2025-01-06
ランニングシューズを長持ちさせる方法
ランニングシューズは消耗品です。ただ、最近のシューズは技術競争・革新が進んでますから値段もその分高価になってきていますね。ですから、少しでもランニングシューズの寿命を延ばすためには、使い方や習慣を工夫することが大切です。今回は3つのポイントに絞って解説します。
🔳 この記事を書いた人 🔳
- runstagramer 編集長 / 三好拓也
- 20年以上ランニングを楽しむ市民ランナー
- 公式Xアカウントでも情報配信中
そもそもランニングシューズの寿命ってどれぐらい?
ランニングシューズの寿命は一般的に走行距離500~800kmとされています。ただし、寿命はシューズの種類、使用環境、ランナーの体重や走り方などによって異なります。以下に、寿命に影響を与える主な要因を挙げます。
ランニングシューズの種類
- 軽量モデル(レース用):軽量で薄いソールが特徴のモデルは、クッション材の寿命が短く、約300~500kmで劣化することがあります。
- クッション性の高いモデル:日常的なトレーニング用シューズは、800km程度持つ場合が多いです。
走行・使用環境
- 舗装路:アスファルトやコンクリートでの使用は摩耗が速く、寿命が短くなる傾向があります。
- トレイル(未舗装路):汚れや水によるダメージがあるものの、ソールの摩耗は少ない場合があります。
ランナーの特徴
- 体重:体重が重いランナーほど、ソールやクッション材への負担が大きく、寿命が短くなる傾向があります。
- ランニングフォーム:偏った着地(外側や内側への加重)はソールの特定部分を早くすり減らします。
寿命のサイン
シューズの寿命を迎えたかどうかは、以下のサインで判断できます:
- ソールの摩耗:アウトソールがすり減り、グリップが効かなくなっている。
- ミッドソールの劣化:クッション性が失われ、硬く感じる。
- アッパーの破損:生地が破れたり、足にフィットしなくなった。
- 膝や足に違和感:シューズの性能低下で関節や筋肉に負担がかかりやすくなる。
さて、そんなシューズの寿命を長持ちさせる秘訣を3点に絞ってご紹介しますね。
1. 複数のシューズをローテーションして履く
一足だけを使い続けると、シューズのクッション材やアッパーが早く劣化します。複数のシューズをローテーションすることで、次のメリットがあります:
- 素材の回復時間を確保:使用後、クッション材が元の形状に戻る時間を与えられます。
- 用途ごとの最適化:舗装路用、トレイル用など、シューズを環境に応じて使い分けると劣化を防げます。
実践例:週に3回走る場合、2~3足を交互に使いましょう。
2. 過度に洗わない
実はランニングシューズを頻繁に洗うと、接着剤や素材が劣化しやすくなります!ピカピカに輝いたシューズは気持ちいいですが、過度に洗うを寿命を縮めるので注意が必要ですよ。泥や汗で汚れた場合は、以下の手順でケアしましょう:
- 汚れを軽く落とす:ブラシや湿らせた布で表面を優しく拭き取る。
- 自然乾燥:直射日光を避け、風通しの良い場所で乾かす。新聞紙を詰めると早く乾きます。
注意:洗剤や熱乾燥は素材にダメージを与えるため避けましょう。
3. 正しいランニングフォームを身につける
ランニングフォームが悪いと、シューズの特定の部分に過剰な負担がかかり、ソールの偏ったすり減りやアッパーの破れが起こりやすくなります。フォーム改善のポイントは以下の通りです:
- 着地の安定:かかとから着地せず、ミッドフット(足の中央)で着地するとシューズへの負担が軽減します。
- 適切なストライド:歩幅を大きくしすぎないことで、シューズの摩耗を抑えます。
実践例:鏡を使ったセルフチェックやランニングクリニックで専門家にフォームを見てもらうのも効果的です。
まとめ
- 複数のシューズを使い分けて劣化を防ぐ。
- 過度に洗わず、簡単なメンテナンスに留める。
- 正しいフォームでシューズへの負担を最小限にする。
これらを実践することで、ランニングシューズを長持ちさせると同時に、快適で効率的なランニングが楽しめます。
関連記事