ガーミンvivoactiveとforerunnerの違いをランニング視点で比較解説

2025年最新のGarminランニングウォッチ選びで悩んでいる方にとって、注目すべき2つの最新モデルが「vivoactive 6」と「Forerunner 165」です。一見似ているように見えるこの2モデル、実は設計思想からターゲットまで明確に違いがあります。本記事では、両モデルの違いをランナー目線・スマートウォッチ目線で徹底比較します。
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- runstagramer 編集長 / 三好拓也
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Contents|目次
1. コンセプトの違い:日常×フィットネス or 本格ランニング

| モデル | vivoactive 6 | Forerunner 165 |
|---|---|---|
| コンセプト | スマートウォッチ寄り。ライフスタイル+軽めのワークアウト重視。 | ランナー向けの本格スポーツウォッチ。トレーニング特化設計。 |
| 想定ユーザー | 健康志向のビギナーやアクティブライフスタイル派 | 記録・ペース・トレーニング負荷まで管理したいランナー |
まずvivoactive 6は「Apple Watchほどではないが、健康管理と運動記録をしっかりしたい」人に最適です。カジュアルランナー向け、健康志向向けのライフスタイル寄りのスマートウォッチですね。
一方でForerunner 165は、「走ることそのものが習慣になっている人」にピッタリのモデルです。ある程度しっかりランニングが習慣化している、これからさらに頑張っていく人向けのスポーツウォッチと言えるでしょう。
要点
- vivoactive=“生活+ラン”
- Forerunner=“ラン+データ分析”
2. デザインと使い勝手:洗練 vs 実用
| 項目 | vivoactive 6 | Forerunner 165 |
|---|---|---|
| ディスプレイ | 1.4インチ AMOLED(タッチ中心) | 1.2インチ AMOLED(タッチ+物理ボタン5つ) |
| デザイン | スマートウォッチライクでミニマル | スポーティで実用的 |
| 操作性 | タッチ操作中心。直感的だが汗や雨で誤動作あり | ボタン操作中心。ラン中でも確実に操作可 |

まずディスプレイはどちらも「AMOLED」を使用しており視認性が良く美しいです。その上で、vivoactive 6はシルバー×ホワイトやローズゴールド系のカラー展開が豊富で、女性ランナーや普段使い重視派にも人気。
Forerunner 165は軽量なポリマー素材で、ランニング時の振動にも安定。「手に馴染む感覚」が高く評価されています。
3. トレーニング機能の比較:圧倒的にForerunner
| 機能 | vivoactive 6 | Forerunner 165 |
|---|---|---|
| GPS計測 | 標準精度(GNSS) | 標準精度(デュアルバンド非対応) |
| VO2max推定 | ◯ | ◯(ラン特化精度) |
| ペースガイド(PacePro) | × | ◯ |
| リカバリーアドバイザー | × | ◯ |
| ワークアウト作成 | ◯(ベーシック) | ◯(AIランプランナー対応) |
| トレーニング効果分析 | × | ◯(有酸素・無酸素・トレーニング負荷) |
| ランニングダイナミクス | × | △(外部センサー対応) |
Forerunner 165はGarminのスポーツアルゴリズムをフル活用。
ラン後の「リカバリー時間」「トレーニング効果」「VO2maxトレンド」まで自動でフィードバックされ、走力向上を意識した設計ですね。自分をランナーと呼んでも違和感がない人はこちらがおすすめ。
vivoactive 6でもジョグやウォーキング程度なら十分ですが、本格的なトレーニング指標の分析にはやや物足りなさがあります。繰り返しですが、あくまでスポーツアクティブな人の向けのライフスタイルウォッチな印象。
ランナー評価
- ジョグ・健康目的 → vivoactive 6
- サブ4以上を狙う練習管理 → Forerunner 165
4. ヘルス・音楽・スマート機能は拮抗
| 項目 | vivoactive 6 | Forerunner 165 |
|---|---|---|
| 音楽ストリーミング対応 | ◯(Spotify / Amazon Music) | ◯ |
| 血中酸素(SpO₂) | ◯ | ◯ |
| HRVステータス | ◯ | ◯ |
| 睡眠・ストレス・Body Battery | ◯ | ◯ |
| Garmin Pay | ◯ | ◯ |
| 通知連携 | ◯ | ◯ |
普段の生活で必要な機能はどちらもほぼ同等レベル。
特にvivoactive 6は、通知レスポンスや音楽操作のUIがよりスムーズで、スマートウォッチとしての完成度が高い印象です。
一方でForerunnerは、トレーニングモードにおける消費電力最適化と操作安定性が強み。
長時間ランやウルトラでも信頼できる設計です。
5. バッテリー持ちと耐久性
| 状況 | vivoactive 6 | Forerunner 165 |
|---|---|---|
| スマートウォッチモード | 約10日 | 約11日 |
| GPSモード(連続稼働) | 約20時間 | 約25時間 |
| 重量 | 約42g | 約39g |
Forerunner 165は軽量でありながらバッテリー効率が高く、毎日充電しなくても1週間走れるレベル。
vivoactive 6も優秀ですが、音楽再生を多用する場合は少し短めになります。
6. 価格とコスパ:実はForerunnerの方がトク?
| モデル | 市場価格(日本) |
|---|---|
| vivoactive 6 | 約42,800円(税込) |
| Forerunner 165 | 約39,800円(税込) |
ランナー向け機能が多いForerunnerの方が、価格はわずかに安い。
「走る目的があるなら、間違いなくForerunnerがコスパ良し」です。
7. 結論:あなたに合うのはどっち?
| あなたがもし… | おすすめモデル |
|---|---|
| 普段の健康管理が主で、スマートに使いたい | vivoactive 6 |
| 記録を活用して速く・長く走りたい | Forerunner 165 |
| デザインも妥協せず、ランも楽しみたい女性ランナー | vivoactive 6(ホワイト / ローズゴールド) |
| トレーニング分析やレース対策を重視する男性ランナー | Forerunner 165 |
8. 総評
Garminの中でも「vivoactive」と「Forerunner」は、スマート志向とランナー志向が最も明確に分かれた2モデルです。
- vivoactive 6:生活に自然に溶け込み、仕事・子育て・運動を両立する人に。
- Forerunner 165:走力アップを目指すトレーニングパートナーに。
💬 編集長コメント
どちらも完成度が高いが、「走る目的」があるならForerunner。
「毎日の生活にランを取り入れたい」ならvivoactive 6。
目的が明確なほど、あなたのウォッチ選びは後悔しません。
Forerunner 165

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vivoactive6
前作「5」はウェルネス重視のモデルでしたが、「6」に進化してランニングウォッチとしてもかなり”使える”モデルになりました!

詳細なレビューはこちらをご覧ください。

ガーミン165をレビュー!おすすめ最新Forerunnerの使い方とできること

ガーミン「vivoactive 6」ランニングの実力レビューと前作「5」との比較
Forerunner 165 vs Forerunner 265:上位モデルに買い替えるべきか

今回は主に「165」と比較しましたが、さらにその上のGarminのランニングウォッチモデル「Forerunner 265」に関しても解説しておきますね。
165はエントリーモデル、265はミドルハイクラスとして位置づけられており、価格差はおおよそ2万円(39,800円前後と59,800円前後)。
では、この価格差に見合う違いはどこにあるのでしょうか。ランナー目線で詳しく解説します。
| 項目 | Forerunner 165 | Forerunner 265 |
|---|---|---|
| 価格帯 | 約39,800円 | 約59,800円 |
| ディスプレイ | 1.2インチ AMOLED | 1.3インチ AMOLED(より高輝度で視認性が向上) |
| デザイン | 樹脂製の軽量ボディ(約39g) | 高耐久素材を使用したやや大型モデル(約47g) |
| トレーニング機能 | 基本的なランニング指標(VO2max、PaceProなど) | トレーニング負荷、ステータス、HRV分析など上級機能を搭載 |
| ランニングダイナミクス | 外部センサー対応 | 内蔵センサーで自動計測可能 |
| GNSS(衛星測位) | 標準GNSS | マルチバンドGNSS対応(測位精度が高い) |
| マルチスポーツ対応 | 単一種目中心(ラン、バイクなど) | トライアスロン対応(種目切り替えに対応) |
| バッテリー持続時間 | 約25時間(GPSモード) | 約30時間(GPSモード) |
| 重量感 | 軽量で装着感が柔らかい | やや重厚で安定感がある |
ランナー視点での違い
トレーニング機能の深さ
265は「トレーニングステータス」「トレーニングレディネス」「HRVステータス」など、上級者向けの分析機能を搭載しています。
疲労度や回復状態を可視化できるため、レースに向けた調整やトレーニング周期の最適化がしやすくなっています。
一方、165はVO2maxやペース管理など、ランニングの基本をサポートする機能が中心です。
GPS精度
265はマルチバンドGNSS対応で、ビル街や木々の多いエリアでも高精度な測位が可能です。
インターバル練習やペース走で正確なラップを計測したいランナーには265が向いています。
165でも十分な精度を持ちますが、精密なデータ管理を求める場合は265の優位性が際立ちます。
操作感と装着性
165は軽量で薄く、睡眠時や普段使いでも違和感が少ないのが特徴です。
265は画面が大きく見やすい反面、やや存在感があるため手首の細いランナーは注意が必要です。
ラン中の操作性はどちらも高い水準にありますが、265のボタン反応や画面の視認性はさらに洗練されています。
編集部コメント
Forerunner 165は「ランニングをより楽しむための最初の1本」として完成度が高く、初級〜中級ランナーには必要十分な機能を備えています。
一方で265は「データを活用して走りを改善したい」「より正確なGPSとトレーニング分析を求めたい」ランナーに向けたモデルです。
- サブ4ランナー:Forerunner 165で十分
- サブ3.5〜サブ3ランナー:Forerunner 265を検討する価値あり
結論
- 日常ジョグやハーフマラソン中心のランナーには Forerunner 165
- フルマラソンで自己ベストを狙う、もしくはトレーニングデータを細かく分析したいランナーには Forerunner 265
FAQ|よくある質問
Q1. vivoactive 6でもフルマラソンを走れますか?
→ 走れます。ただし、トレーニング負荷やリカバリー分析は簡易的です。完走目標なら問題ありませんが、タイムを狙うならForerunnerがおすすめ。
Q2. 女性でもForerunnerは大きくない?
→ Forerunner 165は直径42mmと軽量で、女性でもフィットしやすいサイズ。手首が細い方にはブラックベルトよりホワイトやパープル系がおすすめ。
Q3. スマホ連携や音楽再生の操作性は?
→ vivoactive 6のほうがUIが直感的。Forerunnerは物理ボタン主体で、走行中の誤タップ防止に優れます。
Q4. ランニング以外のアクティビティにも使える?
→ どちらもヨガ・筋トレ・スイム・サイクリング・登山など幅広く対応。マルチスポーツ用途ならvivoactive 6が一歩リード。














