スマホ無しで音楽再生！「ガーミン645 Music」の完全レビュー｜オススメのランニングウォッチ
2018年10月に発売されたGarminのランナー向けシリーズ「ForeAthlete（フォアアスリート）」の音楽も聴けて普段使いも十分なオシャレデザインの『ForeAthlete 645 Music』の使用感を完全レビューします。スマートフォンを持たなくても音楽を聴きながら走れる！さらにとにかくオシャレでかっこいいでデザインが特徴の本モデルの『ForeAthlete 645 Music』の魅力が伝わるよう、なるべく多くの写真でレビューしますので最後までどうぞお付き合いくださいね！
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「ForeAthlete（フォアアスリート）」とはどんなモデル？
ランナーや様々なアスリートに人気のGarmin（ガーミン）ウォッチ。高いGPSの精度と高機能が人気の秘訣のGarmin（ガーミン）ですが、そんなガーミン社によるGPSウォッチ、スマートウォッチの中でも、ワークアウトから本格的なアスリートにまで対応する、ガーミンを代表するGPSランニングウォッチシリーズです。
エリートランナーまでフルサポートできるハイエンドなモデルから、ランニング初心者までカバーする豊富なラインナップが嬉しい大人気、GPSランニングウォッチにおいて定番中の定番シリーズです。名前の通り、日常使いよりもアスリート（シーン）向けということですね。
「ForeAthlete」シリーズで「645」はどんな位置付けのウォッチ？
そもそも「ForeAthlete（フォアアスリート）」にはピンからキリまで本当にたくさんのモデルがリリースされています。最新全モデル名をすべて列挙してみます（価格は税抜き価格です）。
- ForeAthlete 45｜¥24,800
- ForeAthlete 45S｜¥24,800
- ForeAthlete 230J｜¥22,800
- ForeAthlete 235J｜¥29,800
- ForeAthlete 245｜¥34,800
- ForeAthlete 245 music｜¥38,280
- ForeAthlete 645｜¥43,780
- ForeAthlete 645 music｜¥49,280
- ForeAthlete 935｜¥54,780
- ForeAthlete 945｜¥63,580
- ForeAthlete 945+ランニングダイナミクスポッドセット｜¥76,780
- ForeAthlete 945 RDP付｜¥82,280
こうやってみると「ForeAthlete 645 Music」は大体中間のモデルということですね。松竹梅でいう「竹」といった感じでしょうか。もう少し、詳細を見ていきましょう。
「ForeAthlete 645 Music」の紹介動画
まず、ざっくりの見た目の質感や主要な機能を大づかみするには、このGarmin Japan公式の50秒程度の紹介動画動画を観てみることをオススメします。短い動画ですのでまずぜひご覧くださいね。
それでは、実際の使用感を中心とした具体的な「ForeAthlete 645シリーズ」の特徴を紹介していきますね。
「ForeAthlete」の中でも中間的なモデル
基本的なGPSによるランニング中の記録はもちろん、ランニングダイナミクスによるフォーム解析、さらに「Music」モデルの特徴はスマホを持たずに音楽をウォッチの中に保存してウォッチ経由で聴けること。そんな「645 Music」の基本的な機能はこちらになっています。
- GPS機能を利用したランニングのペースや距離などの記録
- 光学心拍計による手首からの心拍数の計測
- フィットネスレベルを測る指標であるVO2Maxも計測
- Garmin Coachアプリを利用したパーソナルランニングコーチ機能
- 最大500曲の音楽データを簡単に転送可能、スマホを持たずにBluetoothで音楽を楽しめる
- 上下動や上下動比、地面に接地した時間やバランス、ストライドなどランニング中のフォーム解析を行う事が可能なランニングダイナミクス機能を搭載
となっています。機能それぞれのより詳しい説明はガーミン公式サイトの商品ページをご覧ください。
音楽再生機能を持つ「245 Music」と「645 Music」との違いは？
ランナー向けのレビュー記事ですので、「ランニング機能」について特化すると「ForeAthlete 245 Music」と「ForeAthlete 645 Music」」の違いはほぼ無いと言って良いでしょう。むしろ違いがあるのは他のアクティビティ・スポーツへの機能対応で、スキー・スノーボードなどのアウトドアスポーツは「ForeAthlete 645」のみが対応しています。以下、もう少し詳細を見てみましょう。
価格の違い
価格面では「245 Music」の定価(税別)34800円と「645 Music」の定価(税別)44800円で1万円ほどの開きがあります。
バッテリー稼働時間の違い
バッテリー稼働時間はGPSと工学心拍計使用時で「22時間」と「14時間」の「645」よりも長いです。
デザインの違い
最後に大きな違いがあるとしたら「デザイン」。外観の好みは人それぞれですが、245はミニマムでシンプル。645の方が縁のアルミニウムの光沢が高級感を持たせてくれます。普段使いで、より高級感も求めるなら645の方が良いと思います。逆にミニマムなデザインとコスパで選ぶなら、245ということになります。どちらも「音楽再生機能」のあり/なしがありますので、こちらを使うか使わないかで選びましょう。
開封｜「ForeAthlete 645 Music」実機レビュー
まずシンプルなパッケージにミニマムな同梱物です。バッテリーケーブルに最低限の説明書が入っています。
実際セットアップは専用アプリの「Garmin Connect」のガイダンスですぐに終わります。流れは以下にレビューしますね。
初期設定とスマートフォンアプリとのペアリング｜ForeAthlete 645
初期設定は簡単です。
言語を設定したらあとはスマートフォンアプリとのペアリングモードに入ります。
（写真はForeAthlete 45で説明しますね）
ガーミンウォッチの魅力はスマートフォン専用アプリ「Garmin Connect」の充実した機能にもあります。事前にダウンロードし、デバイスにスマートフォンを近づけるとペアリングが開始されます。とっても簡単ですね。
専用アプリ「Garmin Connect」の使い方はこちらで詳細をレビューしています。このアプリを使いたいからガーミンすべき！といっても過言ではないですね。
Garmin Connect（ガーミンコネクト）アプリの使い方徹底ガイド｜ランニングアプリレビュー
ペアリングと初期設定は、アプリの画面に従ってぽちぽちやるだけです。
プライバシーの設定等、あとでもアプリから変更できますので、ガシガシ進めて設定終了。この間2〜3分ですね
装着インプレッション｜ForeAthlete 645 Music
まず装着感をひとこと。フィット感が抜群です。特にベルトの質感のおかげですが、他のウォッチよりも腕に馴染み、ランニング中のストレスが最小限になる印象がありますね。
「ForeAthlete 45」（シリーズ中一番安く、ミニマムなモデル）と比較すると、やはり高級感がありますね。
光学式心拍計を備えていますので、後ろはこのように緑の光が照射しています。これだけでなんだかテンションが上がりますね。
ランニング開始、GPSの補足精度とスピード｜ForeAthlete 645 Music
ガーミンウォッチでとにかく目をみはるのがそのGPS補足精度とスピード。スピードはボタンを一度押してから早ければ5秒で補足するスピード感です。
いざ走ろう！となってGPS補足待ちでイライラすることは皆無、これがガーミンの魅力ですね。
実際センサーのスペックです。
- GLONASS（ロシアの位置確認用衛星システム）
- みちびき（日本の位置確認用衛星システム）
- Galileo（EUの位置確認用衛星システム）
なんともすごそうですよね（笑）
いざ実走！ランニングインプレッション｜ForeAthlete 645 Music
いよいよ実際にランニングでGPS計測してみます。
まず大切なのが「計測中画面」ですね。
- ①距離
- ②タイム
- ③ペース(/km)
が一目でわかりやすく表示されます。これが本当に見やすくで便利です。
こちらは心拍の数値画面。「イージー」や「ハード」など今の心拍数が自分にとってどの領域か、レンジと色で教えてくれるのでランニング中も一目で本当にわかりやすいですね。
また、走行中のラップ（１キロごと）も音と表示でこんな感じでお知らせしてくれます。便利！
他にもボタン一つで今の時刻の表示など、細かい点にストレスがない設計になっています。
さて、ランニング終了！
手元にスマートフォンがあれば一瞬で転送されます。転送された結果はこのようにアクティビティログとしてアプリで見やすく記録されます。
ペースや心拍数の推移も、すぐにスマホでわかりやすく振り返ることができますよ。便利ですね。
もちろん、スマートフォンがなくても手元のウォッチで結果を振り返ることができます。
充電とバッテリー｜ForeAthlete 645
洗濯バサミ式でカプッとコネクターをはめて充電します。
ウォッチ稼働時間に関して
- GPSモード：14時間
- スマートウォッチモード：約7日間
こちらも十分なスペックですね。GPS計測で14時間ももつので、フルマラソンなどでもバッテリー切れの心配なしです。歩数などライフログ機能も便利ですので、通常のウォッチモードで7日間もつのも良いですね。
完全防水仕様でガシガシ洗える｜ForeAthlete 645 Music
どんなに汗をかいても水の中に飛び込んでも大丈夫です。スイミングでも使える、完全防水仕様。
そのままシャワーを浴びてもOKですし、汗をかいたらまず時計を外して、そのままザーッと水を流すのがオススメです。
ウォッチフェイスの着せ替え｜ForeAthlete 645 Music
Garminのウォッチ、スマートウォッチの魅力は、ウォッチのフェイス（デザイン）を着せ替えることができることです。
つまり、同じひとつのウォッチなに、フェイスを着せ替えるだけで真新しい時計をゲットしたような感覚になることですですね。
このようなアナログフェイスで普段使い、スーツにも合う仕様にできたり
航空機の計器のようなメカメカしいフェイスまで。とにかく豊富に揃っているので着せ替えが楽しくなりますね。
音楽再生機能に関して｜ForeAthlete 645 Music
まず音楽ファイルのウォッチへの転送方法はこちらのガーミン社公式の動画を見ながらやるとわかりやすいのでオススメ。
注意点ですが、転送にはパソコンが必要なのと、専用アプリ（Garmin Express）が必要になります。
パソコン経由で取り込んだ音楽を、あとはBluetoothのワイヤレスイヤホンに接続すれば、ランニング中いつでもどこまでスマートフォン無しで音楽を走りながら楽しめます。スマートフォンを持たない派のランナーも多いと思いますので、でも音楽を聴きながら走りたい！そういった人たちにとっては本当に便利です。
ガーミン公式による充実の動画サポート
ランニング初心者はもちろん、そもそもメカが苦手！という方も少なくないと思います。例えばBluetoothのペアリングがいくら簡単だと言っても…と不安な方も多いと思います。そんな時は動画での解説が一番わかりやすいです。Garmin Japanによる日本語での操作方法のチュートリアル動画も公開されていますので、それらを参照したり、何より人気モデルなので他のランナーもYoutubeに同様の動画がたくさんアップロードされています。
人気、定番モデルはこういったサポートコンテンツが多いのも、購入をお勧めしたい実は重要なポイントです！
最後に｜買うならネット経由がオススメ
Garminの正規品はAmazonでもRakutenでも手軽に購入できます。ランニングは長く継続するもの。最初に本当に必要な物にしっかり投資して、怪我なく楽しくランニングを継続してくださいね！
ForeAthlete 645 Music｜スマホ無しで音楽と走れる高級感溢れるモデル
出展：httpss://www.amazon.co.jp/
ForeAthlete 245 Music｜ミニマルデザインがカッコいいコスパ最良モデル
2019年5月発売の最新モデル「245」の最大のウリはなんと言っても普段使いできるデザイン性。やや小ぶりな直径30.4mmのフェイスは男女問わず日常で使えるフィット感が抜群。また、価格面で定価(税別)34800円と「645（44800円）」よりも割安ながらバッテリー稼働時間はGPSと工学心拍計使用時で「22時間」と「14時間」の「645」よりも長いです。前述しましたが、それ以外のランニングに関する基本機能はほぼ同等なので、後は見た目、デザイン性の好みで選ぶべきではないかと思います。
「ForeAthlete 245 Music」の質感や機能のざっくり概要はこちらのGarmin Japan公式の60秒程度の紹介動画をぜひご覧ください。
出展：httpss://www.amazon.co.jp/
【最新情報】2020年7月に発生したデータ記録/同期の不具合に関して
2020年7月後半にガーミンの記録が同期できない、過去のデータが参照できない、といった大規模な不具合が発生しました。
ガーミンは安心で安全？大丈夫？
こちら、原因はガーミン社自体の過失ではなく、外部からのサイバー攻撃による不具合でした。その後の対応により、各種データは完全復旧もしくは復旧に向けて準備が進められています。全てのユーザーのデータを完全復旧させるにはまだ時間がかかりそうです。このような攻撃を受けるのも、ある種圧倒的トップランナーの証といえば良く言い過ぎでしょうか。こちらの詳細はガーミン社のホームページをご覧ください。
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