【2024最新】ガーミンとAmazfitのランニングウォッチ徹底比較
ランニング用のGPS計測ウォッチとして不動の地位を確立しているGarmin(ガーミン)と、ここ数年でめきめきと頭角を表している新興ブランドの勢いNo.1のAmazfit(アマズフィット)。どちらのブランドにしようか迷っているランナーも少なくないと思います。そこで、今回はこの二つのメーカーと今このメーカーなら一押しのモデルを徹底比較したいと思います。
▶︎ 比較するモデル
- Garmin|Forerunner 265
- Amazfit|Cheetah Pro
GarminとAmazfitをメーカーとして比較
まずはこの2社をメーカーとしてどんな立ち位置、存在なのかをご紹介しますね。
Garmin(ガーミン)
Garminはアメリカ発のメーカーですが日本でもランニングウォッチのシェアNo.1です。
ガーミン社はアメリカで創業、元々はGPSをコアテクノロジーとした位置情報デバイスを航空機向けなどに提供する会社でした。1989年にミン・カオとゲイリー・バレルによって設立され、2000年には上場を果たしています。そのGPS計測ノウハウをGarminのランニング・スマートウォッチは引き継いでいます。台湾の自社工場でデザインから生産まで一貫して管理しているため、高いクオリティの商品が世界中のランナーに好評です。日本のランニングウォッチ市場においても最も支持されている、シェアが大きいのがガーミンのウォッチなんです。
ランニングのみならずアクティブライフを楽しむ多くの人に愛されるガーミンは常設の直営店として2023年の2月3日場所は東急プラザ銀座5階に新規オープンしています。
Amazfit(アマズフィット)
Amazfitを提供するのはZepp Health Corporation(ゼップヘルスコーポレーション)社です。彼らは直近でも最も成長角度と勢いがある新興のスマートウォッチメーカーとなります。特に国内市場においては2022年AppleとGarminに次いで出荷台数は3位というポジションに位置しています。特に昨年発売された独自ブランドの「Amazfit(アマズフィット)」シリーズの最新作「GTR4」並びに「GTS4」の販売実績と評価が高く、ランナーにとっても今最も注目の高いブランドのひとつと言えるでしょう。
家電批評ベストバイオブザイヤー2022受賞
そんな躍進の2022年、さらに特筆すべきは「家電批評ベストバイ・オブ・ザ・イヤー」を「GTR 4」が受賞したこと。この賞は、プロが本音でテストする家電情報誌「家電批評」が、年間を通して一番「買うべき」商品を、各部門で選出するアワードなのです。そのスマートウォッチ部門では「Apple Watch Ultra」に並び「Amazfit GTR 4」がダブル受賞という結果となりました。「Amazfit GTR 4」が受賞した理由として、3万円台という低価格帯にもかかわらず、ログの精度や通話対応、長持ちするバッテリーなど、機能が非常に充実しており、コストパフォーマンスが高いという事が挙げられています。
ガーミンとアマズフィットの最新モデルで比較する
こんな2社を比較する最新モデル次の2つです。
Forerunner 265 / Garmin
2023年の3月にリリースされた最新モデルの「Forerunner 265」。ランニングに特化したスマートウォッチで、初心者から中級者に最適なモデルです。1.3インチのAMOLEDディスプレイは明るく視認性に優れ、デュアルバンドGPSやVO2 Max測定、トレーニング負荷管理など詳細なデータを提供します。また、PaceProやワークアウトの提案機能を搭載し、効果的なトレーニングをサポート。Spotifyとの連携で音楽再生も可能です。バッテリーは通常使用で最大13日間、GPS使用で最大20時間。軽量なデザインで長時間の使用でも快適です。初心者から競技を目指すランナーまで幅広い層におすすめです。
ガーミン「Forerunner 265」を現役ランナーが徹底レビュー
Cheetah Pro / Amazfit
Amazfit Cheetah Proは2023年7月リリース、ランニングに特化したスマートウォッチで、特にアスリートや初心者ランナーに向けた機能が充実しています。主要な特徴としては、高精度GPS機能、Zepp OSによるパーソナライズされたトレーニングプラン作成、そしてオフラインマップの利用が挙げられます。
バッテリー性能は、通常使用で最大14日間、GPS使用時で最大54時間と非常に優れています。チタン製ベゼルを採用した軽量なデザイン(44g)とAMOLEDディスプレイで視認性も抜群です。価格は約44,900円と、同クラスのスマートウォッチの中では比較的リーズナブルです。
廉価版の「Cheetah」はこちらの記事でも詳細をレビューしています。
Amazfit Cheetahの実機完全レビュー|アマズフィットでランニング
Forerunner265とCheetah Proのスペック比較表
まずスペックを表にして比較していきます。
項目 | Amazfit Cheetah Pro | Garmin Forerunner 265 |
---|---|---|
価格 | 約¥30,000 | 約¥55,000〜¥60,000 |
ディスプレイ | 1.39インチ AMOLED | 1.3インチ AMOLED |
解像度 | 454×454ピクセル | 416×416ピクセル |
重量 | 約34g(ストラップなし) | 約47g(ストラップ込み) |
GPS機能 | デュアルバンド高精度GPS | デュアルバンド高精度GPS |
バッテリー寿命 | 最大14日間(通常モード) 最大26時間(GPSモード) | 最大13日間(通常モード) 最大20時間(GPSモード) |
スポーツモード | 100以上のスポーツモード対応 | ランニング特化の詳細なトラッキング |
ランニングデータ | 基本的なデータ(ペース、心拍数、VO2 Max) | 詳細なランニングダイナミクス |
音楽再生 | 内蔵ストレージで音楽再生可 | 内蔵音楽再生+Spotify対応 |
防水性能 | 5 ATM | 5 ATM |
特別機能 | AIランニングコーチ | PacePro戦略、ワークアウト提案 |
デザイン | チタンフレームで高級感あり | 軽量で快適な着け心地 |
価格、軽さ、バッテリー性能などでCheetah Proの方が優れていますね。
ランニングシーンの様々な視点で機能を比較
大雑把の違いがわかった上で、次にランニング利用における主要な機能であらためて比較検討したいと思います。
1. ランニング機能
- Amazfit Cheetah Pro: AIを活用したコーチング機能と基本的なランニングデータが中心。初心者にとっては十分。
- Garmin Forerunner 265: 詳細なランニングダイナミクスやPacePro機能で、トレーニングプランの細かい管理が可能。中〜上級者に適している。
2. GPS性能
両モデルともデュアルバンド高精度GPSを搭載。トラッキング精度はほぼ同等。
3. バッテリー寿命
- Cheetah Proは通常モードで14日間、GPSモードで最大26時間と優れた持続力。
- Forerunner 265は通常モードで13日間、GPSモードで最大20時間でやや短め。
4. デザインと重量
- Cheetah Pro: 軽量(34g)で高級感のあるチタンフレームを採用。
- Forerunner 265: 軽量で快適な装着感だが、やや重量が増える(47g)。
5. 音楽機能
- Cheetah Pro: 内蔵ストレージでオフライン音楽再生が可能。
- Forerunner 265: SpotifyやDeezerのプレイリストを同期可能で、ストリーミングサービス利用者に便利。
6. 価格とコストパフォーマンス
- Cheetah Proは価格が手頃で、基本機能が充実。
- Forerunner 265は高価だが、詳細なトレーニングデータと高い機能性が魅力。
どちらがどんなランナーにおすすめか?
- Amazfit Cheetah Pro:
- 初心者ランナー: ランニングを始めたばかりの方や、基本的なデータで十分な人に最適。
- コストを重視する方: 手頃な価格で基本性能が充実しており、バッテリー寿命も長い。
- Garmin Forerunner 265:
- 中〜上級ランナー: 詳細なデータ分析を求める方や、競技志向のトレーニングを行う方に最適。
- 音楽ストリーミング利用者: Spotifyなどのプレイリストを活用する人に便利。
結論
- コストパフォーマンス重視なら「Amazfit Cheetah Pro」
- 本格的なランニング解析やトレーニングプランを求めるなら「Garmin Forerunner 265」