【徹底レビュー】COROS PACE 3は初心者におすすめ?Garmin Forerunner 165と比較してわかった魅力と使い方

ランニングを始めたいけど、どのランニングウォッチを選べばいいか分からない…。 特に「高機能ウォッチは難しそう」「そもそも必要?」と感じている初心者ランナーは多いのではないでしょうか?
こんにちは、runstagramer編集長の三好です。
僕自身、様々なランニングウォッチを使ってきましたが、特に初心者の方に「これはいい!」と自信を持っておすすめできるのが、COROS(カロス)の「PACE 3」です。
「COROSってあまり聞かないけど…」「Garminの方が有名じゃない?」そう思っている方もいるかもしれませんね。でも、安心してください。PACE 3は、シンプルながらもランニングに必要な機能をしっかりと備え、そして驚くほど使いやすい、まさに初心者ランナーにぴったりの一台なんです。
この記事では、僕がなぜCOROS PACE 3を初心者ランナーに強くおすすめするのか、その理由を徹底解説します。最後まで読めば、あなたが今日からでもスマートなランニングライフをスタートできる具体的なイメージが湧いてくるはずです!
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- runstagramer 編集長 / 三好拓也
- 20年以上ランニングを楽しむ市民ランナー
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Contents|目次
なぜ初心者ランナーにランニングウォッチが「必要」なのか?
「まずはシューズだけで十分じゃない?」と思うかもしれませんね。もちろん、それでもランニングはできます。しかし、ランニングウォッチがあるかないかで、ランニングの「質」と「継続性」は大きく変わってきます。
ランニングウォッチが初心者ランナーにもたらす主なメリットは以下の3点です。
- モチベーションの維持と向上:
- 走った距離、時間、ペース、消費カロリーなどが正確に記録されることで、「今日はこれだけ走れた!」「前回より速くなった!」という達成感を味わえます。これは、ランニングを継続するための強力なモチベーションになります。
- 無理のないトレーニングの管理:
- リアルタイムでペースや心拍数を確認できるため、自分の体調や目標に応じた「無理のないペース」で走ることができます。オーバーペースによる疲労や怪我を防ぐ上で非常に重要です。
- 効率的なフォームの改善:
- GPSによる正確な走行ルートや、ランニングパワーなどのデータから、自分の走り方の傾向を把握できます。これにより、より効率的で負担の少ないフォームを意識するきっかけになります。
スマートフォンアプリでも計測は可能ですが、ウォッチは手軽さ、正確性、そしてランニング中の視認性において格段に優れています。
【編集長が語る】COROS PACE 3が初心者におすすめな5つの理由
それでは、具体的にCOROS PACE 3がなぜ初心者ランナーにとって最高の相棒になり得るのか、その理由を5つ解説します。
1. 驚くほどの「軽さ」でストレスフリー!

COROS PACE 3の最大の魅力の一つは、その圧倒的な軽さです。ナイロンバンド装着時でわずか約30g。これは、一般的なランニングウォッチの中でもトップクラスの軽さです。
- 初心者に嬉しいポイント:
- 腕に装着していることを忘れるほどの軽さなので、ランニング中にウォッチの重さが気になることがありません。
- 普段使いでも全く邪魔にならず、24時間装着して心拍数や睡眠トラッキングなどの健康管理も快適に行えます。
重いウォッチは、特に長距離を走る際に腕の振りの邪魔になったり、ストレスになったりすることがあります。PACE 3の軽さは、ランニングを始めたばかりのデリケートな時期に、余計なストレスを与えない大きなメリットです。
2. シンプルで直感的な「操作性」

「高機能ウォッチって操作が難しそう…」そんな心配はPACE 3には不要です。画面はシンプルで見やすく、物理ボタン3つと、特に便利な「デジタルダイヤル(デジタルクラウン)」でほとんどの操作が可能です。
- 初心者に嬉しいポイント:
- 複雑なメニュー階層がなく、ランニング中も手袋をしていても簡単に操作できます。
- デジタルダイヤルを回すだけで画面をスクロールしたり、設定を変更したりできるため、直感的で迷いません。
余計な機能で画面がごちゃごちゃしておらず、ランニング中に知りたい情報(ペース、距離、時間など)が瞬時に確認できるのは、初心者にとって非常に重要です。
3. 「圧倒的なバッテリー寿命」で充電の心配なし!
COROSウォッチの代名詞とも言えるのが、その驚異的なバッテリー寿命です。PACE 3は、GPSモードで最大38時間(デュアルバンドGPSでも23時間)、スマートウォッチモードで最大24日間もバッテリーが持続します。
- 初心者に嬉しいポイント:
- 「せっかく走ろうと思ったのに充電がない…」というガッカリがありません。
- 週に数回走る程度なら、一度充電すれば数週間は充電不要なことも。充電頻度が少ないことで、ランニングを習慣化しやすいです。
バッテリー切れのストレスがないことは、ランニングを無理なく継続する上で非常に大きなアドバンテージです。
4. 高精度な「GPS計測」と「心拍計」で信頼できるデータ
いくら機能が多くても、計測が正確でなければ意味がありません。PACE 3は、デュアルバンドGPSを搭載しており、街中のビル群や木々の多い場所でも非常に正確な距離・ペースを計測できます。また、手首での光学心拍計も信頼できるレベルです。
- 初心者に嬉しいポイント:
- 「今日はどのくらい走ったかな?」という基本的な疑問に、正確な数値で応えてくれます。
- 正確な心拍数データは、無理のないペース管理や、脂肪燃焼を効率的に行うための指標として役立ちます。
信頼できるデータは、自身の成長を客観的に把握し、次の目標設定に繋げるための土台となります。
5. 「ランニングに必要な機能」が過不足なく揃っている
PACE 3は、決して「全部入り」のウォッチではありません。しかし、ランニングを続ける上で本当に必要な機能は過不足なく搭載されています。
- 基本機能: 距離、ペース、時間、心拍数、ケイデンス(ピッチ)、消費カロリーなど。
- トレーニング分析: VO2 Max、トレーニング負荷、回復時間など、基本的なパフォーマンス指標。
- COROS Training Hub: 専用アプリとウェブサイトで、日々のトレーニングデータを詳細に分析し、トレーニング計画を立てることができます。非常に分かりやすく、今後の成長をサポートしてくれます。
- オフライン地図: ナビゲーション機能としてオフライン地図にも対応しており、新しいコースに挑戦する際にも安心です。
初心者のうちは、あまりにも多すぎる機能はかえって混乱を招きます。PACE 3は、ランニングの基本をしっかりサポートしつつ、将来的にステップアップしたくなった時にも十分対応できる懐の深さを持っています。
【正直レビュー】COROS PACE 3を実際に使ってわかった6つの魅力

1. 驚くほど軽い39g:ランニングのストレスから解放
PACE 3は、わずか39gという驚異的な軽さを実現しています。これは、同じく軽量モデルであるGarminのForerunner 165とほぼ同等の重さです。腕に付けていることを忘れるほどの軽さなので、ランニング中にウォッチの重さが気になることはありません。特に、長時間走る際や、普段から腕時計をつけ慣れていない方にとって、この軽さは大きなメリットとなります。
2. シンプルな3ボタン+デジタルダイヤル:直感的な操作性
操作は、3つの物理ボタンとCOROS独自のデジタルダイヤルで行います。デジタルダイヤルを回すことでメニューのスクロールや画面の拡大・縮小ができ、グローブをはめた状態や、汗で手が濡れている時でもスムーズに操作が可能です。
3. 圧倒的なバッテリー寿命:充電の煩わしさから解放
PACE 3は、GPSモードで最大38時間、スマートウォッチモードで最大24日間という驚異的なバッテリー寿命を誇ります。これは、フルマラソンを走っても、まだ半分以上のバッテリーが残る計算になります。日々のトレーニングであれば、週に1回程度の充電で十分。充電の頻度が減ることで、よりランニングに集中できるでしょう。
4. 高精度なデュアルバンドGPS:信頼できる記録を
PACE 3は、デュアルバンドGPSに対応しており、ビルが立ち並ぶ都市部や、木々に覆われた山間部でも、非常に高い精度で位置情報を取得します。これにより、ランニングのペースや距離が正確に計測され、日々のトレーニングの信頼性が向上します。
5. 精度の高い心拍計:効率的なトレーニングをサポート
手首の心拍計は、精度の高い計測が可能です。心拍ゾーンを意識しながらトレーニングすることで、有酸素運動能力の向上や、脂肪燃焼効果を高めることができます。アプリと連携すれば、過去の心拍数の推移をグラフで確認でき、自分の体の変化を客観的に把握できます。
6. 初心者が必要な機能が過不足なく搭載:成長を可視化
初めてランニングウォッチを使う方でも安心! VO2 Max(最大酸素摂取量)やトレーニング負荷、回復時間の提案など、自分の成長を数値で可視化する機能が充実。これにより、無理のない範囲でパフォーマンスを向上させることができます。
【徹底比較】COROS PACE 3 vs Garmin Forerunner 165、選ぶべきはどっち?

次に、多くの初心者ランナーが比較検討するであろう、Garminの同価格帯モデル「Forerunner 165」との比較を見ていきましょう。
項目 | COROS PACE 3 | Garmin Forerunner 165 | 編集長の視点 |
価格 | 約33,000円 | 約39,800円 | PACE 3の方が安価でありながら、バッテリーやGPS精度で優位性があります。 |
ディスプレイ | 1.2インチ MIP | 1.3インチ AMOLED | 視認性のMIP(屋外での見やすさ)か、美麗さのAMOLED(鮮やかな画面)か、好みが分かれる点です。 |
バッテリー(GPS) | 38時間 | 19時間 | バッテリー寿命はPACE 3の圧勝。長距離ランナーや充電を忘れてしまいがちな人には最適です。 |
GPS精度 | デュアルバンドGPS | GNSSマルチバンド非対応 | PACE 3は上位モデルと同じ高精度GPSを搭載しており、価格以上の価値があります。 |
音楽再生 | 本体保存対応 | Musicモデルのみ対応 | PACE 3は全モデルで音楽対応が強み。Garminは追加料金を払う必要があります。 |
キャッシュレス決済 | × | 〇(Garmin Pay) | 日常使いの利便性はGarminが上。Suicaやクレジットカード機能を使いたいならGarmin一択です。 |
トレーニング機能 | COROS Training Hub | Garmin Connect / Garmin Coach | Garminは「Garmin Coach」というAIコーチングが強み。COROSはシンプルな分析で、自分で計画を立てたい人向けです。 |
重量 | 39g | 39g(Musicモデル:47g) | どちらも軽量ですが、わずかにPACE 3の方が軽いです。 |
【デメリット】COROS PACE 3の正直な感想
あえて、というレベルですが、デメリットや不満をあげるとすると次のような点でしょうか。
キャッシュレス決済がない
Garmin Payのような決済機能がないため、ランニング中にコンビニなどに立ち寄る際は財布やスマホが必要です。手ぶらで出かけたいランナーには不便に感じるかもしれません。が、普段スマホを携帯しているランナーなら特に問題にならないですね。
Garmin CoachのようなAIコーチングがない
トレーニングプランの作成はできますが、日々の体調に合わせて練習内容を調整してくれるようなAI機能はありません。こちらもガーミンコーチに慣れてしまったランナーや、このアドバイス通りに普段走っているランナーからするとデメリットですね。
デジタルダイヤルに慣れが必要
直感的ではありますが、最初は操作に少し戸惑うかもしれません。しかし、一度慣れてしまえば、グローブをつけたままでも素早く操作できるため、大きなメリットになりますね。少なくともタッチディスプレイよりは、走行中は物理ボタンとダイヤルの方が重宝すると思います!
【結論】COROS PACE 3はこんな初心者ランナーにおすすめ
以上のレビューをふまえて、PACE 3は以下の特徴に当てはまるランナーに最適な選択肢だと思います!
- 軽くて快適なランニングウォッチを探している方
- ランニング以外の余計な機能は不要で、シンプルに使いたい方
- バッテリー寿命を最重視し、充電頻度を減らしたい方
- コスパが良く、高精度なGPSウォッチを手に入れたい方
PACE 3

GARMIN Forerunner 165

【よくある質問(Q&A)】
Q1:PACE 3はスマホなしでも使えますか? A1: はい。GPS計測や心拍数測定、音楽再生(事前に音楽を保存しておく必要あり)などは、スマホなしで単体で利用できます。
Q2:ランニング以外のスポーツでも使えますか? A2: はい。ランニングだけでなく、トレイルランニング、サイクリング、スイミング、筋トレなど、さまざまなスポーツモードが搭載されています。
Q3:ディスプレイは綺麗ですか? A3: Garminの上位モデルのような鮮やかなAMOLEDディスプレイではありませんが、MIPディスプレイは屋外での視認性に優れており、日中のランニングでも画面が非常によく見えます。
Q4:音楽はどうやって保存しますか? A4: パソコンからウォッチ本体にMP3ファイルを転送して保存します。Spotifyなどのストリーミングサービスには直接対応していません。