ナイキ史上最強のクッション性ランニングシューズ「 ボメロ 18」をあらゆる角度から徹底レビュー

ナイキは、ランニングシューズ「ナイキ ボメロ 18」を2025年2月27日(木)に発売すると発表しました。このナイキランニングシューズの最新モデルは、ナイキ史上最大量のクッショニングを備えているのが特徴。そして価格帯もリーズナブルで直近はランニングシューズ市場で苦戦する「厚底元祖」のナイキの巻き返しが期待されます。
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- runstagramer 編集長 / 三好拓也
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Contents|目次
ナイキ ボメロ 18 はどんな特徴とおすすめのランニングシューズ?
ミッドソールの進化
ボメロ 18は、前作で好評だった「ZoomXフォーム」に加え、新たに「ReactXフォーム」を搭載。この2層のクッション素材の組み合わせにより、優れた衝撃吸収性と反発性を実現しました。さらに、ソールの厚みは前作より6mm増加し、46mmとなっています。これにより、ランナーはより高いクッション性を体感できます。
アッパーの進化
アッパー部分には、軽量で通気性に優れたエンジニアードメッシュ素材を採用し、柔らかな履き心地を提供します。デザイン面では、ホワイトやイエローなどのカラーバリエーションが用意されており、スタイルに合わせて選ぶことができます。
ナイキ「ボメロ」はどんなカテゴリのシューズ?
ナイキのランニングシューズラインには、主に3つのカテゴリーが存在します。その中で、「ボメロ」シリーズはマキシマムクッショニングを特徴とし、究極の快適性を追求したモデルとして位置づけられています。初代ボメロは、長距離ランナー向けに高いクッション性と安定性を提供するシューズとして登場しました。以来、最新のテクノロジーや素材を取り入れ、進化を続けています。ボメロ 18では、シリーズ史上最も多くのクッショニングと最も厚みのあるソールを実現し、ランナーに新たな快適性を提供します。
アスリートやユーザーからの声
ナイキ アスリートからのコメント
- 遠藤日向選手:「ミッドソールが厚くなったことで、足へのダメージが減りました。リアクトXとズームXの組み合わせで、柔らかさの中に適度な硬さがあり、横ブレも軽減されています。普段のジョグやロングランに最適なシューズです。」
- 西山雄介選手:「今までのボメロシリーズの中で一番の厚さとクッションを感じました。足への負担や疲労が軽減され、ゆっくりめのロングランやリカバリーランに適しています。」
- 廣中璃梨佳選手:「クッション性があり、踵にかけて厚さがある分、つま先に重心と体重が乗りやすく、前に進むのをサポートしてくれます。ハードな練習後や距離を踏みたい時などに活躍してくれそうです。」
ユーザーからのフィードバックサマリー
主にXでVomero18を実際に履いているランナーさんの声を集約してまとめました。
総評
Nike Vomero 18は、クッション性と安定感に優れ、特にジョグやLSD(ロングスローディスタンス)向けのシューズとして高く評価されている。ソールの厚みとグリップ力が向上し、快適な履き心地が特徴。
ポジティブな意見
- クッション性の向上
- フワフワした感覚で、沈み込みすぎず程よいクッション。
- ZoomX+ReactXの組み合わせが優秀で、ジョグやLSDに最適。
- 「今まで履いていた靴が鉄下駄に思えるほどの衝撃吸収性」
- 走行性能と安定感
- 起伏のあるロードでも快適なロングジョグが可能。
- かかとのホールド感がしっかりしている。
- ドロップは8mmで、安定感があるが前足部はやや狭い。
- 価格面での魅力
- 定価16,500円で、前作(24,000円)から大幅値下げ。
- コストパフォーマンスが非常に高いと評価。
ややネガティブな意見
- 足型による相性
- 前足部がやや狭いため、人によっては合わない可能性あり。
- 他モデルとの違いが分かりにくい
- 「ノヴァブラスト5との違いが分かりづらい」との意見もあり。
- 一方で、インフィニティランやインヴィンシブルの廃盤が納得できるほどの出来とも評価されている。
おすすめの用途
- ジョグ(5:30〜6:30/kmペース)やLSDに最適
- リカバリーランやロングランにも対応可能
- 速めのペースのロングランもこなせるクッション&安定性
全体的に、「クッション性の高さと価格の安さ」が評価され、ジョグやLSD向けのシューズとして人気が高まっている。
他のメーカーのシューズだとライバルになるのは?
ナイキ ボメロ 18は、クッション性と快適性に優れた高クッション系のデイリートレーナーなので、同じカテゴリーの競合モデルとしては以下のようなシューズがあります。
アシックス
- GEL-Nimbus 27
- フルマラソンのトレーニングにも使える高クッションモデル。
- FF BLAST PLUS ECOとGELを搭載し、柔らかさと安定性を両立。
ニューバランス
- Fresh Foam X 1080 v14
- 柔らかいFresh Foam Xミッドソールでクッション性が抜群。
- 滑らかなライド感とフィット感の良さが特徴。
ブルックス
- Glycerin 21
- DNA LOFT v3(窒素注入フォーム)を搭載し、柔らかく反発力もある。
- ニュートラルクッションシューズの定番モデル。
ホカ
- Clifton 9
- 軽量でクッション性が高く、スムーズな走り心地。
- 軽快な履き心地のため、ボメロよりもややスピード寄り。
サッカニー
- Triumph 21
- PWRRUN+ミッドソールを使用し、柔らかく弾むような履き心地。
- 長距離ランやリカバリーランにも適している。
ペガサスシリーズとボメロシリーズの違いは?
ナイキのペガサスシリーズとボメロシリーズは、どちらもデイリートレーナーに分類されますが、目的や特徴が異なります。
ペガサスシリーズ(Nike Pegasus)
特徴
- 万能型のトレーニングシューズ(ジョグ、ペース走、ロング走など幅広く対応)
- 反発力とクッション性のバランスが取れている
- 比較的軽量で、スピードを出しやすい
- 適度な安定性があり、初心者から上級者まで使いやすい
代表モデル
- ペガサス 41(最新モデル)
- ReactXフォーム+Zoom Airユニット搭載(前足部のみ)
- 軽快なライド感で、日常のトレーニングに最適
- ペガサス ターボ(廃盤)
- ZoomXフォームを使った軽量&反発力のあるモデル
- よりスピードトレーニング向き
どんな人に向いている?
- 万能な一足が欲しい人(日常のランニングからロング走まで対応)
- テンポ走やインターバルにも使いたい人
- スピードとクッションのバランスを重視する人
ボメロシリーズ(Nike Vomero)
特徴
- クッション性重視の高級デイリートレーナー
- ペガサスよりも柔らかく、快適な履き心地
- フルマラソンなど長時間のランニングに適している
- 安定感もあり、リカバリーランやLSD向き
代表モデル
- ボメロ 18(最新モデル)
- ZoomX+Cushlon 3.0の組み合わせで、よりソフトなクッション感
- Zoom Airユニットも搭載し、衝撃吸収性が高い
どんな人に向いている?
- クッション性を最優先する人(足の負担を減らしたい)
- ロング走やLSD向けのシューズを探している人
- リカバリーラン用に快適なシューズが欲しい人
ペガサス vs ボメロ:ざっくり比較
ペガサス | ボメロ | |
---|---|---|
クッション性 | ★★★☆☆(適度) | ★★★★★(高い) |
反発力 | ★★★★☆(バランス型) | ★★★☆☆(柔らかめ) |
軽さ | ★★★★☆(比較的軽量) | ★★★☆☆(やや重め) |
スピード向き? | ◎(テンポ走やインターバル可) | △(基本ジョグ向き) |
ロング走・LSD向き? | ○(対応可) | ◎(最適) |
リカバリーラン向き? | △(少し固め) | ◎(柔らかく快適) |
どっちを選ぶべき?
- 「1足で何でもこなしたい!」 → ペガサス
- 「クッション重視で足を守りたい!」 → ボメロ
- 「テンポ走やスピード練習もやりたい!」 → ペガサス
- 「リカバリーランやLSD用に快適な靴が欲しい!」 → ボメロ
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