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2025-05-18

Garminの「HRM 600」「HRM 200」はどんな心拍計?ウォッチ単体じゃだめなの?詳しく解説

Garminの「HRM 600」や「HRM 200」は、胸に装着するタイプの心拍センサーで、Garminのランニングウォッチやサイコン(サイクルコンピュータ)とペアリングして使う補助デバイスです。以下に詳しく説明します。

HRMとは?(Heart Rate Monitor)

「HRM(心拍計)」は、心拍数を計測するためのデバイスです。GarminのHRMシリーズは主に胸に巻いて使うストラップ型で、以下のような特徴があります:

胸ストラップ型の利点

  • 精度が非常に高い
    • 手首型(ウォッチ内蔵)の光学式心拍計と比べて、胸の電気信号を拾う方式の方がブレにくく、運動中の計測精度が高い。
  • リアルタイム送信
    • 心拍データをBluetoothまたはANT+でGarminウォッチなどに送信。
  • 一部モデルはデータを記録可能
    • HRM 600はウォッチなしでもデータを記録して後で同期できる。

Garminウォッチだけじゃダメなの?

Garminウォッチにも光学式心拍センサー(手首で計測)は内蔵されています。軽い運動や日常使いにはこれで十分です。ただし、以下のような場合にはHRMが推奨されます:

ウォッチだけでは不足するシーン

シーンなぜHRMが必要?
インターバルやスピード走手首の動きで心拍計がズレやすく、精度が低下
自転車など手首が動かないスポーツ光学式がうまく動作しない
ランニングフォーム分析がしたいHRM 600のみが対応する詳細なランニングメトリクス
トライアスロンなど多用途プールでの使用やデバイスを外す場面がある
  • ウォッチだけでも基本的な心拍計測は可能
  • でも、HRM(特にHRM 600)を使うと精度と機能性が大幅にアップ
  • サブ3を狙うレベルや、パフォーマンス分析を重視する方は、HRMを導入する価値が十分にあると言えます。

HRM 600:アスリート向けの高機能モデル

主な特徴

  • 価格:$169.99(約25,000円)
  • 発売日:2025年5月21日
  • サイズ展開:XS–S、M–XL
  • 対応スポーツ:ランニング、サイクリング、トライアスロン、チームスポーツなど
  • バッテリー:USB充電式、最大2か月持続
  • 防水性能:水泳対応
  • 新機能
    • 独立使用可能:スマートウォッチなしでも心拍数、カロリー、スピード、距離などを記録し、後でGarmin Connect™アプリと同期可能
    • 新しいランニングメトリクス:「ランニングエコノミー」や「ステップスピードロス」など、詳細なパフォーマンス分析が可能
    • LEDインジケーター:バッテリー残量やデバイスの状態を視覚的に確認可能

レビューと評価

HRM 600は、特にランナーやトライアスリート向けに設計されており、詳細なランニングダイナミクスを提供します。新しいメトリクスにより、パフォーマンスの微細な変化を把握し、トレーニングの最適化が可能です。また、スマートウォッチなしでも使用できるため、チームスポーツやウォッチが装着できない状況でも活躍します。

HRM 200:日常使いに最適なベーシックモデル

主な特徴

  • 価格:$79.99(約12,000円)
  • 発売日:2025年1月
  • バッテリー:CR2032ボタン電池、最大1年持続
  • 防水性能:5ATM(50m防水)
  • 対応デバイス:Garmin製品を含む多くのデバイスと互換性あり
  • 機能
    • 心拍数とHRVのリアルタイム送信:正確な心拍数と心拍変動(HRV)データを提供
    • シンプルな設計:使いやすく、快適な装着感

レビューと評価

HRM 200は、日常のトレーニングやフィットネス活動に最適なモデルです。高価なモデルと比較しても、心拍数の精度や装着感に優れており、コストパフォーマンスが高いと評価されています。ただし、ランニングダイナミクスやデータの内部保存機能は搭載されていないため、これらの機能が必要な場合は上位モデルを検討する必要があります。

まとめ:どちらを選ぶべきか?

特徴HRM 600HRM 200
価格帯高価格帯(約25,000円)中価格帯(約12,000円)
対応スポーツ多種目(ランニング、サイクリング、トライアスロンなど)一般的なフィットネス活動
バッテリーUSB充電式、最大2か月持続CR2032ボタン電池、最大1年持続
防水性能水泳対応5ATM(50m防水)
新しいランニングメトリクス対応(ランニングエコノミー、ステップスピードロスなど)非対応
独立使用可能(スマートウォッチなしでの記録)不可

HRM 600は、詳細なパフォーマンス分析や多種目での使用を求めるアスリートに最適です。一方、HRM 200は、日常のフィットネス活動や基本的な心拍数モニタリングを求めるユーザーに適しています。自分のトレーニングスタイルや必要な機能に応じて、最適なモデルを選択してください。

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