の中間層)を押してみて、ほとんど沈み込まないもの。
- 「スピードモデル」「レース用」といった表記があるもの(ただし、カーボンプレート搭載モデルでもクッション性があるものもあるので一概には言えません)。
2. 「見た目重視の普段使いスニーカー」
なぜ買ってはいけないのか?
- ランニングに必要な機能がない: ファッション目的のスニーカーは、ランニング特有の衝撃吸収性、安定性、通気性、耐久性を考慮して作られていません。例えば、横方向の動きには対応できても、ランニングのような縦方向の衝撃には全く対応できないことが多いです。
- 怪我のリスクが非常に高い: クッションが不足していたり、アッパーがサポート性を欠いていたりするため、ランニング中の足のブレや着地衝撃を吸収できず、上記同様に怪我のリスクを大幅に高めます。
- 素材や設計が不適切: ランニングシューズのような通気性や吸湿速乾性がないため、足が蒸れて不快になったり、マメができやすくなったりします。
見分け方:
- 「ランニングシューズ」として専門店やメーカーの公式サイトで販売されていないもの。
- アッパー素材が厚手のキャンバス地やレザーなど、通気性が悪そうなもの。
- 靴底のパターンがランニングシューズのように複雑なグリップ構造になっていないもの。
3. 「サイズが合っていない(特に大きすぎる)」ランニングシューズ
なぜ買ってはいけないのか?
- 足がブレて不安定: シューズの中で足が動いてしまうと、着地時に足がブレて安定性を損ない、無駄なエネルギーを使うだけでなく、捻挫やマメの原因になります。
- シューズの機能が活かせない: クッション性や安定性など、シューズ本来の機能が、足とシューズが一体になっていないために十分に発揮されません。
- 爪のトラブル: 特に大きすぎると、ランニング中に足が前後に動き、爪がシューズの先端にぶつかって、爪が黒くなる「黒爪」や剥がれるなどのトラブルに繋がります。
見分け方:
- 試着時の確認が必須: 試し履きをせずに購入しないこと。
- つま先に1cm程度の余裕: 走ると足が前に滑るため、つま先に親指の幅くらいの余裕があるのが適切ですが、それ以上余裕がありすぎるものはNG。
- かかとが浮く: 履いた時に、かかとがパカパカと浮いてしまうもの。
4. 「極端に薄すぎる(ミニマリスト系)ランニングシューズ」
なぜ買ってはいけないのか?
- 初心者には高度なテクニックが必要: 薄底シューズは、足本来の機能を引き出し、より地面からの反発をダイレクトに感じるためのものです。初心者にはまだ備わっていない足裏の筋力や、クッションに頼らない着地フォームが求められます。
- 衝撃吸収性が低い: ミッドソールが薄いため、衝撃吸収性がほとんどありません。足や関節への衝撃がダイレクトに伝わり、怪我のリスクが非常に高くなります。
- 慣れないと痛める可能性: 特に初心者の方がいきなり薄底を履くと、膝やアキレス腱などを痛めやすく、ランニングが嫌いになってしまう原因になります。
見分け方:
- ミッドソールの厚さが全体的に非常に薄いもの(指で押してもほとんど沈まない)。
- 「ミニマリスト」「ベアフット」といったコンセプトが前面に出ているもの。
- 「レース用」「スピード重視」の中でも特に記録を狙う超上級者向けとされるモデル。
5. 「履き心地が悪い、不快感のある」ランニングシューズ
なぜ買ってはいけないのか?
- モチベーションの低下: どこかが当たって痛い、蒸れる、足が締め付けられる…どんなに機能が良くても、履いていて不快なシューズでは、走り続けることが苦痛になります。
- 集中力の低下とフォームへの悪影響: 不快感があると、ランニング中に痛みや違和感に意識が集中してしまい、正しいフォームを意識したり、走ることを楽しんだりできなくなります。
- 小さな不快感が大きな怪我に: 些細な違和感でも、何百回、何千回と着地を繰り返すランニングにおいては、特定の部位に負担が集中し、炎症や怪我に発展する可能性があります。
見分け方:
- 最重要!必ず試し履きをする: これが一番重要です。
- 足を入れた時に、どこか一点でも違和感や圧迫感があるもの。
- 少し歩いてみて、不自然な重心移動を感じるもの。
- アッパー素材が硬すぎたり、縫い目が当たったりするもの。
失敗しないランニングシューズ選びのコツ【初心者向け】
では、「買ってはいけない」シューズを避けて、自分にぴったりの一足を見つけるためにはどうすれば良いのでしょうか?初心者ランナーが失敗しないための3つのコツをお伝えします。
1. 「クッション性」と「安定性」を最優先する
- クッション性: ランニングの衝撃から足を守る最も重要な要素です。初心者の方は、**「柔らかく、着地衝撃をしっかり吸収してくれる」**シューズを選びましょう。
- 安定性: クッション性が高いだけでは、足がブレてかえって不安定になることがあります。特に足のブレが気になる方(オーバープロネーション気味の方など)は、**「柔らかさの中にしっかりとした安定感がある」**モデルを選びましょう。アシックスのGTシリーズやGEL-KAYANOシリーズ、ブルックスのグリセリンなどは、クッション性と安定性のバランスが良く、初心者におすすめです。
2. 必ず「試し履き」をして「走ってみる」
- 店舗での試し履きは絶対: 通販で購入するにしても、まずはスポーツ用品店やランニング専門店で、実際にいくつかのシューズを履いてみましょう。
- 複数サイズを試す: 同じサイズ表記でも、メーカーやモデルによってフィット感は異なります。ハーフサイズ上下を履き比べてみましょう。
- 「走ってみる」が重要: 店内を少し歩くだけでなく、可能であればランニングマシンや店内試走スペースで数歩でも良いので走ってみることをおすすめします。足がどう動くか、どこか当たる部分はないかなどを確認できます。
- ランニングソックス着用で試着: 普段ランニングで履くソックスを着用して試着すると、より正確なフィット感がわかります。
3. 信頼できる「専門家」に相談する
- スポーツ用品店の店員さん: ランニングシューズに詳しい店員さんに、自分のランニング経験、走る頻度、足の形(幅広・甲高など)、気になる部位などを具体的に伝えましょう。足のサイズ計測や、簡単な足型診断、プロネーションチェックなどをしてくれる店舗もあります。
- ランニングクラブのコーチや経験者: 周りにランニング経験者がいれば、意見を聞いてみるのも良いでしょう。ただし、あくまで「参考」にとどめ、最終的には自分の足で試して決めることが大切です。
まとめ:最高のパートナーと、快適なランニングライフをスタートしよう!
初心者ランナーにとって、ランニングシューズ選びは、その後のランニングライフを左右する重要なターニングポイントです。
今回ご紹介した「買ってはいけない」シューズの特徴を頭に入れ、しっかりとクッション性と安定性を重視し、何よりも「自分の足で試す」ことを忘れなければ、きっと最高のパートナーが見つかるはずです。
快適なシューズがあれば、ランニングはもっと楽しく、もっと長く続けられるスポーツになります。 さあ、あなたにとっての「運命の一足」を見つけて、充実したランニングライフをスタートさせましょう!