もうすぐ2025年も終わり──1年お世話になったランニングシューズ&ギアのお手入れ完全ガイド

年末が近づくと、ランナーがやるべき「もう1つの大事な儀式」があります。
それが 1年間お世話になったランニングギアの総点検&お手入れ。
ランニングシューズ、ウェア、時計、キャップ、バックパック…
普段つい後回しになりがちなメンテナンスを年末にまとめて行うことで、ギアの寿命は驚くほど伸び、来年のランニングも快適にスタートできます。
この記事では、【ランニングシューズ/ウェア/ランニングウォッチ/冬小物】を中心に、プロの視点で“傷めない正しい手入れ方法”をまとめました。
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- runstagramer 編集長 / 三好拓也
- 20年以上ランニングを楽しむ市民ランナー
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Contents|目次
1. ランニングシューズのお手入れ|寿命が1.5倍変わる
① 洗う前に「中敷き」と「紐」を必ず外す
この2つを外さずに洗うと、汗や皮脂が残りやすく、乾きも悪くなります。
② 基本は“手洗い”一択
洗濯機はダメージが大きく、ミッドソールの劣化を早めます。
手洗い手順(正しい順番)
- 泥汚れを乾かしてからブラシで落とす
- ぬるま湯+中性洗剤で軽くこする
- すすぎすぎなくらい丁寧に流す
- 新聞紙を丸めて中に詰めて、水分を吸わせる
- 直射日光NG → 風通しの良い日陰で自然乾燥
③ インソールは別洗い
泡立てて軽く揉み洗い → タオルで水気をとって自然乾燥。
消臭スプレーは乾いてから使うと効果が長持ちします。
④ 年末は“履き替えサイン”のチェックも
✔ ソールの溝が消えてきた
✔ かかとが斜めに潰れている
✔ 走っていて疲れやすくなった
一般に 寿命は600〜800km が目安。
年末にランニングログを振り返って、買い替えタイミングを確認しておくと◎。
2. ウェアのメンテナンス|機能性素材は“洗い方”が命
① 洗濯機でOKだけど、必ず「ネット」に入れる
摩擦で機能性が低下するので要注意。
② 柔軟剤はNG
吸汗速乾の繊維をコーティングしてしまい、
汗を吸わなくなる → 匂いやすくなる という最悪の流れに。
③ 防寒ウェアはシーズン前に“撥水復活”
・ボトムス(ウィンドパンツ)
・アウター(ウィンドシェル)
これらは 撥水スプレーを使うと生地がよみがえります。
3. ランニングウォッチ(Garmin / COROS など)のメンテ
① 裏面の光学式センサーは“皮脂が最大の敵”
ウェットティッシュ or 中性洗剤の薄め液で優しく拭き取り。
乾いた汗が積もると心拍精度が落ちます。
② バンドは外して洗う
シリコンバンドは皮脂が溜まりやすいので
ぬるま湯+中性洗剤で軽く洗うと清潔に。
③ 年末は「データ整理」もセットで
・大会の記録整理
・ルートデータの消去
・機種変更に備えてバックアップ
特にGarminは一度整理すると翌年の同期がスムーズに◎。
4. 冬小物(キャップ・手袋・ネックウォーマー)
① ニット帽・手袋は意外と“塩吹き”している
汗の塩分が白く浮いてきていたら、
ぬるま湯→押し洗い→タオルドライ→陰干しでOK。
② ネックウォーマーは衛生的に要チェック
肌に触れる部分なので、複数枚をローテーションするのが理想。
③ 防風素材は乾燥機NG
生地の膜が死んでしまうため自然乾燥のみ。
5. 2026年に向けて“ギア棚卸しチェックリスト”
【ランニングシューズ】
□ 距離のログは?(600–800km超えてない?)
□ ソールの減りは?
□ レース用・ジョグ用の区別は継続できている?
【ウェア】
□ 撥水は弱っていない?
□ 破れ・ほつれはない?
□ 1軍と2軍の入れ替えは?
【ウォッチ】
□ センサーは清潔?
□ ストラップは匂ってない?
□ フィルムは貼り替えた?
【冬小物】
□ 手袋は冷え対策として十分?
□ 耳当て/ネックウォーマーは衛生的?
□ 劣化や臭いはない?
“棚卸し”までやると、1年間のランニングライフが鮮明に見えてきます。
6. まとめ|年末の手入れが“来年の走り”を変える
ランニングギアは走行距離に比例して疲労していきます。
年末にまとめてケアしてあげることで、
・ギア寿命が延びる
・翌年の走りが快適
・1年間のランニングの振り返りになる
というメリットしかありません。
“走り納め”の前に、ぜひ1年分の感謝を込めてギアを整えてみてください。
きっと2026年のランニングがもっと楽しみになるはずです。











