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2025-03-20

カロスとガーミンを徹底比較!「コスパ最強」のランニングウォッチはどっちがいい?

COROSはなぜ「コスパ最強」なのか? ガーミンと徹底比較!

ランニングウォッチ市場で急成長している「COROS(カロス)」はガーミンが圧倒的なシェアを誇る市場に食い込み、トップランナーの間でも注目を集めています。
特に「コストパフォーマンスの高さ」が魅力ですが、その背景には 中国発のブランドならではの戦略 があります。

本記事では、COROSの強みを深掘りしながら、ガーミンとの徹底比較を行い、ランニングウォッチとしてどちらが最適なのかを解説します。

🔳 この記事を書いた人 🔳

  • runstagramer 編集長 / 三好拓也
  • 20年以上ランニングを楽しむ市民ランナー
  • 公式Xアカウントでも情報配信中

1. カロス/COROSのブランディング戦略:実は中国の企業だが…

① 中国発ながら、それを全面に出さないブランド戦略

COROSは2016年に中国・深圳で設立された企業であり、実は中国メーカーの製品 です。
しかし、公式サイトや広告では中国ブランドであることをほとんど強調しておらず、むしろ アメリカの企業のようなグローバルブランディング を行っています。

その戦略の一環として、世界的トップランナーとの契約を積極的に進めています。

エリウド・キプチョゲと大迫傑

主なアンバサダー・共同開発者:

  • エリウド・キプチョゲ(マラソン世界記録保持者)
  • 大迫傑(日本記録保持者、マラソン2時間5分29秒)
  • トム・エバンス(トレイルランナー)

彼らはCOROSの製品開発にも関わり、特に キプチョゲとのパートナーシップを前面に打ち出すことで、ブランドの信頼性を高めています

② 中国企業ならではのコストメリット

ガーミンはアメリカの企業で、開発拠点はアメリカ、製造は台湾や中国で行われています。
一方、COROSは 開発・製造・販売まで一貫して中国で行っており、大幅なコスト削減 を実現しています。

中国企業のメリット:

  1. 人件費・製造コストが安い → ガーミンと同等の機能を低価格で提供
  2. 物流コストの最適化 → 自社のECを活用し、中間マージンを削減
  3. シンプルな製品展開 → ガーミンのような多様なモデル展開をせず、開発コストを抑える

この結果、COROSは ガーミンの半額近い価格 で高機能なランニングウォッチを提供できるのです。

2. カロス/COROSがコスパに優れている理由

① 圧倒的なバッテリー持続時間

COROSの最大の強みは バッテリーの持ちが圧倒的に長い ことです。

モデルGPS使用時のバッテリー(標準モード)
COROS PACE PRO約38時間
COROS PACE 3約38時間
Garmin Forerunner 265約20時間
COROS APEX 2約45時間
Garmin Forerunner 965約31時間

特に PACE 3は38時間 という驚異的なバッテリー持続時間を誇り、同価格帯のガーミンの2〜3倍です。
これは、COROSがシンプルなOSと省電力設計を採用していることが要因です。

② デュアルバンドGNSS搭載の高精度GPS

ガーミンは高価格帯モデルにデュアルバンドGNSS(マルチバンドGPS)を搭載していますが、COROSは エントリーモデルのPACE 3でも対応 しています。

モデルデュアルバンドGNSS対応
COROS PACE PRO
COROS PACE 3
Garmin Forerunner 265
COROS APEX 2
Garmin Forerunner 965

都市部や山間部でも測位精度が高く、特にレースやトレイルランニングでの信頼性が向上します。

③ シンプルな操作性と軽量設計

COROSは タッチスクリーン非搭載のモデルが多く、物理ボタン+デジタルダイヤルで操作 する設計になっています。
ガーミンに比べてUI(ユーザーインターフェース)がシンプルで、直感的に使いやすいのが特徴です。

また、COROSのウォッチは 軽量設計 になっており、例えばPACE 3は 30g以下 で、長時間装着しても疲れにくいのがメリットです。

④ 価格が圧倒的に安い

COROSは ガーミンの同等モデルの半額近い価格 で購入できます。

モデル価格(2025年5月時点)
COROS PACE 3約28,000円
Garmin Forerunner 265約60,000円
COROS APEX 2約55,000円
Garmin Forerunner 965約90,000円

エントリーモデルのPACE 3は 2万円台でデュアルバンドGNSS、38時間バッテリーを搭載 しており、コスパは圧倒的です。

まとめ|COROSが「コスパ最強」と言われる理由

COROSが多くのランナーに「賢い選択」と評価されるのは、その価格以上のパフォーマンスと、ユーザーファーストな設計思想にあります。

  • 高機能ながら抑えられた価格: 特にバッテリー寿命とGPS精度に関しては、同価格帯の他社製品を凌駕するモデルが多く存在します。例えば、COROS PACE 3は、3万円台でありながら数万円上のモデルに匹敵するバッテリー性能とGPS精度を提供します。
  • 圧倒的なバッテリー寿命: 多くのモデルでGarminを上回るバッテリー寿命を誇ります。これは、長距離ランナーや充電の手間を減らしたいランナーにとって、ランニング体験の「中断させない」という大きな価値を提供します。実用的な利用価値の高さは、まさに「コスパ」の重要な要素です。
  • 無料での継続的なファームウェアアップデート: 購入後も無料で機能追加や改善が行われるため、一度購入すれば長く最新機能を使い続けられます。これにより、買い替え頻度を減らせるため、長期的な視点で見ると非常に経済的です。

日本のシリアスランナーがカロス/COROSを支持する理由

① 大迫傑やキプチョゲなどのトップ選手との関係

COROSは単なる「コスパの良いウォッチ」ではなく、エリートランナーと共同開発した製品である点も特徴です。

特に、日本のトップランナーである大迫傑や、マラソン世界記録保持者のエリウド・キプチョゲがCOROSを使用していることで、本気で速くなりたいランナーからの信頼が高まっています

日本では、大迫傑が公式アンバサダーとしてPACE 3のプロモーションを行い、自身のトレーニングにも使用していることが話題になっています。
また、キプチョゲと共同開発された「COROS APEX 2 Pro – Kipchoge Edition」は、日本のシリアスランナーの間で注目を集めました。

「トップ選手が使うウォッチ」というブランディングが、競技志向のランナーに刺さった形です。

② 日本のランナーに最適なシンプルな設計

COROSのランニングウォッチは、ガーミンに比べてシンプルなUIが特徴で、必要な情報が見やすく、直感的に操作できる設計になっています。

特に日本のシリアスランナーに支持される理由は以下の3つ:

  1. 余計な機能がなく、ランニングに集中できる
  2. ガーミンに比べて軽量で、長時間のトレーニングでもストレスが少ない
  3. バッテリー持ちが圧倒的に良く、長時間の練習でも安心

ガーミンのForerunnerシリーズはSuicaや音楽機能を搭載しているモデルも多いですが、シリアスランナーにとっては不要な機能が多いと感じることもあります。
一方、COROSは「純粋なランニングウォッチ」として設計されており、余計な機能を省いて軽量化&バッテリー強化に振っているのがポイントです。

③ ライバルGARMINの高価格化

2025年にリリースするGARMINの最新モデル「Forerunner 570」「Forerunner 970」はいずれも最新機能を搭載した優れたモデルではあるものの、いかんせん価格が高い…

モデル名価格(税込)
Forerunner 570¥89,800
Forerunner 970¥121,800

そんな状況も相まって、2025年は多くのガーミンユーザーがカロスへ流れてきていますね。

④ 専用スマートフォンアプリのクオリティ、シンプルで直感的、トレーニング計画に強い

2023年4月に大幅アップデートした専用スマートフォンアプリ。

COROSのウォッチと連携する「COROSアプリ」は、Garmin Connectとは対照的に、シンプルながらも必要な情報が直感的で分かりやすいことに定評があります。

  • 直感的なUIと分かりやすいトレーニング負荷管理: 日々のトレーニング負荷や疲労度を視覚的に把握しやすく、直感的な操作で過去のトレーニング履歴を振り返ることができます。「フィットネスレベル」「疲労レベル」「トレーニング効果」などが明確に表示され、無理のない計画をサポートします。
  • トレーニング計画ツール: アプリ内で個別のトレーニングメニューを作成したり、コーチの作成したトレーニングプランをウォッチに同期したりする機能が充実しています。これは、目標達成に向けて計画的に取り組みたいランナーにとって非常に有効なツールです。
  • 堅牢なデータ保存とバッテリー最適化: COROSウォッチのバッテリーライフの長さを活かし、データを頻繁に同期する必要がなく、長期的な視点でのデータ管理に適しています。クラウドベースでのデータ保存も安定しています。

4. どちらを選ぶべきか? ガーミン vs カロス

どのモデルを選べばいいか迷ったら、まずはこちらの比較表をチェック!GarminとCOROSの代表的なランニングウォッチを、あなたが知りたいであろうポイントで徹底比較しました。

項目Garmin(ガーミン)代表モデル例COROS(カロス)代表モデル例
価格帯(目安)3万円台〜12万円台(幅広く選択肢あり)3万円台〜10万円台(高機能モデルでも手頃)
バッテリー持続時間(GPSモード)中程度〜長め(モデルにより大きく異なる)非常に長い(特に長距離ランナー向け)
GPS精度高精度(マルチバンド対応モデルも豊富)高精度(最新モデルはマルチバンド対応)
心拍計精度良好(光学式、HRM連携でより高精度に)良好(光学式、一部モデルでHRM連携対応)
アプリの使いやすさ/データ分析非常に詳細、網羅的(Garmin Connect)シンプルで直感的、計画機能も充実(COROSアプリ)
デザイン性多様(スポーティ〜日常使いまで)スポーティ、シンプルなデザインが多い
主な強み広範なラインナップ、充実したエコシステム、詳細な生理学的データ圧倒的なバッテリー、堅牢性、シンプルな操作性、価格
こんなランナーにおすすめデータで徹底分析したい、日常使いも重視したい、ブランド信頼性重視バッテリー重視、コスパ重視、シンプルな操作で十分、長距離ランナー

COROSは 中国メーカーならではのコスト優位性を活かし、低価格で高機能な製品 を提供しています。
一方、ガーミンは アメリカのブランド力と豊富な機能で総合力が高い ため、どちらを選ぶかは ランナーの用途次第 です。

あなたのランニングスタイルに合わせて、最適なウォッチを選びましょう!

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COROSは徹底的な価格コントロールを行っており、値引きやセールはどの販売プラットフォームでも行っていません。むしろ、初期設定でコスパ最強なのでその戦略も自信の表れでしょう。

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