toggle
2024-10-22

冬の北海道など雪道でもおすすめランニングシューズ15選

「冬の雪道でも快適にランニングを楽しめるシューズを知りたい!」
そんな期待に答えるおすすめシューズを選びました。悪天候・雪道への機能的な対応を改善した防水・撥水シューズは日々進化しています。北海道など北国では雪道ランニングは避けられませんね。冬の悪路に対応したランニングシューズをメーカー別に15選ご紹介!

✅ 本記事では2024年12月現時点での最新おすすめシューズを随時更新中!


🔳 この記事を書いた人 🔳

  • runstagramer 編集長 / 三好拓也
  • 20年以上ランニングを楽しむ市民ランナー
  • 公式Xアカウントでも情報配信中

北海道の雪道でも活躍するランニングシューズとは

防寒/防水ランニングシューズ5選で寒がりランナーも冬や雨のランニングを乗り切ろう

まず「防寒・防水」となるようなランニングシューズはどのような基準で選んだり、探したりすれば良いでしょうか。

あえて「通気性」に着目して雨風を防ぐ

当然ランニングシューズメーカーやシューズのモデルごとに薄め、厚めなど選定の基準はあります。そこでキーポイントとなるのが「通気性」です。ランニングシューズは当然運動用のシューズなので発汗などによる通気性を考慮しています。その通気性が、良くも悪くも犠牲になりがちなシューズは「防水シューズ」なんですよね。最近は各社から雨の日でも安心してランニングを楽しんだりトレーニングができるように防水のランニングシューズが発売されています。「GORE-TEX(ゴアテックス)」という名前を聞いたことがあるランナーさんもいるかもしれませんが、これも最高級の防水性を誇る技術(ブランド)の名前だったりします。GORE-TEX(ゴアテックス)に関しては後ほど詳細に解説しますね。

悪天候や雪道にも強い「トレイルランニングシューズ」

トレイルランニングシューズ

次に、雪道など悪路の最大の難点は「滑りやすい」こと。そこで山岳、トレイルを走るトレイルランニングに着目。その悪路を前提とした山道を走ることを前提に開発されたトレイルランニングシューズは当然悪天候に対応したものが多いです。しっかり路面をグリップしてくれるトレイルランニング用のシューズは雪道、雨の日、そして防寒対策のシューズとしても重宝すること間違い無し。

トレイルランニングシューズ

こちらの写真にある通り、大抵のトレイルランニングシューズのソール(地面とのグリップ面)は濡れた路面、滑りやすい路面を想定した高機能のアウトソール構造・形状・素材を利用しているものがほとんどなので、雪道での走破性は抜群です。

防水・防風(防寒)で狙うなら素材はゴアテックス(GORE-TEX)

ゴアテックスの解説画像

先ほど触れた「ゴアテックス(GORE-TEX)」はランニングシューズで利用されると次のような優れた防水耐久性、防風性、透湿性を実現してくれます。

  • 快適性|シューズ内にこもった汗の水蒸気をアッパーから常に放出
  • 透湿性|季節や天候を問わず幅広い環境で足をドライで快適に保つ
  • 防水性|カジュアルシーンはもちろんアクティブな活動中でも、外部から靴内への水の侵入を防ぐ

このゴアテックス(GORE-TEX)テクノロジーの中核をなすのが、GORE-TEXメンブレーンと呼ばれる「超極薄フィルム」です。このフィルムをシューズに搭載することにより、雪や雨などの「水分」が外部から侵入してくるのを完全にシャットアウトしてくれるんですね。

ただし、残念ながらこのゴアテックスを搭載しているランニングシューズはかなり少ないのが現状です。やはり防水性、耐水性をシューズに搭載しようとすると軽さや透湿性など犠牲にしてしまう部分も多いのでしょうか。ですからランニングシューズでゴアテックスを搭載したお気に入りのモデルを見つけたらかなり「買い」だと思いますよ!

それでは、数ある防水シューズの中でもオススメの最新防水(=防寒)シューズを紹介していきます。是非冬の寒い時期のランニングに役立ててくださいね。

おすすめメーカー別!冬用・雪道ランニングシューズ15選

雪道用ランニングシューズをリリースしているメーカー群

それでは、早速あたたかい、滑らない、コストパフォーマンスが良い!の3拍子揃った主要メーカー別のおすすめのランニングシューズを紹介してきますね。

アシックス / ASICS|G-TX シリーズ

アシックストレイルランニングのイメージ画像

先ほど紹介した「ゴアテックス(GORE-TEX)」ですが、ランニングシューズの定番メーカー、アシックスのランニングシューズの中でもこの「ゴアテックス(GORE-TEX)」を搭載しているのが、こちらも定番「GT」シリーズの「GT-1000 G-TX」です。カラーリングもかっこいいですね。

ベースとなる「GT-1000」はフルマラソンから日々のトレーニングなどかなり汎用性に優れたアシックスの定番モデル。最近のモデルはデザインもシンプルで仕上がりも綺麗ですね。これに「ゴアテックス(GORE-TEX)」が組み合わされば冬や雪道のランニングを暖かく楽しくしてくれること間違いなし。最新となる「11」〜「12」の詳細は下記リンクから。

GT-1000 13 GORE-TEX

ASICSのGT-1000 13

次に紹介するのは人気のランニングシューズ「ターサー」シリーズの文字通り「スノー」モデル。

GT-1000 12 GORE-TEX

GT-1000 12 GORE-TEX

次に紹介するのは人気のランニングシューズ「ターサー」シリーズの文字通り「スノー」モデル。

SNOWTARTHER SG

SNOWTARTHER SG

雪道にも強い防水トレイルランニングシューズ|ASICS

さらにアシックスから、独自のソール技術「GEL」シリーズのトレイルランニングシューズ「GEL SONOMA」の最新モデル「7」のGORE-TEXもご紹介。

GEL SONOMA 7 GORE-TEX

GEL SONOMA 7 GORE-TEX

アウトドアのためにデザインされたシューズ。オフロードの路面でもグリップ力を発揮するように作られた、耐久性に優れたモデル。ミッドソールには、AMPLIFOAMクッショニングとGELテクノロジーを組み合わせて配置しています。

 

GEL-TRABUCO 12 GTX

GEL-TRABUCO 12 GTXは、GORE-TEXファブリクスを採用し、優れた防水透湿性により、ムレを軽減し快適な状態を提供。軽量でありながら優れた安定性を実現した、多用途に使えるトレイルランニングシューズです。

サロモン/Salomon|トレランシューズ

サロモン/Salomon|トレイルランニングシューズ

トレイルランニングを楽しんでいる人なら知らない人はいない鉄板ブランドの「サロモン」。「サロモン」はウィンタースポーツを楽しむ人にも馴染みのあるブランドですね。悪路・雪道のランニングシューズなら「サロモン」!という感じです。

そんな普段のランニングでも使える防水・防寒的な観点からも最高なトレイルランニングシューズがこちらの「サロモン|トレイルランニングシューズ 」です。見た目もシンプルでシック、ランニングだけでなく雨の日の通勤・通学でも使えるオシャレなデザインが最大のウリですね。最近ではカジュアルファッション領域でもゴツめと機能美によるスタイルがうけて各方面で人気の高まるサロモンのランニングシューズからおすすめを紹介しますね。

SONIC 4 GORE-TEX (ソニック 4 ゴアテックス)

SONIC 4 GORE-TEX (ソニック 4 ゴアテックス)

天候に左右されずにランニングを楽しむ人のための最新のGore-Texメンブレンを採用したストレッチブーティ構造が特長の SONIC 4 GORE-TEX。さっと履ける、動きやすい。エナジーリターンに着目した衝撃吸収 Optivibe™ のクッション性が、どんな天候でも優れた反発性のあるランを実現します。

SPEEDCROSSシリーズ GORE-TEX(スピードクロス 6)

SPEEDCROSS 6 GORE-TEX(スピードクロス 6) Salomon のルーツに忠実なトレイルの定番 SPEEDCROSS 6。軽量化を追求しつつさらにパワーアップしたこのバージョンは、優れたグリップが地面をしっかり捉え、泥落ちもスムーズです。防水性と通気性に優れた GORE-TEX メンブレンは濡れた地面やぬかるみに最適。アッパーも新デザインですが、SPEEDCROSS の従来の快適さはそのままです。

 

XA PRO 3D V9 GORE-TEX(エックスエープロ)

XA PRO 3D V9 GORE-TEX(エックスエープロ)

個人的にも愛用している「XA PRO」はここで紹介する他のモデルよりソールがライトな仕様なので雨の日のロードランニングや街履きに重宝しています。そして何よりカラーバリエーションが豊富なので、悪路や悪天候のランニングでもオシャレを楽しみたい人におすすめ。

 

 XA COLLIDER(エックスエーコリダー)

XA COLLIDER(エックスエーコリダー)

XA COLLIDER(エックスエーコリダー)

こちらのXA COLLIDERはさらにシンプルなデザインで冬場・雪道のランニングだけでなく、普段履きの防寒、冬のアクティブシューズとしても活躍しそうですね。特に最近では「Salomon」はおしゃれスニーカーとしてもファッション感度の高い人たちから着目され、走らない人も普段履きのおしゃれシューズとして注目されています。

ALPHACROSS (アルファクロス)

ALPHACROSS (アルファクロス)

近くの公園でも河川敷でも、そして裏山のトレイルでもこのALPHACROSS GORE-TEXなら日々のランニングパートナーになるだけでなく、特にカラーのホワイトは普段履くでもおしゃれな万能シューズでおすすめ。

 

サロモン|ゲイター(足首からの雨風や雪・異物侵入を防ぐ)

完全防水仕様ではないですが、そんなタフギアを提供する「サロモン」から定番のアイテムが「ゲイター」です。ゲイターは砂や小石の侵入を防止し、ストレス無く走ることを目的としています。雨風の足首への影響を最低限におさえてくれる役目も!寒さやひえは足首から、そんな足首を守ってくれるアドオンのアイテムでもありますね。

 

ナイキ/NIKE トレイルシリーズ

ナイキ/NIKE トレイルシリーズ

ナイキは言わずとしれたスポーツメーカーであり、ランニングシーンでも「厚底シューズ」でブームを起こしたことでも記憶に新しいですね。そんなナイキは全方位でランニング・ジョギング用のシューズをカバー。もちろん、防水機能を備えたランニングシューズもリリースしています。

悪天候、悪路を走破するトレイルランニング。そんなトレイルランニング用に作られたシューズは撥水、防水、耐久性など多くの点でよりハードな環境での利用を想定して作られています。

NIKE|ナイキ ペガサス トレイル 5 GORE-TEX

ナイキの定番ランニングシューズ「ペガサス」の大人気トレイル版の最新版シリーズ「5」のGORE-TEX版。

悪天候時のトレイルランニングで防水性を発揮する、冬仕様のペガサス トレイル 5。 防水性に優れたGORE-TEXのアッパー、あらゆる地形に対応するアウトソール、全体にあしらったリフレクティブ(再帰反射)素材のデザインで悪天候でも快適に過ごせます。 ReactXフォームミッドソールにより高反発のクッショニングを提供し、エネルギッシュな履き心地を実現します。

ナイキ リアクト ペガサス トレイル 4 GORE-TEX

ナイキ リアクト ペガサス トレイル 4 GORE-TEX

2022年発売の最新シューズでペガサストレイルシリーズ最新作「4」の登場。あらたに「リアクトフォーム」を使用してさらに走り心地の良さを実現しつつ、GORE-TEXの採用で雨風にも強い仕様に、人気商品のためオンラインでも在庫薄なシューズですが、自分に合うサイズがあれば絶対に買いですね!

ナイキペガサストレイル4 GORE-TEX

ナイキペガサストレイル4 GORE-TEX

先ほど紹介した「5」の1昨年前のバージョン。カラーリングでお好みがあればまだまだ現役でゲットしたい。ナイキの定番シューズで30年以上毎年アップデートしている「ペガサス」シリーズのGORE-TEXバージョンの4代目。

ナイキ ズーム シールドシリーズ

さらにナイキは続きます。人気のナイキランニングシューズの中でも、撥水仕様の「シールドシリーズ」から特にオススメのシューズをご紹介します!
ナイキ(NIKE)はランナーを雨や寒さなどの悪天候から守り、ドライで暖かく、リフレクター搭載で暗くても視認性を高めて状態を維持してくれる「シールドコレクション」を2011年からスタートさせています。

全てにナイキ独自の素材であるDWR(Durable Water Repellant: ナイキ独自の高耐久性のある表面撥水加工)を用いて、ランナーを雨天時にドライな状態に保ち、なおかつ、反射素材の採用で、夜などの暗い環境の中でも高い視認性を提供しているんですね。これが撥水性はもちろん、ある程度の防寒性をもった冬に最適なランニングシューズとなっています。

ナイキ ウィンフロー8 シールド

NIKE|ナイキ ズーム シールドシリーズ

GORE-TEXモデル以外に、ナイキではオリジナルの防水シリーズとして「シールド」を展開しています。そのシールドシリーズの最新作がこちら。値段的にもペガサス × GORE-TEXよりもリーズナブルになってい「ウィンフロー」の最新作「ウィンフロー8」。オンラインでサイズが合えば買いですね!ウィンフロー8

ナイキの「シールドシリーズ」はこちらの記事でも詳細を解説しています。

ナイキの防水・防寒ランニングシューズ「シールド」で雨や冬の日を乗り切る!

adidas/アディダス

adidas|テレックス / TERREX

次に紹介するのはGORE-TEX(ゴアテックス)を採用したadidas(アディダス)のトレイルランニングシューズ。トレラン用のシューズですがいわゆるソールのゴツさも少なくロードでも走れます。また、前に紹介した2つと比べると価格もリーズナブルなので寒い日の用のランニングシューズとして予備で持っておくといった活用の仕方もできると思います。

さらに最近アディダスは「adidas TERREX(テレックス)」というアウトドアスポーツレーベルに力を入れているので、テレックスシリーズによって日々防水系のアイテムは洗練されていっている印象を受けますね。

トレースロッカー 2.0 GORE-TEX

トレースロッカー 2.0 GORE-TEX

まずこちらのモデルはAmazonなどで1万円を切るモデルなのでコスパ的にオススメです。レイルランニングやアウトドア活動向けのシューズで、荒れた地形や雨天時でも快適さと安定性を提供するよう設計されています。

TERREX AGRAVIC FLOW 2 GTX GORE-TEX

TERREX AGRAVIC FLOW 2 GTX GORE-TEX

機能性と最新のデザイン性でで選ぶならこちらですね。大胆な「GTX」の文字と配色が視認性の悪い環境でも強烈なインパクト。

スーパーノヴァ / Supernova GORE-TEX

スーパーノヴァ / Supernova GORE-TEX

「Supernova GORE-TEX」はアディダスが今最も注力している広く市民ランナーに向けたモデル。2023年に大幅アップデートしたスーバーノヴァの街中や舗装路でのランニングに向けて設計されたモデルがこちら。こちらもGORE-TEX素材を使用しており、雨天時でも足をドライに保ちながら、足の蒸れを防ぎます。また、アディダス独自の「BOOST」ミッドソールが搭載されており、優れたクッション性とエネルギーリターンが得られるため、長時間のランニングでも快適に足をサポートします。デザインもカッコ良く、最新のアディダスランニングシューズの防水版を求めるなら間違いなくこちら。

Ultraboost GTX/GORE-TEX

アディダスの「Ultraboost」シリーズは、ランニングだけでなくライフスタイルにも対応するプレミアムクッションシューズとして位置づけられています。そのため、ランニングパフォーマンスだけでなく、日常の快適さやスタイリッシュなデザインも重視したモデルです。本モデルはUltraboost22にGORE-TEXのアッパーを搭載、何よりシューレース部分が止水ジッパーで防水使用にできるのがオシャレでかっこいいですね。

NewBalance|ニューバランス

ニューバランスのランニングシューズは、快適性と安定性に優れ、幅広いランナーに対応するデザインが特徴です。足形に合わせた「ワイドサイズ展開」や、クッション性の高い「FuelCell」や「Fresh Foam」ミッドソール技術を採用し、軽量で反発力のある走り心地を提供します。そんな「Fresh Foam」を搭載した防水シューズなどをご紹介しますね。

Fresh Foam X 880 V14 Gore-Tex 


ニューバランスの定番シューズ「880」最新v14モデルにおけるGore-Texバージョンです。デザインセンスも高いので、普段履きの雨の日の通勤・通学シーンでも重宝しそうですね。
 

Fresh Foam X Hierro v8 GTX

Hierroはトレイルランニング向けのモデルで、ゴアテックス素材を使用しており、防水性と通気性を兼ね備えています。ソールにビブラムを採用しており、グリップ力も抜群。雪道でのランニングにも最適です。
 

On / オン|クラウド5 ウォータープルーフ

On / オン|クラウド5 ウォータープルーフ

日本でも人気急上昇中のオシャレでクールなスイスのランニングメーカー「On」の大人気定番モデル「Cloud 5(クラウドファイブ)」に防水機能を持たせた鉄板のランニングシューズ。通常のCloudに比べやはりアッパーが厚めにできていて当然防水性がバッチリ。故に防風性が高いので寒い日でも足元を暖かく守ってくれます。カラーもシンプルなオールブラック系など、普段履きでも使えるのが嬉しい一足。

On|クラウド ウォータープルーフ

オールブラックの展開のみだったウォータープルーフ(WP)のCloudに、2021新色が登場。ランニングシーンのみならず、カジュアルシーンでも足元を守ってくれるOnのウォータープルーフは冬場のランニングシューズの新定番間違い無し。

防水・耐水ランニングシューズのお手入れ方法

最後に、防水・耐水ランニングシューズを長持ちさせるためには、以下の5つのポイントでケアが大切です。

  1. 使用後は乾いたブラシで汚れを落とし、水洗いは控えめにし、部分的な汚れは中性洗剤を薄めて使用します
  2. 乾燥は直射日光を避け、風通しの良い日陰で自然乾燥させましょう
  3. 防水性を保つためには、定期的に防水スプレーをかけるのがおすすめです
  4. 保管時には湿気の多い場所を避け、風通しの良いところで保管します
  5. ソールの摩耗もチェックし、必要に応じて修理や交換を行いましょう

これらのケアを行えば、シューズの防水性や耐久性を維持し、快適に使用し続けられます。

関連記事