ガーミンフォアアスリート「55」完全レビューと使い方
「ガーミンのランニングウォッチは”55″で十分なの?」
そんな疑問に答えるのがこの記事の目的です。2023年11月現在も、ガーミンランニングウォッチで最も売れているのが「ForeAthlete55」なんですね。Amazon でも常に「ベストセラー1位」「過去1ヶ月で500点以上購入」という実績。
これはなぜなのか?実機レビューも含めて完全解説します!
Forerunner165が2024年2月にデビュー|最速レビュー
https://runstagramer.com/2024/03/06/garmin165_review/
なぜ2024年も「55」が売れ筋No.1?
結論から言うと、よっぽどの高機能な機能へのこだわりがない限り、2024年の今でも全てのランナーに全力で今おすすめしたいのが「 ForeAthlete 55」です。
ガーミンのランニングモデル「Forerunner(旧ForeAthlete)」の中で「55」は最も価格の安いモデルで、本サイトでも最もお問い合わせが多い人気モデルです。
2021年6月の発売から2年以上経つ現在でも圧倒的な人気を誇るのはなぜなのでしょうか?3点に絞ってまずは解説します。
1. 圧倒的な価格の安さ
2023年以降に発売されるランニングウォッチは軒並み高価格となっています。これはその分機能面で優れているということもありますが、実態は「原油・資源高」の影響を大きく受けているのです。その中で3万円強という価格は圧倒的な魅力と言えるでしょう。
2. 機能面で必要最低限を満たしている
近年のランニングスマートウォッチの機能面での進化は本当に凄いです。GPS計測精度のみならず、AIを使ったコーチ機能まで目を見張るものがあります。しかし、初心者ランナーをはじめ多くの人にとっては「時間・ペース・距離」が正確に測れる、「心拍数をモニタリング」できる、「アプリで走った記録を管理」できる、「フルマラソンに耐えるバッテリー性能」等の、本当に基本的な機能を有していればOKです。「ForeAthlete」はそんな最低要件をバッチリ満たしているのですよね。
3. 見た目がシンプルでオシャレ
このモデルが発売された頃からGARMINのウォッチは格段にオシャレになり、日常使いでも違和感がない仕上がりになりました。それまではもう少しスポーティーでいかにも「運動用」といった印象でした。今見ても「ForeAthlete55」はミニマルで削ぎ落とされて洗練されたインパクトを身につける人にも、周囲の人にも与えることができる稀有なモデルとなっているのです。
以上3点に絞ってまずは解説しました。これは2023年の現在も圧倒的人気なわけですね。以後、本レビュー記事で各詳細をじっくり解説していきますね。
ガーミン「ForeAthlete」はどんなスマートウォッチ?
「ForeAthlete」はGPSの精度と高機能が評価の高いGarmin(ガーミン)によるGPSウォッチ、スマートウォッチの中でも、ワークアウトから本格的なアスリートにまで対応する、ガーミンを代表するGPSランニングウォッチシリーズです。
エリートランナーまでフルサポートできるハイエンドなモデルから、ランニング初心者までカバーする豊富なラインナップが嬉しい大人気、GPSランニングウォッチにおいて定番中の定番シリーズです。日本のランナーが使用するGPSウォッチの中で最もシェアが高い模様です。
※ForeAthleteはForerunnerへ名称変更されました
「55」はどんな機能や位置付けモデルなのか
まず「ForeAthlete(フォアアスリート)」の最新全モデル名をすべて列挙してみます(価格は税抜き価格|2024年2月23日時点)
モデル名 | 価格 | 発売日 |
ForeAthlete 55 | ¥32,000 | 2021/6/17 |
ForeAthlete 245 | ¥34,800 | 2019/5/16 |
ForeAthlete 245 music | ¥38,280 | 2019/5/16 |
Forerunner 255 | ¥47,800 | 2022/6/16 |
Forerunner 255s | ¥49,800 | 2022/6/16 |
Forerunner 255 Music | ¥52,800 | 2022/6/16 |
Forerunner 265 | ¥62,800 | 2023/3/2 |
Forerunner 265s | ¥62,800 | 2023/3/2 |
ForeAthlete 745 | ¥44,800 | 2020/10/1 |
Forerunner 955 | ¥84,800 | 2022/6/16 |
こうやってみると「55」は最も価格の安いモデル帯域だということがわかりますね。2021年発売と2年前のモデルになりますが、現時点でもガーミンのランニングウォッチの中で一番の売れ筋です。
また、今回レビューするのは「ホワイト」カラーですが、その他ブラック/アクア/グレーなど合計4種類のカラーバリエーションがあるのも嬉しいですね。
ガーミン公式の「ForeAthlete(フォアアスリート)55」紹介動画をチェック
ガーミンジャパンの公式YouTubeチャンネルでは早速「55」の紹介動画が公開されています。本最新モデルのアウトラインを確認するにはこちらで十分かと思います。かっこいいですね。
さて、前段が長くなりましたが具体的な「ForeAthlete 55」の特徴を紹介していきますね。
「55」はランニング計測の最低限を満たしたモデル
『ForeAthlete 55』は重量が37gと女性でも気軽に使える最軽量のミニマム仕様なのがこのモデルの特徴。コロナの影響もあってより健康的なライフスタイルのためにランニングやジョギングを日常生活に取り入れ始める人が増えています。そんな人たちのためのアクティブライフスタイルサポートウォッチと言える仕様だと思います。
ミニマムの機能といってもほとんどのランナーが使うランニングウォッチとしては十分な機能を網羅しています。後ほど細かくレビューしますが基本的な機能としては次のようなものが挙げられます。
ForeAthlete 55の主な機能一覧
まずは主要な機能をサマリしてみます。
- GPS機能を利用したランニングのペースや距離などの記録
- 光学心拍計による手首からの心拍数の計測
- フィットネスレベルを測る指標であるVO2Maxも計測
- Garmin Coachアプリを利用したパーソナルランニングコーチ機能
- ランニングだけでなく、有酸素運動やヨガなど幅広いアクティビティと、日々の健康を向上させるライフログ機能
- 緊急連絡先にリアルタイムで現在地の送信が可能で安全と安心を提供するセーフティ&トラッキング機能
ForeAthlete「45」と「55」との決定的な機能の違いは?
2019年8月にリリースされた最新のミニマムモデル「45」と今回の最新モデル「55」の違いが気になりますよね。私は「45」も愛用していました。そこで今回は過去45を使用した使用感も含めて以下4つ、違いを説明しますね。
1. 重量が違う
まず異なるのが重量。たった5gの差なので、ほぼ違いがわからないレベルかと思います。
- ForeAthlete 45|32g
- ForeAthlete 55|37g
2. 稼働時間が違う
前作「45」から約年、やはりバッテリー性能は日々向上しています。この1点においてもはや今「45」を買う理由が見当たりませんね。約倍のバッテリー性能向上が価格差¥2000強で手に入ります。
- ForeAthlete 45|スマートウォッチモード:最大7日間 / GPS モード:最大11時間
- ForeAthlete 55|スマートウォッチモード:最大14日間 / GPS モード:最大20時間
3. 新機能が「55」には搭載
前作から新たな新機能が搭載されています。具体的には
- トレーニングプランのリコメンド
- リカバリータイムの表示
- ランニングのペースガイド
などなど。初心者ランナーがどこまで使いこなせるかではありますが、できることは大いにこしたことはありませんね。
4. 心拍ゾーン表示が進化
前作「45」では心拍ゾーン表示がわかりずらかったのがネックでした。しかし、今回は他の上位モデルに搭載されている形式と同じ実装となりました。これは良いですね。
それでは、早速開封からランニング計測での使用インプレッション、アプリとの接続等の解説をしていきますね。
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購入から開封まで徹底実機レビュー
今回はガーミンオンライン公式サイトで購入しました。購入後、3日程度で無事到着。まずシンプルなパッケージにミニマムな同梱物です。バッテリーケーブルに最低限の説明書が入っています。
実際セットアップは専用アプリの「Garmin Connect」のガイダンスですぐに終わります。流れは以下にレビューしますね。
初期設定とアプリとのペアリング
初期設定はとても簡単です。手元にかならずスマートフォンを用意しておいた方が良いでしょう。
言語を設定したらあとはスマートフォンアプリとのペアリングモードに入ります。
ガーミンウォッチの魅力はスマートフォン専用アプリ「Garmin Connect」の充実した機能にもあります。事前にダウンロードし、デバイスにスマートフォンを近づけるとペアリングが開始されます。とっても簡単ですね。
専用アプリ「Garmin Connect」の使い方はこちらで詳細をレビューしています。このアプリを使いたいからガーミンすべき!といっても過言ではないですね。
Garmin Connect(ガーミンコネクト)アプリの使い方徹底ガイド|ランニングアプリレビュー
ペアリングと初期設定は、アプリの画面に従ってぽちぽちやるだけです。ウォッチに表示された数字をスマホで打ち込んだり、とっても簡単。
プライバシーの設定等、あとでもアプリから変更できますので、ガシガシ進めて設定終了。この間2〜3分ですね
さて、これで準備完了!もちろん細かい設定も後ほどいくらでもできるので、すぐにウォッチをつけて走り出せます!
実走レビュー|装着時の使い勝手
まず装着感は最近のForeAthleteシリーズ同様のフィット感とミニマル感が心地よいです。
本体もバンドも薄めに作ってあるのであまりゴツっとしたウォッチはつけたくない、目立たせたくない人にもおすすめ。245や45あたりから、ある程度この方向性が決まってきていますね。
引き続き近年のForeAthlete、GarminのウォッチはGPS補足精度とスピードが早いですね。
いざ走ろう!となってGPS補足待ちでイライラすることは皆無、これがガーミンの魅力です。GPS専用メーカーであるバックボーンがふんだんに生きています。すごいぜガーミン。
ウォッチをつけて、GPSを補足させたらいつでも走りにいけます。
いよいよ実際にランニングでGPS計測してみます。
まず大切なのが「計測中画面」ですね。こちらに載せた通り、
- 距離
- 走行時間(タイム)
- ペース(/km)
が一目でわかりやすく表示されます。「45」よりも視認性が向上している感触を受けます。
こちらは先ほども触れましたが心拍ゾーンの画面。光学心拍計のデータから今自分にどれぐらいの負荷がかかっているかがわかります。
走行中のおもな画面モードは4つです
- 計測ダッシュボード|距離/走行時間(ラップ毎)/ペース(/km)
- 心拍数ゾーン
- 時刻
- 計測ダッシュボード|距離/走行時間(累計)/ペース(/km)
こちらをボタン一つでいつでも切り替え可能です。
また、1kmのラップ毎にペースを「ピピッ」という音と振動と共に画面でも知らせてくれます。
さて、ランニング終了!早速走った記録を保存します。
「保存」ボタンを押して終了です。
手元にスマートフォンがあれば一瞬で転送されます。転送された結果はこのようにアクティビティログとしてアプリで見やすく記録されます。
ペースや心拍数の推移も、すぐにスマホでわかりやすく振り返ることができますよ。便利ですね。
もちろん、スマートフォンがなくても手元のウォッチで結果を振り返ることができます。最低限欲しい情報・結果がシンプルに表示されます。
ペースや距離で自己記録の更新があればお知らせもしてくれます。走るモチベーションがアップしますね!
ミニマムな機能とデザイン、しかし普通のランニングであれば十分すぎる機能が備わっているのが「ForeAthlete 55」ですね。コストパフォーマンス最強です。
飛躍的に向上したバッテリー稼働時間
先ほども紹介しましたが、前モデルとも言える「45」から大きく進化したのがバッテリーの駆動時間です。ここが一番の目玉ともいえるでしょう。
- GPSモード:20時間
- スマートウォッチモード:約14日間
こちらも十分なスペックですね。GPS計測で20時間ももつので、フルマラソンなどでもバッテリー切れの心配なしです。歩数などライフログ機能も便利ですので、14日間充電無しで使えるのは本当に魅力的。
ガーミン55は防水機能もバッチリ
ForeAthlete 55は生活防水レベルではなく、5ATM(50m防水)なので水泳でも使える防水性能を誇っています。ご覧の写真の通り、水でジャブジャブしても全く問題ありません。
ランニング後にそのままつけたままシャワーを浴びる、滝にドボンする、なんでもいけちゃいますね。
ウォッチフェイスを変更して気分もリフレッシュ
デジタルウォッチの魅力はウォッチフェイスを気分によって変更できること。見慣れた時計が全く新しい相棒で惚れ直します。
デジタル表示が様々に工夫されたものから、このようにアナログ風なウォッチフェイスまで。有料もありますが無料のフェイスも多く揃っています。
ウォッチフェイスを変更したい場合は、Garmin Connectアプリから
表示 > ウォッチフェイスで設定可能です。
また、ウォッチフェイスのデータ自体は別途IQストアからダウンロードして利用できます。
「ForeAthlete55」の主要機能まとめ
- 重量:37g
- サイズ:42 x 42 x 11.6 mm
- ディスプレイサイズ:直径1.04インチ(26.3 mm)
- 解像度:240×240ピクセル
- 稼働時間:スマートウォッチモード:約14日間、GPS モード:約20時間
- 防水機能:5ATM(50m防水)
- 接続:Bluetooth、ANT+、USB
- 内蔵メモリ:32MB
- 衛星測位:GPS/GLONASS/みちびき(補完信号)
- センサー:光学式心拍センサー他
- 価格|¥32,000
これだけの機能が充実していて、普段使いできるデザイン性も高くて、この価格を考えると本当にコストパフォーマンスに優れていると思います。
リカバリーアドバイザー機能
トレーニングの合間にリカバリーの時間を確保することは重要です。ワークアウトを行った後、リカバリーアドバイザー機能が次のアクティビティまで必要な休憩時間を伝えてくれます。
おすすめワークアウト
あなたのトレーニング履歴やフィットネスレベル、リカバリータイムなどのステータスを基に最適なワークアウトを提案してくれます。
ガーミンコーチ
あなたのレベルと目標に合わせたトレーニングプランと専門のコーチからのアドバイスを受け取ることができます。ワークアウトやプランはアプリから簡単にデバイスに転送できます。
歩数など各種フィットネス記録
外出中やトレーニングしている間も、歩数、ストレス、週間運動量などをトラッキングできます。
スマートフォン通知機能
iPhoneなど互換性のあるスマートフォンとペアリングすれば、メールやメッセージ、SNSの通知をウォッチで確認できます。
【最後に】オンラインで購入がおすすめ
2023年の最新ランニングウォッチで圧倒的におすすめ、一択と言えるのが「ForeAthlete(フォアアスリート)55」です。
購入するならAmazonや楽天などオンラインショップがオススメです。定価より若干安くお買い求めできます。
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