【本音レビュー】アディダスランニングシューズ2025|初心者からのレベルやタイム別最適解チャートとおすすめシューズ比較

アディダスは、その洗練されたデザインと革新的なテクノロジーで、ランニング界においても独自の地位を築いていますね。最近ですと箱根駅伝での躍進は記憶に新しいところ。気になっているランナーも多いのではないでしょうか。しかし、BOOST、Lightstrike、Dreamstrike+など多くのフォーム素材とシリーズが存在するため、どのシューズを選べばいいか迷うランナーも少なくありません。
本記事では、20年以上ランニングを楽しむrunstagramer編集長・三好が、アディダスの主要ランニングシューズを徹底レビューします!「レベル別最適解チャート」と「実践的履き分け術」で、あなたのランニングスタイルに合った最適な一足、あるいは複数のシューズの組み合わせを提案しますので最後までお付き合いくださいね。
🔳 この記事を書いた人 🔳

- runstagramer 編集長 / 三好拓也
- 20年以上ランニングを楽しむ市民ランナー
- 公式Xアカウントでも情報配信中
Contents|目次
アディダス ランニングシューズ 2025|レベル別・目的別チャート
まず、アディダスの主要モデルを、クッション性と反発性・スピードの観点から分類した独自のチャートをご覧ください。あなたのランニングレベルや目的に合わせて、最適なシューズがどこに位置するかの全体像を把握するのに役立つと思います。

| ◀◀ クッション性・安定性 | 反発性・スピード ▶▶ | |
| 初心者向け | Supernova (日常ジョグ・ウォーキング) | Adizero SL (初心者からペース走) |
| 中級者向け | Adizero Boston (幅広い練習・レース) | Adizero Takumi Sen (スピード練習・短距離レース) |
| 上級者向け | Adizero Adios Pro (レース・記録更新) | |
| 万能・レース | Adizero Evo SL (ジョグ〜レースまで) | Adizero Evo SL (ジョグ〜レースまで) |
レベル別のおすすめアディダスランニングシューズを徹底解説
チャートで自分の位置を把握したら、次は各モデルの特徴を深掘りしていきましょう。
【初心者向け】ランニングの楽しさを知るおすすめ一足を比較
Supernovaシリーズ
- 特徴: アディダス独自の柔らかい新素材「Dreamstrike+」フォームを搭載し、非常に柔らかな履き心地を実現。
- おすすめの用途: ランニングの楽しさを知るための日常のジョギング、ウォーキング、LSD(ロングスローディスタンス)に最適。
- 編集長のレビュー: かつてのアディダスのクッションシューズとは一線を画す、驚くほどの柔らかさ。アディダス独自の「コンフォートテクノロジー」が、着地時の衝撃を優しく吸収してくれます。
★おすすめの一足|SUPERNOVA RISE2

アディダスの中でもクッション性に特化したのがSUPERNOVA RISE。2025年1月にリリースされた「2」は新開発のサンドイッチメッシュアッパーにより、通気性とフィット感が向上し、前モデルと比較して4%の軽量化を実現しています。アディダス独自のミッドソール素材「Dreamstrike+(ドリームストライクプラス)」の増量と、改良されたサポートシステムにより、柔らかく、しかし安定感のある履き心地を提供する2025年最新モデルです。
こんなランナーにおすすめ
- 日常のジョギングやウォーキングで、最高のクッション性と快適性を求めるランナー。
- 長距離のLSD(ロングスローディスタンス)やリカバリーランで、足への負担を極力抑えたい方。
- 柔らかいクッション性だけでなく、安定感も重視したい方。
- ランニング初心者で、足に優しく安心して走れるシューズを探している方。
- 健康維持やフィットネス目的で、快適にランニングを楽しみたい方。
Adizero SLシリーズ
- 特徴: 軽量で、初心者からペース走まで対応できる汎用性の高いモデル。ミッドソールにLightstrike Proフォームを搭載し、反発性も備えています。
- おすすめの用途: ペースを上げて走る「ペース走」や、初めてのハーフマラソンにもおすすめ。
★おすすめの一足|Adizero SL2

Adizero SLは、その名の通り「Super Light(スーパーライト)」な軽量性が特徴です。ミッドソールには、アディダスのトップモデルにも採用される「Lightstrike Pro」フォームを前足部に搭載し、高い反発性と推進力を提供します。これにより、スピードを出しやすい一方で、土台となる後足部には「Lightstrike EVA」フォームを配置することで、適度なクッション性と安定性も確保しています。
こんなランナーにおすすめ!
- 「レース用シューズはまだ早いけど、少し速いペースで走ってみたい初心者ランナー」
- 「日常のジョギングからペースアップ練習まで、幅広いシーンで使いたい中級ランナー」
- 「アディゼロシリーズの履き心地を試してみたいランナー」
- 「軽さとクッション性のバランスを重視するランナー」
【中級者向け】幅広い練習をこなすおすすめのオールラウンダーシューズ比較
Adizero Bostonシリーズ
- 特徴: アディゼロシリーズの定番モデル。軽量なLightstrike Proフォームとグラスファイバー製のENERGYRODSを搭載し、クッション性と反発性を高い次元で両立しています。
- おすすめの用途: フルマラソンのトレーニング全般、ペース走、そしてレース本番まで。幅広い用途で活躍する万能シューズ。
- 編集長のレビュー: カーボンプレートのような硬さがなく、自然な反発が得られるのが魅力。練習からレースまで、1足で何でもこなしたいランナーにとって最高の相棒です。
★おすすめの一足|Adizero BOSTON 13

Boston 13の最大の魅力は、その優れたバランス感覚にあります。ミッドソールには、アディダスの最軽量フォーム「Lightstrike Pro」と、耐久性に優れた「Lightstrike 2.0」を組み合わせた2層構造を採用。さらに、推進力と安定性を生み出すグラスファイバー製の「ENERGYRODS 2.0」を搭載しています。
この組み合わせにより、レースシューズのような高い反発力と、ジョグシューズのような安定したクッション性を見事に両立。厚底でありながら、軽快で自然な走りを可能にします。アッパーには、優れた通気性とフィット感を提供する軽量なメッシュ素材を使用しており、長距離でも快適な履き心地が持続します。
こんなランナーにおすすめ!
- 「練習とレースで同じシューズを使いたい中級ランナー」
- 「自己ベスト更新を目指しているサブ4〜サブ3.5ランナー」
- 「レースシューズの反発力を練習でも使いたいランナー」
【上級者向け】自己ベストを狙うためのおすすめの決戦シューズ比較
Adizero Takumi Senシリーズ
- 特徴: レースでのスピードを追求したモデル。非常に軽量で薄底ながら、ミッドソールには最高の推進力を生むテクノロジーが凝縮されています。
- おすすめの用途: 5km、10kmといったロードレースや、インターバル走などのスピード練習に特化しています。
★おすすめシューズ|Adizero Takumi Sen 11

Takumi Sen 11は、ミッドソールにアディダスのトップモデルにも採用される「Lightstrike Pro」フォームを贅沢に搭載。さらに、このフォーム内にカーボン入りの「ENERGYRODS 2.0」を配置することで、屈曲性と剛性を両立させ、効率的な重心移動と力強い推進力を生み出します。アッパーは非常に薄く、軽量で通気性に優れた素材で作られており、足と一体化するようなフィット感を提供。アウトソールにはグリップ力に優れたコンチネンタルラバーを使用しているため、濡れた路面でも安心してスピードを出すことができます。
こんなランナーにおすすめ!
- 「5kmや10kmのロードレースで自己ベストを更新したいランナー」
- 「インターバル走やレペティションなどのスピード練習を積みたいランナー」
- 「薄底の感覚を保ちつつ、高反発の最新シューズを試したいランナー」
- 「サブ3.5〜サブ3を目指し、トレーニングに刺激を加えたいランナー」
Adizero Adios Proシリーズ
- 特徴: アディダスのフラッグシップモデル。カーボンプレートとLightstrike Proフォームを組み合わせ、最高の推進力と反発性を実現。
- おすすめの用途: フルマラソンでの自己ベスト更新を目指すランナーの、決戦用シューズ。
- 編集長のレビュー: カーボンプレートの強力な反発と、分厚いLightstrike Proフォームの組み合わせは、まさに「弾むような走り」。特にフルマラソンの後半でも、足を前に運んでくれる感覚は感動的です。

Adios Pro 4は、ミッドソールにアディダスで最も軽量かつ高反発な素材である「Lightstrike Pro」フォームを2層構造で贅沢に使用しています。この分厚いミッドソールの中に、推進力を生み出すカーボンファイバー製の「ENERGYRODS 2.0」を搭載。まるで地面を蹴るたびにバネが跳ねるような、強力な推進力を感じられます。アッパーには軽量で通気性に優れたメッシュ素材を使用しており、足をしっかりとホールドしながらも、長時間のレースでも快適さを保ちます。アウトソールにはグリップ力に定評のあるコンチネンタルラバーを採用しており、雨天時のレースでも安心してスピードを維持できます。
こんなランナーにおすすめ!
- 「フルマラソンでサブ3やサブ4を目指す、記録更新にこだわるランナー」
- 「レース後半の失速を防ぎたいランナー」
- 「カーボンプレートシューズを試してみたいランナー」
- 「アディダスの技術を結集した最高峰のシューズを体験したいランナー」
【初心者必見】アディダス ランニングシューズの実践的履き分け術

アディダスのランニングシューズは、他のメーカーのモデル群と同じく、それぞれのモデルが明確な役割を持っています。トレーニング内容に合わせてシューズを履き分けることでパフォーマンスは格段に向上し、怪我のリスクも軽減できますので、基本は複数のモデルで履きわけするのがおすすめです!
1. ジョギング / リカバリーラン
ゆっくりと走るジョギングや、疲労を抜くためのリカバリーランには、足への負担を最小限に抑えるクッション性の高いシューズを選びましょう。
- おすすめモデル:Supernovaシリーズ (Supernova Rise / Supernova Stride) アディダス独自の柔らかい新素材「Dreamstrike+」フォームが、着地時の衝撃を優しく吸収。足へのダメージを気にせず、快適に走ることができます。
- おすすめモデル:Adizero Evo SL
- 特徴: 高い反発力、クッション性、推進力を兼ね備えた「最強万能シューズ」。カーボンプレート非搭載でありながら、強い反発力を生み出します。
- 向いているシーン: ペース走、ビルドアップ走、インターバルなど、さまざまなトレーニングで活躍します。
- 注意点: 推進力が強いため、ゆっくりとしたジョギングには不向きです。ペースが上がりすぎてしまう可能性があります。
2. ペース走 / ロングラン
一定のペースでやや速めに走るペース走や、長い距離を走るロングランには、クッション性と反発性のバランスが取れたシューズが最適です。
- おすすめモデル:Adizero Bostonシリーズ (Boston 12 / Boston 13) クッション性と軽量性を両立した「Lightstrike Pro」フォームと、自然な反発を生む「ENERGYRODS」が、長距離でも快適な走りをサポート。
3. スピード練習
短い距離を速いペースで走るインターバル走やレペティションなどのスピード練習には、軽量性と高い反発力を持つシューズを選びましょう。
- おすすめモデル:Adizero Takumi Senシリーズ (Takumi Sen 10) 非常に軽量で薄底ながら、ミッドソールには最高の推進力を生むテクノロジーが凝縮されています。5kmや10kmのレースにも最適です。
- おすすめモデル:Adizero Evo SL ノンカーボンでありながら強い反発力を誇るため、スピードトレーニングにも対応。
4. レース・マラソン大会(サブ4~サブ3目標)
フルマラソンで自己ベスト更新を狙うレース本番には、最高の推進力とエネルギーリターンをもたらすシューズを選びましょう。
- おすすめモデル:Adizero Adios Proシリーズ (Adios Pro 3) カーボンプレートと最上級の「Lightstrike Pro」フォームが、ランナーの足を強力にアシスト。フルマラソンの後半でも、足を前に運んでくれる感覚が大きな武器になります。
- おすすめモデル:Adizero Evo SL 高い反発力とクッション性を持つため、自己ベストを目指すレースでも活躍します。特にサブ3.5~サブ3を目指すランナーにおすすめです。
よくある質問(FAQ):アディダス ランニングシューズ 2025
ここでは、アディダスのランニングシューズに関して検索されやすい疑問(例:「アディダス サイズ感」「アディダス ボストン 寿命」「アディダス 初心者 どれ」など)を中心に、購入前に知っておきたい情報をまとめました。
Q1. アディダスのサイズ感は小さめ?普段履きとランニングでサイズを変えるべき?
一般的にアディダスはややタイトな作りです。普段履きが27.0cmなら、ランニングでは27.0〜27.5cm(甲高・幅広は+0.5cm)が目安。つま先に1cm程度の余裕(サムズルール)を確保し、ソックスの厚みにも注意しましょう。
Q2. Dreamstrike+ と Lightstrike Pro の違いは?初心者向けはどっち?
Dreamstrike+(Supernova系)は柔らかくマイルドな履き心地で、初心者・ジョグ向け。Lightstrike Pro(Adizero系)は軽量・高反発でスピード練習・レース向けです。
Q3. 初心者は Supernova と Adizero SL どっちを選べばいい?
柔らかく安定した履き心地で安心して走りたいなら Supernova Rise / Stride。速く走る感覚を体験したい、ペース走にも挑戦したいなら Adizero SL2 がおすすめです。
Q4. Boston 13 と Takumi Sen 11 の使い分けは?
Boston 13 はペース走〜フルマラソンまで対応する万能モデル。Takumi Sen 11 は短距離・インターバルなどスピード練習用に特化しています。
Q5. Adios Pro 4 はフルマラソンで速くなる?3との違いは?
フルマラソン後半でも失速しにくい設計。Adios Pro 3 よりもロッカーの流れがスムーズで安定性が向上しています。自己ベスト更新を狙う本命レースシューズに最適です。
Q6. アディダスシューズの寿命はどのくらい?
Supernova・SLなどのジョグ用は600〜800km。Adios Proなどのレーシングモデルは200〜300kmが目安です。反発の低下やアウトソールの摩耗が買い替えサインになります。
Q7. オーバープロネーション気味。安定性の高いモデルは?
Supernova Rise / Stride は接地安定性が高く、自然なフォーム補正が可能。Boston 13 も安定した重心移動をサポートします。
Q8. 幅広・甲高の人でも合う?
アディダスはやや細めの設計です。幅広・甲高の方は+0.5cmサイズアップで調整可能。Supernova系は前足部にゆとりがあり、相性が良いです。
Q9. 雨の日に滑りにくいモデルは?
Continentalラバー搭載モデル(Boston/Takumi/Adios Pro)は、雨天でも高いグリップ性能を発揮します。
Q10. 1足で全部こなしたいならどれ?
Adizero Boston 13 が最も汎用性が高く、ジョグ・ペース走・レースすべてに対応。練習量が多いランナーの「主力一足」としておすすめです。
Q11. サブ4・サブ3.5・サブ3を目指すなら?
サブ4:Supernova → SL → Boston の順でステップアップ。
サブ3.5:Boston 13 を軸に Adios Pro 4 をレース投入。
サブ3:練習に Boston/Takumi、レースに Adios Pro が定番。
Q12. 普段履きや通勤ランにも使えるモデルは?
Supernova Rise / Stride はクッションが柔らかく、街履きにも自然に馴染むデザイン。軽い通勤ランなら Adizero SL2 も快適です。
Q13. コスパ良く走れるおすすめモデルは?
Adizero SL2 が筆頭。セール期には Boston 12 / 13 も狙い目です。ジョグ用 Supernova + スピード練習用 SL の2足運用が効率的です。
Q14. ローテーションの組み方は?
3足構成:ジョグ=Supernova/ペース走=Boston/レース=Adios Pro。
2足構成:Supernova+Boston の組み合わせが最もバランス良くおすすめです。
Q15. 試着・返品の目安は?
室内で試し履きして、踵抜け・甲圧迫・小指の当たりがある場合は交換を検討。前足部の余裕・土踏まずのフィット・踵のホールド感を基準に判断しましょう。
ランニングシューズレベル別チャート関連記事
ナイキ版はこちら
アシックス版はこちら














