COROS PACE 4 発表|AMOLED搭載で新次元へ。ランナーが待ち望んだ“軽量×高機能”ウォッチが登場

ついに来た──。
ランナー界隈で発売が噂されていた「COROS PACE 4(カロス ペース4)」が、2025年11月13日に正式発表されました。
PACE 2・PACE 3で確立された「軽量×高精度×高コスパ」のDNAを受け継ぎつつ、AMOLEDディスプレイや音声記録機能など、待望のアップデートを多数搭載。まさに「軽くて賢い」次世代ランニングウォッチの登場です。販売価格は36,300円(税込)。
先に結論です。
ディスプレイがAMOLEDになったのにさらに長時間駆動に、重量はさらに軽く、値段もほぼ変わらず。凄すぎます。
さて、詳しくスペックを見ていきましょうか。
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- runstagramer 編集長 / 三好拓也
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Contents|目次
COROS PACEシリーズとは?
COROS(カロス)はアメリカ発のスポーツテクノロジーブランド。
GarminやSuuntoなどのハイエンド勢と比べ、「軽量・高性能・シンプルUI・コスパ」の4拍子が揃うことで、市民ランナーの間で確固たる支持を得てきました。
中でも「PACEシリーズ」は、レースから日々のトレーニングまで幅広く使える万能モデル。
PACE 2(2020年)、PACE 3(2023年)と、約3年ごとの進化を経て今回の「PACE 4」登場に至ります。
COROS PACE 4|進化したポイントまとめ

1. AMOLEDディスプレイ搭載で“見やすさ”が別次元に
1.2インチAMOLEDタッチスクリーンを新搭載。
従来のMIP液晶よりも鮮明で、明暗の差や文字の輪郭が格段にクリアになりました。
明るさは環境光センサーにより自動調整され、昼夜を問わず高い視認性を実現。
トレーニングデータやルート情報を一瞬で確認できます。
2. さらなる軽量化&ロングバッテリーを両立
ナイロンバンド装着時でわずか 32g。
薄さも11.8mmと極めてスリムで、長時間のランニングやレースでも“着けていることを忘れる軽さ”。
さらに、AMOLED搭載機ながら最長19日間の通常使用/GPSモードで最大31時間稼働。
PACE 3(15時間)と比較して約16時間の延長を実現しました。
ロングラン・ウルトラ・トレイルまで、バッテリー切れの心配がありません。
3. 音声記録機能を搭載:走りながら“メモ”ができる

PACE 4では新たにマイクを搭載し、「ボイスピン」機能をサポート。
トレーニング中の気づきや景色、感情を“メモ”として保存できます。
特に走った直後に「ボイス」で練習メモを残せるのはランナーにとって使い勝手が良さそうですね!メモはアプリが自動で文字起こしをしてくれるため、練習記録の精度が大幅に向上します!
4. 高精度センサー&HRV計測で身体状態を可視化
心拍・睡眠・ストレス・HRV(心拍変動)を解析し、コンディションを自動記録。
リカバリー時間や睡眠段階、生理周期までトラッキングでき、トレーニング負荷を可視化します。
大型LEDを搭載した新センサーが、従来よりもブレや異常値を抑え、より正確なデータを提供します。
このあたりはGarminが手放せなかったシリアスランナーの方も嬉しい進化ですね。
5. GPS・ナビゲーション性能も進化
全システムおよび二周波衛星モードを搭載。
山間部や都市部のビル街でも正確に測位し、ルートナビゲーション機能で「今どこにいるか」を直感的に把握できます。
ルート追跡、レースタイム予測、マラソントレーニングプランなど、トレーニングをより戦略的に支援します。
COROS PACE 3との比較
| 項目 | PACE 3 | PACE 4 |
|---|---|---|
| 発売年 | 2023年 | 2025年 |
| ディスプレイ | MIP液晶 | AMOLEDタッチスクリーン |
| 重量(ナイロン) | 39g | 32g |
| 厚さ | 11.7mm | 11.8mm |
| バッテリー稼働時間(GPS) | 最大15時間 | 最大31時間 |
| 通常使用 | 約17日間 | 約19日間 |
| 心拍センサー | 旧世代LED | 新型大型LEDセンサー |
| 音声機能 | なし | ボイスピン・音声記録対応 |
| 衛星測位 | デュアルバンドGPS | 全システム+二周波モード |
| 価格(税込) | ¥34,800前後 | ¥36,300 |
PACE 4はPACE 3の長所をすべて引き継ぎつつ、
視認性・計測精度・操作性・拡張性のすべてを刷新した「正統進化型」モデルです。ディスプレイがAMOLEDになったのにさらに長時間駆動に、重量はさらに軽く、値段もほぼ変わらず。凄すぎます。
ランナー目線のレビューと印象

PACE 4の最大の魅力は、“軽量・ロングバッテリー・高機能”の三拍子を崩さなかったこと。
AMOLED搭載によって視認性が劇的に向上しつつも、わずか32gという軽さはまさに異次元です。
また、音声記録やHRV計測の精度向上により、
トレーニング後の振り返りがより“人間らしいデータ”として残せるのも嬉しいポイント。
PACE 3からの買い替えは十分に検討する価値があります。
特に「Garminの上位機能を、軽く・安く・直感的に使いたい」ランナーにはベストバイとなるでしょう。
販売情報まとめ
- 先行販売: 神戸マラソン2025EXPO(数量限定)
- 一般発売: 2025年11月下旬〜12月上旬
- 価格: 36,300円(税込)
- カラー: Vital Green × Carrier Gray / White × Black
- 製品ページ: https://jp.coros.com/pace4
まとめ|COROS PACE 4は“次のスタンダード”になる
「軽い・速い・賢い」──PACE 4は、ランニングウォッチの理想形をさらに磨き上げたモデルです。
PACEシリーズが築いてきた“軽快な着け心地”と“高い信頼性”はそのままに、AMOLEDディスプレイ・音声機能・HRV解析といった次世代機能を搭載。
GarminやSuuntoの高価格モデルに迫る性能を、36,300円という手頃な価格で実現しています。
市民ランナーにとって、PACE 4は「走りをもっとスマートに楽しむ」ための最有力ウォッチとなるでしょう。











