【2024】ランニングウォッチ「Amazfit GTS 4 Mini」レビュー
ランニング業界、ランナー界隈で最近メキメキと存在感を増しているあらたなランニング・スマートウォッチブランドの「Amazfit(アマズフィット)」の最新モデルである「Amazfit GTS 4 Mini」を徹底レビューします。
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Amazfit(アマズフィット)は国内3位の新興ブランド
Amazfitを提供するのはZepp Health Corporation(ゼップヘルスコーポレーション)社です。彼らは直近でも最も成長角度と勢いがある新興のスマートウォッチメーカーとなります。特に国内市場においては2022年AppleとGarminに次いで出荷台数は3位というポジションに位置しています。特に昨年発売された独自ブランドの「Amazfit(アマズフィット)」シリーズの最新作「GTR4」並びに「GTS4」の販売実績と評価が高く、ランナーにとっても今最も注目の高いブランドのひとつと言えるでしょう。
家電批評ベストバイオブザイヤー2022受賞
そんな躍進の2022年、さらに特筆すべきは「家電批評ベストバイ・オブ・ザ・イヤー」を「GTR 4」が受賞したこと。この賞は、プロが本音でテストする家電情報誌「家電批評」が、年間を通して一番「買うべき」商品を、各部門で選出するアワードなのです。そのスマートウォッチ部門では「Apple Watch Ultra」に並び「Amazfit GTR 4」がダブル受賞という結果となりました。「Amazfit GTR 4」が受賞した理由として、3万円台という低価格帯にもかかわらず、ログの精度や通話対応、長持ちするバッテリーなど、機能が非常に充実しており、コストパフォーマンスが高いという事が挙げられています。
参照|Amazfitの最新スマートウォッチ「Amazfit GTR 4」が「家電批評ベストバイオブ・ザ・イヤー2022」を受賞!
Amazfit GTRとGTSの違い|アマズフィット
そして「GTS 4」簡単に言うとこの「GTR 4」の四角いバージョンという形になります。
「GTR 4」のレビュー記事はこちらをご参照ください。
【2023最新】ランニングウォッチ「Amazfit GTR 4」レビュー(アマズフィット)
Amazfit GTS 4 Miniはこんなスマートウォッチ
これだけ詰まって¥16,800というのがとにかく驚きのランニング・スマートウォッチです。
- 1.65インチHD AMOLEDディスプレイ
- 最大15日間の長時間バッテリー
- 5ATMの防水昨日
- 120以上のスポーツ計測
- 心拍数や血中酸素、ストレスレベルチェック
特にランニングウォッチとして必須の「心拍計測」機能がこの価格で搭載されているのは素晴らしいの一言ですね。それでは、そんなGTS 4 Miniをレビューしていきます。
Amazfit GTS 4 Miniの開封から初期設定まで
早速開封していきましょう。高級感溢れるパッケージに開ける前からワクワクが止まりません。
そして蓋を開けると「UP YOUR GAME」の文字と共に本体が登場しました。とても高級感が溢れるパッケージングに感動しますね。
こちらが同梱物一覧です。本体以外には「専用充電ケーブル」と「説明書」というとてもシンプル。後ほど説明しますが、説明書は不要なほど初期設定はシンプルです。
専用アプリ「Zepp」をダウンロード
初期設定を進めるには専用アプリの「Zepp」をインストールしておきましょう。走った後の記録のチェックはもはや専用スマートフォンアプリが必須ですね。初期設定として、こちらのアプリに本体(GTS 4 Mini)を同期させるのが次のステップです。
本体のボタンもシンプルにひとつしかありません。とにかくシンプル。充電ケーブルで充電したりすると初期設定が始まります。
このように、Zeppアプリで読み込ませるためのQRコードが表示されます。こちらを先程のZeppアプリから読み込みましょう。
あとはペアリング(本体とアプリの同期)が終わるのを待つだけ。
少し待つと(1分もかかりません
待ってました!ようこそと本体の名前がでれば完了です。簡単ですね。
無事、Zeppアプリに本体が同期しました。実際に腕に装着してみます。
まず最初の印象は
- 画面が鮮明(ディスプレイが綺麗)
- ディスプレイサイズが大きすぎず小さすぎずちょうど良い
- ウォッチフェイス次第でビジネスシーンでも使えそう
- 良い意味でApple Watchライク(なのに¥16,800というコスパ!)
- 軽い、とにかく軽い(19g)
という印象です。この辺りは実際にランニングでも使ってみて後ほど総合的に評価してみたいと思います。
Amazfit「GTS4」と「GTS 4 Mini」の比較(アマズフィット)
そして気になる「GTS4」と「GTS 4 Mini」の違いです。
GTS4 Mini | GTS4 | |
サイズ | 41.8×36.6×9.1mm | 42.7×36.5×9.9mm |
重量 | 19g | 27g |
素材 | アルミニウム合金+プラスチック | アルミ合金製ミドルフレーム+高光沢塗装PCボトムシェル |
防水 | 5ATM | 5ATM |
ディスプレイ | 1.65インチ | 1.75インチ |
解像度 | 336×384 | 390×450 |
PPI | 309 | 341 |
バッテリー容量 | 270mAh | 300mAh |
センサー | BioTracker3.0,加速度,地磁気,環境光 | BioTracker4.0,加速度,ジャイロ,地磁気,気圧,環境光 |
測位システム | 5 | 6 |
音楽 | 保存不可 | 保存も可能 |
電話 | × | ○ |
ワークアウト | 120 | 150 |
自動認識 | 7 | 8 |
LINE返信 | × | ○ |
値段 | ¥16,800 | ¥31,900 |
Miniとそうでないもの。結局何が違うのかというとこの上の表のような比較になります。性能面では当然Miniは劣るものの、大きく劣る感じでもないのが印象ですね。あとは本体の材質が異なるので、質感はMiniの方が若干劣るかもしれませんが、私が見る限り十分なクオリティだと思います。
見てくださいこの光沢と高級感。これで¥16,800は素晴らしいコストパフォーマンスですね。
GTS4 MiniはApple Watchの対抗馬か
見た目は良い意味で、ほぼApple Watchといえるでしょう。クオリティは決して劣らないので、コスパ的に最強のウォッチだともいえますね。
では、次にいよいよ「ランニング計測」を行なっていきたいと思います。
ランニングでGTS 4 Miniを使ってみる
ランニングを始めるときはまず側面のボタンを1回押して「運動」選びます。あはランニング中の操作や終了まで基本的にタッチディスプレイで行います。このあたりはApple Watchと同じ感覚で、逆にGarmin系のランニング系ウォッチとは思想が異なる部分ですね。好き嫌いが分かれるところで、今までGarmin系の「物理ボタン重視」が好みでしたが、今回のAmazfitのGTS 4 MiniやGTR 4使ってみてその志向性が変わりそうです。良い意味で、GTS4 Miniはランニングシーンにおけるタッチディスプレイの使い勝手が抜群に優れているなと感じました。
「ランニング(屋外)」を選択した直後の画面。GPSが補足されると赤い部分が「緑」になりレディーGOです!
走行中のディスプレイ表示
こちらがランニング中の表示です。GTS4 Miniの特徴はディスプレイを「上下」「左右」と切り替えることができる点です。走行中は基本的に「上下」のスワイプで見たい表示を切り替えていきます。
以下、上下でスワイプした時に確認できる画面(情報)を見ていきましょう。
先程の画面と比較して、こちらの画面では
- 平均ページ
- ケイデンス
- 平均ケイデンス
- カロリー消費
をチェックすることができます。
こちらの画面は心拍数に特化した画面ですね。Garmin等では「ゾーン分け」表示よって、強度の高低が視覚的にわかるようになっていますが、GTS 4 Miniではグラフで推移をみることができます。これは良いですね。
以上がランニング中における「上下」のディスプレイ表示切り替えの紹介でした。そして、この画面表示がとても個人的に気に入りました。AppleWatchに比べでも遜色ない使い勝手だと思います。また、タッチパネルの反応(感度)がとても良いです。季節柄タッチパネル反応式の手袋を着用しながら使ってみたのですが、手袋を使用しながらでも反応感度も高く、操作もしやすかったです。
次に「左右」のスワイプによる画面切り替えです。まず左にいくと
走って終了する時も横にスワイプしてランニング終了。こちらの使い勝手も大変よかったです。さて、ランニングが終了しました。
ランニング中の総合的なインプレッション「軽い!」
とにかく軽いです。何せ「19g」しかないのですから。これがGTS 4 Miniの圧倒的強みですね。腕振りでも全然邪魔になりませんし付けていることすら忘れてしまいそうでした。
しかも薄型なので長袖の着脱やランニング時も邪魔になったり引っかかったりする感じもありませんでした。
ランニング終了後の記録・データをチェックする
さて、それではまずウォッチ本体で記録をチェックします。
VO2Maxやトレーニング負荷・強度の可視化、リカバリーなどの提案があります。これは「PeakBeats™」と呼ばれAmazfitの特徴的な機能。ワークアウトが完了すると、PeakBeats™ワークアウトステータスアルゴリズムが最大酸素摂取量(VO2Max)、完全な回復時間、トレーニングの負荷・効果などのデータを表示してくれます。このサマリが、回復、進捗、運動能力に影響を与えるパフォーマンス面の把握に役立つというわけですね。なるほど。未来を感じます。
次にアクティビティの詳細画面です。
こちらも走行中のスワイプと同様に上下にスワイプすることで走った記録の詳細なデータをすぐにその場で確認することができます。他のウォッチだとここの使い勝手が悪いので、大体まずはアプリに同期させてからスマートフォンのアプリ側でチェックすることが多いのですが、GTS 4 Miniはそのままウォッチで十分に確認できてしまいますね。スマートフォンを携帯したくないランナーにとっては最高だと思います。
では、次にスマートフォンアプリで記録を見てみましょう。
ファーストビューは走行軌跡が全面にプッシュされてます。走行時も軌跡を確認できましたが、GTS 4 Mini(Amazfit)はこちらに重点を置いているようですね。さらに下にスワイプしてみます。
さらに下にスワイプしていきます。
このように、画面を下にスクロールすることであらゆる情報を一覧的にチェックすることができます。1kmごとのペース表示から心拍記録までばっちりです。こちらもGarminに比べると不要なタップ・遷移数が少なく、アプリ側の使い勝手も大変よかったです。普段はGarminやAppleWatchをランニングで使うことが多いですが、総合的な使い勝手という点でもGTR4/Amazfitはかなり優秀でした。
STRAVAやadidas runningへ走った記録を連携できる
Zeppアプリの「アカウント追加」より他のランニング系アプリと連携が可能です。主要なところだとStravaにadidas Runningですね。iPhoneユーザーであれば「ヘルスケア」との連携も可能です。
GTS 4 Miniの主要スペックをおさらい
さて、ランニングでの実体験を踏まえた上で、あらためて本商品の主要な仕様(スペック)を振り返ります。
日本国内 発売日 | 2022年10月13日(木) |
販売価格 | 16,800円(税込み) |
GPS | 5つの衛星計測システム |
ディスプレイ | 1.65インチ HD AMOLEDディスプレイ |
バッテリー | 大容量の270mAhバッテリーを搭載 最大15日間、ビジネスとワークアウトの目標 |
防水性能 | 5ATM |
音楽再生機能 | なし |
ウォッチフェイス変更 | 「Zepp」アプリから変更可能 |
常時ディスプレイ | 非対応 |
素材 | アルミニウム合金+プラスチック |
十分なのバッテリー性能
標準的な使用ならば15日間は使える長いバッテリー性能が何よりも特徴的ですね。いざ走りたいと思った時に「バッテリーが足りない!」ということが限りなく少なくなりそうです。
さらにGPS計測モードでも21時間というは十分に長い安心のバッテリー性能です。
バッテリーのケーブルも装着がマグネットのサポートもあり楽ちん。
ウォッチフェイス変更でいつでも気分をチェンジ
ビジネスシーンでも大活躍できる高級感をアナログ仕様で醸し出してくれます。
一方でスタイリッシュでスポーティーなデザインもバッチリ。こんなウォッチフェイスが豊富に揃っています。
ウォッチフェイスの変更は「Zepp」アプリから簡単に行えます。
とにかくかっこいい文字盤が豊富に揃っています。これだけで飽きないですね。
Apple Watch SEとGRS 4 Miniの比較
見た目も良い意味でそっくりなApple WatchとGTS 4 Mini。コスパに優れたApple Watch SEと見た目もスペックも比較してみます。
ぱっと見はもうほぼ同じですね(笑)質感も大きくAppleWatchに劣ることはないと思います。これで¥16,800は本当にすごいです。
GTS 4 Mini | Apple Watch SE (44mmモデル) | |
サイズ | 縦:41.8mm 横:36.6mm 厚さ:9.1mm | 縦:44mm 横:38mm 厚さ:10.7mm |
解像度 | 336×384 | 368×448 |
重量 | 16.5g | 32.9g |
価格 | ¥16,800 | ¥37,800(税込)〜 |
バッテリー | 21時間(GPS計測モード) | 6時間(GPS計測モード) |
サイズ
サイズは文字通り一サイズMiniなサイズですが、薄さもあるのでこの薄めの感じがランニングウォッチとしては大変ありがたいです。
解像度
解像度はApple Watchに軍配ですが、見た目にそれほど差は感じません。
重量
何より重さがApple Watchの半分。ここが何より素晴らしいですね。正直Apple Watchはランニングで使用すると重さを感じます。一方でGTS 4 Miniはとにかく軽い。つけていることを忘れてしまいますね。
価格
極め付けは、価格も半分以下です。これは言うことありませんね。
バッテリー(GPS計測時)
最後に、ランナーとして一番気になるのがランニング計測時のバッテリーの持ち。これはあくまで理論値比較ですが、初心者ランナーのフルマラソンチャレンジであればApple Watchの6時間は心許ないですね。対してGTS 4 Miniななんと脅威の21時間。すごい、すごすぎます。買わない理由が見当たりません。
まとめ|GTS 4 Miniは初心者ランナーなら一択のコスパ最強ランニングウォッチ
これだけの使い勝手と機能が揃って16,800円(税込み)、GarminやAppleWatchなど主要なランニングウォッチに対して圧倒的なコストパフォーマンスだと思います。価格だけでみても圧倒的ですが、バッテリー性能など機能面も十分。とりあえずランニング始めて大会にも出たい。そんな初心者ランナーだったら2023年の今は迷わずこれ一択だと思います。どうしても他のブランドにこだわりがある人でなければ、GTS 4 Miniは絶対に買いだと思いました。
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