ガーミン「vivoactive 5」ランニングの実力レビュー

「ガーミン最新のvivoactive 5ってランニング計測で使えるの?」
2023年10月10日、ガーミンよりヘルシーライフスタイルを支える「vivoactive」シリーズの最新作「vivoactive 5」がリリースされました。
「vivoactive 5」は基本的なランニング計測機能を実装しているため、ランニング用途として実力が気になるところ。
そこで、ランナー向けモデル「Forerunner」の最新モデル「265」さらに「165」と実力を比較してみました。結論「vivoactive 5」は大変コスパの良いランニングウォッチでした。
Contents|目次
Forerunner 265とvivoactive 5を比較する

2023年3月にリリースされたランニング専用モデルの最新作「Forerunner 265」はAMOLED(有機ELディスプレイ)やタッチディスプレイを搭載した初級から上級者までカバーするミドル価格帯モデル。
今回ヘルシーライフスタイル・フィットネスに特化した「vivoactive 5」がどこまでランニング用途に迫っているか比較してみましょう。
vivoactive 5 | Forerunner 265 | |
価格 | ¥39,800 | ¥62,800 |
バッテリー(GPS計測モード) | 21時間 | 20時間 |
バッテリー(スマートウォッチモード) | 11日 | 13日 |
VO2 Max計測 | ○ | ○ |
AMOLEDディスプレイ | ○ | ○ |
タッチスクリーン | ○ | ○ |
Garmin Pay/Suica決済 | ○ | ○ |
ディスプレイサイズ | 直径1.2インチ (30.4 mm) | 直径1.3インチ (32.5 mm) |
重量(バンド込み) | 36g | 47g |
防水等級 | 5ATM | 5ATM |
睡眠モニタリングと睡眠スコア | ○ | ○ |
ランニングダイナミクス | × | ○ |
リカバリータイム | × | ○ |
レース予想タイム | × | ○ |
ランニングパワー | × | ○ |
ランニングのパフォーマンス向上に特化した機能が充実のForerunner 265

さすがランニングに特化したモデルだけあって、ランニングのパフォーマンス向上に特化した機能が大変充実しているのがForerunner 265ですね。

特に日々のトレーニング、ランニング結果からリカバリーに必要な時間を計算して教えてくれる「リカバリータイム」機能や、同様に日々のデータからフルマラソンやハーフマラソンの予想タイムを教えてくれる「レース予想タイム」機能などはForerunnerの専売特許ですね。
Foreruner 265の詳細なレビューはこちらの記事をご覧ください。

【2023】ガーミン「Forerunner 265」レビュー
AMOLEDやバッテリー性能で考えるとコスパの良いvivoactive 5

ガーミン公式のモデル解説としても
vívoactive 5(ヴィヴォアクティブ 5) は、健康モニタリング機能やフィットネス機能を搭載したフィットネスGPSウォッチです。自分のことをとことん知ることで、健康やフィットネスの目標達成をサポート。日常生活に役立つ、Suica、通知機能などの便利な機能にも対応しています。
このように「フィットネス」をうたっているvivoactiveですが、ランニングに特化した前述の様な機能は特に必要なく、距離と時間とペースやルートが計測できれば十分、というランナーであれば圧倒的にコスパが良いのが「vivoactive 5」ですね。
バッテリー性能はほぼ同等、AMOLED搭載でディスプレイも美しく、ボディは軽量でありながら¥20,000以上も安い。かなりお買い得な印象です。
vivoactive5のランニング機能一覧
あらためてvivoactive 5が有しているランニング関連の機能一覧がこちら

一般的なサブフォー、サブファイブぐらいまでのランナーであればこの基本機能で十分であると考えることもできますね。バッテリーもGPS計測モードで21時間駆動するのでフルマラソンもバッチリです。
vivoactive5のランニング機能における弱点
一方で、比較したForerunnerほどのランニング特化の高機能ウォッチではないので注意が必要です。
- 高度なランニングデータ不足
- Forerunnerシリーズのような詳細なランニングダイナミクス(例:上下動や接地時間の分析)や、PacePro(ペース戦略管理)などは非対応。競技志向のランナーやフルマラソンの練習には向いていない場合があります。
2. バロメトリック高度計が非搭載
- 高度のデータ(登った階数や標高差)が記録されないため、トレイルランニングには不向き。
3. GPS利用時のバッテリー持続時間
- スマートウォッチモードで最大11日間持続するものの、GPS使用時にはバッテリー消耗が速く、Forerunnerシリーズには劣る場合があります
フィットネスライフをサポートする充実の機能

ランニング以外にもウォーキングやヨガや筋力トレーニングなど30以上もの運動トラッキングに対応。さらに睡眠モニタリングと睡眠スコアを機能として打ち出していますね。
デザインもForerunner系よりもさらにシンプルなため、フォーマルなシーンからカジュアルシーンまでオールラウンドで使い倒せるライフスタイルウォッチという印象です。
さらにモバイルSuica対応、音楽保存/Bluetooth再生にも対応しているため日常生活の良きパートナーとして充実の機能を有していると言えますね。
ランニングに特化した機能は最低限ですが、普段使いを想定するならコスパ最高と言えるモデルだと思います。
vivoactiveとForerunner165を比較
ここまでは「265」との比較でしたが、さらに「Forerunner」の2024年最新かつ再廉価モデルの「165」と比較してみますね。「165」は廉価モデルだけあって、コスパ観点だと逆に「165」に軍配です。
項目 | Vivoactive 5 | Forerunner 165 |
---|---|---|
発売時期 | 2023年9月 | 2024年2月 |
ディスプレイ | AMOLED (1.2インチ) | AMOLED (1.2インチ) |
タッチ操作 | あり | あり |
物理ボタン | 2つ | 5つ |
バッテリー持ち | 最大11日間 (スマートウォッチモード) / 最大21時間 (GPS) | 最大11日間 (スマートウォッチモード) / 最大19時間 (GPS) |
GPS精度 | 標準 (マルチバンドなし) | 標準 (マルチバンドなし) |
スポーツ向け機能 | 一般向け (多彩なアクティビティ) | ランニング特化 |
VO2max計測 | あり | あり |
ランニングダイナミクス | なし (外部センサー非対応) | あり (外部センサー対応) |
音楽再生 | あり (Spotifyなど) | あり (Spotifyなど) |
Garmin Pay | あり | あり |
健康管理機能 | 充実 (睡眠スコア、ストレス管理、Body Battery) | 標準的 (Body Batteryあり) |
価格 | やや高め(約4万円台) | 比較的安価(約3万円台) |
vicoactive5と165、ランナーだったらどちらを選ぶべき?
- ランニング重視なら Forerunner 165
→ 物理ボタンが多く操作しやすい。ランニングダイナミクス対応。 - 日常使いも重視なら Vivoactive 5
→ スマートウォッチとしての機能が充実し、バッテリー持ちもやや良い。

ガーミン165の使い方など徹底レビュー|Forerunner
まとめ|vivoactiveはこんなランナーにおすすめ!
- 初心者やカジュアルランナー
ランニングだけでなく、日常のフィットネス管理や他のスポーツにも使いたい人向け。 - スタイリッシュなデザインを求める人
スポーティすぎない見た目で、普段使いと運動の両方に適しています。 - 音楽やスマート機能を重視する人
音楽プレイヤー機能やスマホ通知機能を便利に使いたい人におすすめ。
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