【2024】ガーミンとスント、ランニングウォッチ徹底比較
ランニングウォッチ選びで候補に上がる定番ブランド・メーカーの「ガーミン(Garmin)」と、トレイルランニング等の山・トレイルをホームグラウンドとするランナーや登山家に根強い人気を誇る「スント(SUUNTO)」。どちらも老舗のメーカーでどんな特徴があるのか、どちらを今選ぶべきなのか、迷ってしまいますね。
そこで、こちらのエントリーではそんなガーミンとポラールを次の視点から徹底比較したいと思います。
- メーカーの特徴として何が違うのか、どんなランナー向けか?
- 代表的なモデルで機能的な違いは何か?
ガーミンとスントはどんなウェアラブルウォッチメーカー?
まず5つの比較項目に移る前に、それぞれのメーカーがどんな特徴があるのかざっとレビューしたいと思います。各社の背景が今のウォッチの機能的特徴にもなっているので、しっかり頭に入れておきましょう。
ガーミン(Garmin)はこんなGPSデバイスメーカー
Garminはアメリカ発のメーカーですが日本でもランニングウォッチのシェアNo.1です。
ガーミン社の生い立ちと特徴
ガーミン社はアメリカで創業、元々はGPSをコアテクノロジーとした位置情報デバイスを航空機向けなどに提供する会社でした。1989年にミン・カオとゲイリー・バレルによって設立され、2000年には上場を果たしています。そのGPS計測ノウハウをGarminのランニング・スマートウォッチは引き継いでいます。台湾の自社工場でデザインから生産まで一貫して管理しているため、高いクオリティの商品が世界中のランナーに好評です。日本のランニングウォッチ市場においても最も支持されている、シェアが大きいのがガーミンのウォッチなんです。
スント(SUUNTO)はこんな心拍計測デバイスメーカー
多くの登山家や冒険家に愛される老舗メーカーのスントは耐久性と洗練されたデザイン性で唯一無二のポジションを確立。
フィンランド創業の老舗メーカーが誇る重みと信頼性
ポラールと同じくフィンランド創業のスントの歴史は深い。1936年の創業依頼以来、先駆的な冒険心を背に業界の先駆者として、世界中の冒険家やアスリートに愛用されるスポーツウォッチ、スポーツ関連グッズの開発を行っています。
過酷な状況に対する耐久性と美しいデザイン
スントは過酷な条件に耐えうる耐久性を持つ一方で、北欧独自の美しいデザインであることをアイデンティティとしているメーカーです。耐久性や信頼性に対する象徴的なエピソードは「1939年の戦争時、フィンランド兵がソビエト連邦軍のスナイパーに狙撃されたがその銃弾を食い止め、彼の命を救ったのは、軍服のポケットに入れていたSuunto M-311フィールドコンパスだった」という逸話です。こういった背景や理念もあり、多くの冒険家や登山家の心を掴んで話さないのがスントの特徴です。さらに未だに「Made in フィンランド」を貫いているところもガジェット心をくすぐりますね。
ゆえに、ランナーの中でも特に「トレイルランニング」など山の中を走ったり、過酷な環境でのトレーニング、ランニングをする人から熱狂的な支持を集めています。
ランニング向けの比較モデル|Forerunner255 vs SUUNTO 5 PEAK
今回、総合的にメーカー単位で比較をしますが、より具体的に両社の特徴や機能性を比較するために、今最も各社のランニングウォッチでシェアの多いと思われるオールラウンドでリーズナブルな価格帯、さらに2022年に発売された最新の代表的モデルと比較したいと思います。それが下記2モデルです。
- Garmin|Forerunner 255(2022年6月発売、¥49,800)
- SUUNTO|SUUNTO 5 PEAK(2022年4月発売、¥43,890)
どちらも各社がラインナップするモデルの中では低〜中価格帯、普通に日常生活でランニングを計測する機能としては十分で、かつフルマラソンも難なく計測し続けられるバッテリーライフと機能を有する最量販モデルです。
Forerunner255 | SUUNTO 5 PEAK | |
価格 | 49g | 39g |
重量 | 49,800円(税込) | 43,890円(税込) |
サイズ | 45.6 x 45.6 x 12.9 (mm) | 43 x 43 x 12.9mm |
解像度 | 260 x 260 | 218×218 |
稼働時間 | スマートウォッチモード:約14日間、GPS モード:約30時間 | ツアーモード 100時間/ パフォーマンスモード 20時間 / エンデュランスモード40時間 |
防水性能 | 5ATM(50m防水) | 30m |
その他特徴 | Garmin Pay(SUICA)対応 | ・最大100時間の駆動が可能なウルトラモードが実装 ・トレイルランニング等で嬉しい「高度計」を搭載 |
Forerunner 255はこんなランナーにおすすめ
初心者ランナーや、初めてのランニングウォッチを買う人なら迷わずガーミンを選びたい。先輩ランナーの多くが使っている安心感と、購入からの初期設定や専用アプリ含めた使い勝手が非常におすすめです。
さらに今回紹介する最新モデル「Forerunner 255」は日々のランニングから心拍数(負荷)計測、さらにリカバリー&トレーニングメニューの提案までミドルレベルのランナーまでカバーしたオールラウンドモデル。ディスプレイの解像度も比較するSUUNTOより優れ、日常使いでもおしゃれでコスパの高いモデルです。
詳細のレビュー記事はこちらからどうぞ。
【2023】ガーミン最新「255」の完全レビュー|Forerunner/フォアランナー
2023年3月に発売した最新のガーミンランニングモデル「Forerunner 265」と「255」との違いを徹底解説しています。
【2023最新】ガーミンの人気ランニングモデル「265」と「255」の違いを徹底比較
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SUUNTO 5 PEAKはこんなランナーにおすすめ
他のランナーより個性を出したい、違いを見せつけたいランナーにおすすめ。特にロードランニングだけでなく、トレイルランニングなど不整地を長く走るいわゆる「エンデュアランス」領域に足を踏み入れたランナーであれば、そのアイデンティティをわかりやすくこだわり持って示してくれるのが「SUUNTO」のボディ。GPS/気圧ベースの「高度計」を搭載しているので、走った距離のみならず「累積高低距離(差)」を計測したいトレイルランニングにも最適です。
39gという驚異の軽さとコストパフォーマンス
上記比較表でも分かる通り、Garmin Forerunner255と比べても圧倒的な軽さを実現しています。
また、今回比較したSUUNTO 5はForerunner 255よりも総合的にコストパフォーマンスに優れていると言えますね。どちらも2022年の最新モデル。軽さと耐久性も兼ね備えた死角のないモデルです。
比較したモデルの購入はAmazon/楽天から
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SUUNTO 5 PEAK
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ランニングウォッチのおすすめ比較記事
ガーミンとポラールを徹底比較した記事はこちら。
https://runstagramer.com/2022/08/13/garmin_polar/
ポラールやスント以外にも、AppleやFitbitなど多くのランニングウォッチメーカーと総合的に比較した記事はこちら。
https://runstagramer.com/2022/08/14/recommend_runningwatch/
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