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2025-04-25

Garmin初の「心電図(ECG)アプリ」登場、ランナーにとって活用方法やメリットを解説

ランナーや健康志向の高い人々に根強い人気を誇るGarmin(ガーミン)から、ついに「心電図(ECG)アプリケーション」が登場しました。
2025年4月23日(水)より提供が開始され、Garminウォッチのヘルスモニタリング機能がさらに進化します。本記事では、その特徴や使い方、注目すべきポイントを分かりやすく解説します!

🔳 この記事を書いた人 🔳

  • runstagramer 編集長 / 三好拓也
  • 20年以上ランニングを楽しむ市民ランナー
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心電図(ECG)アプリとは?

心電図(ECG)は、心臓の電気的な活動を記録する医療分野では欠かせない測定手法。
Garminの新アプリでは、ウォッチのセンサーを使って心臓の電気信号を計測・記録し、心房細動(AFib)などの不整脈の兆候を検知することが可能です。

これにより、ユーザーは日常的に自分の心拍の状態を把握し、健康管理や早期の医療受診の判断材料として活用できます。

ちなみに「心電図」は英語で Electrocardiogram といいます。略して ECG(ヨーロッパなど)または EKG(アメリカ)とも表記されます。

Garminのリリースなどでは主に ECG(Electrocardiogram) を使っています。どちらも同じ意味ですが、医療関係や製品の仕様などで使い分けられることがあるようですね。

ECGアプリの特徴とできること

1. 心電図をウォッチで記録

ウォッチ本体の金属リングに指をあてるだけで約30秒間の測定がスタート。
取得したデータは「洞調律」「心房細動(AFib)」「高/低心拍数」「判定不能」の4つのステータスで表示されます。

2. 心房細動の兆候を検知

心房と心室が同期せずに鼓動している場合、心房細動の可能性ありと判断。
アプリはその兆候を検出し、ユーザーに警告表示を出すことで異常の早期発見をサポートします。

3. 測定結果を医師と共有可能

無料アプリ「Garmin Connect」と連携し、測定データをPDF出力して医師に共有することも。
日々のデータを蓄積することで、長期的な健康状態の把握にも役立ちます。

使用方法(セットアップと計測の流れ)

  1. Garmin ConnectアプリからECGアプリを有効化
  2. Garminウォッチを手首の骨の上に装着
  3. アプリを起動し、指をウォッチの金属リングにタッチ
  4. 約30秒間静止状態を保ち、測定完了
  5. 結果がウォッチとアプリに表示されます

対応機種は?

対応機種については公式発表を待つ必要がありますが、心拍センサーを搭載し、金属ベゼルを備えたGarminの最新モデルが対象と見られます(例:Venu 3シリーズ、Fenix 7 Proシリーズなど)。

なぜ今、心電図機能が注目されるのか?

Apple Watchなど、他社でもECG機能の搭載が進む中、Garminがついに本格参入。
特にGarminユーザー層はアスリートや健康意識の高い層が多いため、「運動と医療の橋渡し」として期待が集まっています。

また、日常的な自己計測が可能になることで、医療機関に頼らず早期の異常発見や健康管理がしやすくなります。

🏃‍♂️ランナーにとってのECGアプリのメリットと活用法

むしろここがみなさん気になるところですよね。ECGをランナーとしてどのように活用すべきか、チェックします!

1. 心房細動などの不整脈の早期発見

  • 長距離や高強度のトレーニングは心臓にストレスを与えるため、不整脈などの兆候が出ることがあります。
  • ECGアプリを活用すれば、日常的に心電図をチェックして異常を早期発見できます。
  • 特に疲労時やレース直後に計測することで、負荷の影響を知る手がかりになります。

2. トレーニングの強度と回復のバランス確認

  • ECGで心拍のリズムや異常の兆候を記録することで、過剰トレーニングのリスクを回避できます。
  • 睡眠やリカバリー時に計測して、回復状態が良好かどうかを判断する目安にも。

3. 症状のある時に即チェックできる安心感

  • 「動悸がする」「胸がどきどきする」と感じたとき、すぐにその場で記録できる。
  • 後からGarmin Connectで記録をPDFで出力して医師と共有できるため、診察の精度も上がる。

4. エリートランナーや高齢ランナーの健康モニタリングに最適

  • 年齢を重ねてトレーニングを続けるランナーにとって、心疾患リスク管理は非常に重要。
  • 定期的なECGチェックで、「無症状だが心臓に負担がかかっていた」状態を把握できる可能性も。

5. 心拍データの信頼性向上

  • 通常の光学式心拍センサーでは不可能な、電気信号ベースの心拍データ取得ができる。
  • 特にレース前後やメディカルチェックの場面では、ECGの信頼性が高い

💡活用シーンの例

シーン活用内容
トレーニング後心拍が異常に高くないか、洞調律かを確認
就寝前・起床時回復状態をECGでチェック
疲労感が強い日不整脈の兆候がないか記録して確認
健康診断の補助定期的な記録を医師と共有

まとめ:Garminユーザー待望の“医療連携系アップデート”

Garminの「心電図アプリ」は、単なるフィットネスウォッチにとどまらず、“パーソナルヘルスモニター”としての進化を象徴する機能です。

運動、健康、ライフスタイルを一貫してサポートするGarminの取り組みは、今後もますます注目されるでしょう。

Garmin Connectに関して

【2025】GARMINコネクトモバイルアプリの使い方ガイド

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