【2025実機】Garmin Forerunner 570レビュー|心拍精度はどこまで進化?265との“決定的な違い”も検証

ランナーのみなさん、編集長の三好です。2025年の本命「Forerunner 570」を徹底検証しました。定価が9万円近い25年最新モデルは本当に買いか?さらに「265で十分? 570を選ぶ決め手は?」。そんな視点から本誌であらゆるガーミン端末を試してきた編集長の三好が実走検証した結果をレビューしていきますね!
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- runstagramer 編集長 / 三好拓也
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Contents|目次
編集長が実機検証!Forerunner 570の「ここがスゴい!」

僕が実際にForerunner 570を使い込んでみて、特に「これは素晴らしい!」と感じたポイントを深掘りします。
1. 高精度マルチGNSSとSatIQがもたらす「圧倒的なGPS精度と効率」
- どんな場所でもブレない正確性: Forerunner 570は、高価な上位モデルにも搭載されている「マルチGNSS(マルチバンド対応)」に対応しています。これにより、高層ビルが立ち並ぶ都市部や、木々に覆われたトレイルなど、GPSが不安定になりがちな環境でも、驚くほど正確な距離とペースを計測してくれます。
- SatIQ(衛星自動選択モード)機能: さらに、このモデルにはSatIQ(サットアイキュー)機能が搭載されています。これは、自動的に衛星モードを最適化することで、場所に応じてGPS精度を最大化しつつ、バッテリー消費を最小限に抑える画期的な機能です。
- 編集長のリアルレビュー: 「これまでGPSが飛びやすかった場所でも、570はピタッと軌跡を描いてくれました。特にSatIQは賢く、バッテリーを気にせず最高の精度が得られるので、トレーニングデータの信頼性が格段に上がります。安心してペース管理ができるようになったのは大きなメリットです。」
2. 美しさと実用性を両立した「大型AMOLEDディスプレイ」
- 見やすさ、美しさが格段に向上: 直径1.4インチの大型AMOLEDディスプレイは、前作までのMIPディスプレイに比べて、桁違いに鮮やかで美しい表示を実現しています。日中の明るい場所でも、夜間のランニングでも、データやマップが非常に見やすいです。タッチスクリーン操作も滑らかで、ストレスなく情報を確認できます。常時表示モードも選択できるため、常に時刻を確認したい方にも最適です。
- 編集長のリアルレビュー: 「視認性の高さは本当に重要です。特にランニング中は、一瞬で情報を把握したい。570のAMOLEDディスプレイは、そのニーズを完璧に満たしてくれます。570は特に1.4インチというデカさが際立ちますね。」
3. 「第5世代光学心拍計」による「より正確な身体データ」
- 手首計測の精度がさらに向上: 最上位モデルにも採用されている第5世代光学心拍計 (Gen 5)を搭載。これにより、手首での心拍数計測がさらに高精度になりました。心拍変動(HRV)ステータスやBody Batteryなどのヘルスモニタリング機能も、より信頼性の高いデータに基づいて提供されます。
- 編集長のリアルレビュー: 「Gen 5心拍計は、特にインターバルや心拍ゾーントレーニングにおいて、その威力を発揮しそう。以前のモデルよりも反応が良く、胸部ベルトに近い精度で心拍数を追従してくれるので、トレーニングの質を高める上で非常に信頼できるデータが得られた感触があります。」
4. ランナーの成長を強力にサポートする「トレーニングレディネス」と「充実機能」
- 「トレーニングレディネス」で効率的なトレーニング: 睡眠スコア、リカバリータイム、HRVステータス、ストレスレベルなど、複数の要因を総合的に分析し、今日のトレーニングにどれだけ体が準備できているかを数値化してくれる「トレーニングレディネス」機能が非常に役立ちます。これにより、オーバートレーニングを防ぎ、効率的なトレーニング計画を立てることができます。
- 編集長のリアルレビュー: 「朝起きてすぐに今日のトレーニングレディネススコアを確認するのが日課に。『今日は高スコアだから、負荷を上げてみよう』とか、『スコアが低いから、無理せずリカバリーランにしよう』といった判断に役立ちます。ハードにトレーニングするシリアスランナーにとっては良いトレーニングパートナー、トレーニングコーチとなりますね。」
Forerunner 265 / 265Sとの徹底比較で「真の進化」を解明!

Forerunner 570の登場で、多くのランナーが気になるのが、既存の人気モデルForerunner 265/265Sとの違いではないでしょうか。まずスペック比較してみますね。
| 項目 | Forerunner 570 | Forerunner 265 | Forerunner 265S |
| ディスプレイ | 1.4インチ AMOLED | 1.3インチ AMOLED | 1.1インチ AMOLED |
| サイズ | 47 x 47 x 12.9 mm | 46.1 x 46.1 x 12.9 mm | 41.7 x 41.7 x 12.9 mm |
| 重量 | 50g | 47g | 39g |
| バッテリー (スマートウォッチ) | 約11日間 | 約13日間 | 約15日間 |
| バッテリー (マルチGNSSマルチバンド) | 約14時間 | 約14時間 | 約13時間 |
| GPS精度 | GNSSマルチバンド (L1+L5) | GNSSマルチバンド (L1+L5) | GNSSマルチバンド (L1+L5) |
| 光学心拍計 | 第5世代 (Gen 5) | 第4世代 (Gen 4) | 第4世代 (Gen 4) |
| 音楽保存 | あり (8GB) | あり (8GB) | あり (8GB) |
| Garmin Pay | Suica対応 | Suica対応 | Suica対応 |
| スピーカー/マイク | あり | なし | なし |
| 価格 (税込) | ¥ 89,800 | ¥ 47,800 | ¥ 47,800 |
編集長のリアルレビュー: 「Forerunner 570は、Forerunner 265の『大型AMOLED』『音楽』『Garmin Pay』といった主要機能を継承しつつ、『第5世代心拍計』と『さらなるGPS精度向上』という大きな進化を遂げている印象。ここをどのぐらい評価するか、ですね。
一方で、Forerunner 265/265Sと比較して価格は約4万円以上高くなっています。これは大画面化やスピーカー内蔵、最新センサーによるコスト増と、より高度なスマートウォッチ機能全般に対する投資として許容できるか否か。
『最新の利便性(高精度GPS、高精度心拍)と大画面AMOLED』を最優先するならForerunner 570
一方で…
『価格を抑えつつ音楽とAMOLED、そして十分な機能を求めるならForerunner 265/265S』
という明確な選択肢ができたと言えるでしょう。特にコストパフォーマンスを重視するなら、265/265Sも依然として非常に魅力的な選択肢です。
Forerunner 265

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編集長が実機検証!様々なシーンでのForerunner 570の走行感とデータ解析


僕が実際にForerunner 570を腕につけて、様々なランニングシーンで感じたリアルな使用感と、そのデータ計測の信頼性についてお伝えします。
1. 日常使い(スマートウォッチとしての利便性)
- 大画面AMOLEDの恩恵: 普段使いでは、1.4インチのAMOLEDディスプレイの美しさと視認性が際立ちます。通知の確認やウィジェットの操作が非常に快適で、デザインも洗練されているため、カジュアルな服装にもマッチします。常時表示モードにしていても、日常使いで充電を頻繁にする必要がないのは嬉しいポイントです。
- スピーカー/マイク内蔵の快適性: スマートフォンとペアリングしていれば、ウォッチから直接電話の応答や音声アシスタントの利用が可能です。これは、手が離せない時や、ランニング中に急な連絡が入った際に非常に便利だと感じました。
2. ランニング(データ計測の信頼性)
- ロング走での安心感: 20km以上のロング走でも、マルチGNSSによる高精度なGPS計測が途切れることなく正確なペースと距離を記録してくれました。音楽再生をしても約8時間のバッテリー持ちは、多くのランナーにとって十分な安心感を提供します。
- ペース走・インターバルでのレスポンス: ペースの急変時にもGPSや第5世代心拍計の追従性が非常に良く、リアルタイムのデータ表示にブレがありません。インターバル中の心拍数の上がり下がりも正確に捉え、トレーニングの質を高める上で非常に信頼できる相棒だと感じました。
- GPS精度と心拍計の信頼性: マルチGNSSとSatIQ機能のおかげで、これまでGPSが乱れがちだった都市部の狭い道やトンネルの前後でも、誤差が最小限に抑えられました。第5世代光学心拍計も、手首での計測ながら胸部ベルトに迫るほどの精度で、トレーニングの分析に大いに貢献してくれました。
3. 「トレーニングレディネススコア」の活用

- Forerunner 570で特に注目したいのが、「トレーニングレディネススコア」です。睡眠、リカバリータイム、HRVステータス、ストレスレベルなど、複数の要因を総合的に分析し、今日のトレーニングにどれだけ体が準備できているかを数値化してくれます。
- 編集長のリアルレビュー: 「朝起きてすぐに今日のトレーニングレディネススコアを確認するのが日課になりました。『今日は高スコアだから、負荷を上げてみよう』とか、『スコアが低いから、無理せずリカバリーランにしよう』といった判断に役立ちます。感覚だけでなく、データに基づいたトレーニング計画が立てられるようになったのは、まさに『賢いランニング』の第一歩だと感じました。」
Forerunner 570の「ここが気になる点」(正直レビュー)
「最高のバランス」と評価するForerunner 570ですが、正直に僕が感じた気になる点を挙げるとすれば以下の2点です。
- 上位モデルとの機能差は依然として存在:
- Forerunner 570は非常に高機能ですが、Forerunner 965やFenixシリーズのような、高度な地図表示や詳細なパフォーマンスメトリクス(例:ClimbPro、リアルタイムスタミナなど)は搭載されていません。ウルトラマラソンや本格的な登山、トライアスロンなど、より専門的な用途では上位モデルの検討が必要になるでしょう。
- 重量とサイズ:
- Forerunner 265の47g、265Sの39gと比較すると、50gという重量はやや重く感じるかもしれません。また、47mm径というサイズは、腕の細い方にはやや大きく感じる可能性もあります。
しかし、これらの気になる点は、Forerunner 570が「中級者ランナーに最適なバランス」を目指していることを考えれば、決して大きなマイナス点ではありません。その用途において、極めて高い完成度を誇ります。
【最終結論】Forerunner 570はどんなランナーにおすすめ?

Garmin Forerunner 570は、こんなランナーに自信を持っておすすめできます。
- Forerunner 265からのアップグレードを検討しているランナーで、特に通話機能や最新センサーを求める方。
- ランニングに必要なコア機能と、パフォーマンス向上に役立つ高度なデータを両方求める中級者ランナー。
- 鮮やかな大型AMOLEDディスプレイ、かつ高精度なGPSと心拍計を求める方。
- ウォッチでの通話機能や音声アシスタントなど、スマートウォッチとしての利便性を重視したい方。
- 音楽再生やSuica決済をウォッチ単体で行いたい方。
- 最新機能を体験したいが、最上位モデルほどの複雑さは不要と考えている方。
Forerunner 570は、あなたのランニングの「質」と「楽しさ」を同時に引き上げてくれる、最高のパートナーとなるでしょう。
Forerunner 570

Garmin Forerunner 570 概要と主要スペック:中級者ランナーに最適化された新基準
Garmin Forerunner 570は、ランニングに真剣に取り組む中級者ランナー、そして初めての高性能ランニングウォッチを検討している方に向けて開発された、機能性、操作性、そして価格のバランスが非常に優れたモデルです。
Forerunner 265の使いやすさと、さらに上のレベルのトレーニング機能の一部を融合させた、まさに「ランナーが必要とする機能を凝縮した」一台として登場しました。
Garmin Forerunner 570の主要スペック:
| 項目 | 詳細 |
| ディスプレイ | 1.4インチ AMOLED (カラー、タッチスクリーン、オプションで常時表示モード) |
| サイズ | 47 x 47 x 12.9 mm |
| 重量 | 50g |
| バッテリー駆動時間 | スマートウォッチモード:約11日間 |
| GPSモード:約18時間 | |
| SatIQ(自動選択)モード:約16時間 | |
| マルチGNSSマルチバンドモード:約14時間 | |
| GPS+音楽再生モード:約9時間 | |
| SatIQ(自動選択)+音楽再生モード:約8時間 | |
| マルチGNSSマルチバンド+音楽再生モード:約8時間 | |
| GPS精度 | GNSSマルチバンド (GPS / GLONASS / Galileo / みちびき / BeiDou) |
| 内蔵音楽保存 | あり (8 GB) |
| Garmin Pay | Suica対応 |
| 光学心拍計 | 第5世代 (Gen 5) |
| 計測データ | 心拍、血中酸素トラッキング、呼吸数、Body Battery、睡眠スコア、ストレスレベル、VO2 Max、HRVステータスなど |
| トレーニング機能 | トレーニングレディネス、トレーニングステータス、デイリーサジェストワークアウト、レースウィジェット、リカバリータイム、ランニングパワー(追加センサー必要なし)など |
| 防水等級 | 5 ATM |
| レンズ素材 | Corning Gorilla Glass 3 |
| ベゼル素材 | アルミニウム |
| 内蔵スピーカー/マイク | あり (互換性のあるスマートフォンとのペアリングで通話/テキスト送信可能) |
| 価格 | ¥ 89,800(税込) |
Forerunner 570の主な特徴:
- 鮮やかな大型AMOLEDディスプレイ: 1.4インチの大画面で、ランニング中もデータが瞬時に確認でき、美しい表示が可能です。常時表示モードも選択できます。
- 高精度マルチGNSS (マルチバンド対応): 高層ビル街や山間部でも、より信頼性の高い距離とペースを記録し、あなたの軌跡を正確に捉えます。SatIQ機能により、バッテリー効率と精度を自動で最適化します。
- 第5世代光学心拍計 (Gen 5): 最新の心拍計センサーにより、手首での心拍数計測がさらに高精度に。
- 進化したバッテリー性能: AMOLEDディスプレイ搭載ながら、スマートウォッチモードで約11日間、GPSモードで約18時間など、長時間のランニングにもしっかり対応できるバッテリーライフを実現。
- 充実したトレーニング・ヘルスモニタリング: トレーニングレディネス、睡眠スコア、HRVステータス、Body Batteryなど、日々のパフォーマンス向上と健康管理に役立つ最新機能を網羅。
- 音楽&Suica対応: ウォッチ単体での音楽保存・再生や、Garmin Pay(Suica対応)により、ランニング中の利便性が格段に向上。スマートフォンなしで身軽に走れます。
- 内蔵スピーカー/マイク: スマートフォンとペアリングすれば、ウォッチでの通話や音声アシスタント利用も可能に。
よくある質問(FAQ):Garmin Forerunner 570
最後の最後に、Forerunner 570に関して、よく聞かれる質問とその回答をまとめました。
Q1: Forerunner 570は、マラソン大会で使えますか?
A1: はい、全く問題なく使えます。 マルチGNSSによる高精度なGPS計測、長時間のバッテリーライフ(GPSモード約18時間、マルチGNSSマルチバンドモード約14時間)、そしてランニングダイナミクスやリカバリータイムなどの機能は、マラソン大会でのパフォーマンス管理に非常に役立ちます。特にフルマラソンでも最後までバッテリーが持つ安心感は大きいです。
Q2: Forerunner 570の「Body Battery(ボディバッテリー)」機能は正確ですか?
A2: はい、非常に参考になります。 Body Batteryは、心拍変動(HRV)、ストレスレベル、睡眠などのデータを総合的に分析し、身体のエネルギー残量を数値で表示してくれます。このスコアは、自身の体調を客観的に把握し、トレーニングの強度や休息の必要性を判断する上で、非常に有用な指標となります。個人の感覚と合わせて活用することで、オーバートレーニングを防ぎ、効率的な回復を促すことができます。
Q3: 音楽を聴きながらランニングする場合、バッテリーの持ちはどうなりますか?
A3: 音楽を再生しながらのGPSモードでは、約9時間(GPS+音楽)、SatIQ+音楽で約8時間、マルチGNSSマルチバンド+音楽で約8時間のバッテリー駆動時間となります。 これはフルマラソンを5〜6時間で完走するランナーであれば十分な時間ですが、ウルトラマラソンなどさらに長時間のランニングで音楽を聴き続けたい場合は、バッテリーモードの選択や、途中で充電が必要になる可能性も考慮に入れると良いでしょう。
Q4: スマートフォンなしでもGarmin Payは使えますか?
A4: はい、Garmin Payはウォッチ単体で決済が可能です。 Forerunner 570はSuicaに対応しており、事前にクレジットカード情報をGarmin Connectアプリで登録しておけば、ランニング中にスマートフォンを持っていなくても、コンビニなどでスマートに支払いが行えます。ランニング中の利便性を高める素晴らしい機能です。
Q5: Forerunner 570は、水泳やサイクリングでも使えますか?
A5: はい、利用可能です。 Forerunner 570は5ATM(5気圧防水)に対応しており、水深50mまでの防水性能があります。そのため、プールでの水泳や、サイクリング、その他のフィットネスアクティビティにも対応しています。マルチスポーツ機能も備えているため、複数のスポーツを行う方にもおすすめです。














