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2023-10-25

【2024】ガーミンとアップルウォッチ|ランニングのオススメはどっち?

最終更新日 2024年1月2日

アップルウォッチはランニングの計測ウォッチとしてもiPhoneと抜群の相性です。そんなiPhoneユーザーでもランニングの計測のために専用のGSPウォッチを新調しようか迷っている。そんな人も多いのでは無いでしょうか。そこで、悩めるiPhoneランナーにランニング専用のGPSウォッチとして絶大な人気と圧倒的市場シェア誇る「ガーミン(Garmin)」と徹底比較したいと思います。

iPhoneとの相性が抜群の「アップルウォッチ」が圧倒的シェアを誇るランニングシーンに特化した専用GPSウォッチ「ガーミン」にどこまで迫れるか。2023年最新レビューを早速見ていきましょう!

ガーミンとアップルウォッチの比較モデル

まずアップルウォッチに比べ、ガーミンは圧倒的に「機種」が多いのが特徴です。どのモデルと比較するのか、そこが非常に重要なのですが今回は「最新」かつ「リーズナブル」という観点でそれぞれ次のモデルを比較対象としてチョイスしました。

ガーミン|Garmin ForeAthlete 55

「ForeAthlete」はガーミンのGPSウォッチの中でもその名の通り「アスリート」向けのモデルです。「アスリート」というとなんだかストイックな印象を受けますが、実際「ForeAthlete」は次のようにたくさんのグレードがリリースされています。

Garmin ForeAthlete / Forerunnerの全ラインナップ(2023年11月4日現在)

モデル名価格発売日
ForeAthlete 55¥32,0002021/6/17
Forerunner 255¥47,8002022/6/16
Forerunner 255s¥49,8002022/6/16
Forerunner 255 Music¥52,8002022/6/16
Forerunner 265¥62,8002023/3/2
Forerunner 265s¥62,8002023/3/2
Forerunner 955¥84,8002022/6/16
runstagramer調べ

今回紹介する「ForeAthlete 55」は2021年の6月にリリースされたランニング向けモデルの中の一つで、かつ最も機能を削ぎ落としたリーズナブルなモデルです。もう一つ加えるなら「ランニングウォッチ」としてアップルウォッチと比較した時に最も近しいモデルということですね。機能は全「ForeAthlete」の中でもミニマムですが、当然専用のGPSウォッチなので普通のランナーさんであれば9割りが満足する内容だと思っています。

【2023】ガーミンフォアアスリート「55」使い方を完全レビュー

 
さらに2023年のガーミンランニング向けモデル「Forerunner」の最新作は「Forerunner 265」となります。詳細の実機レビューはこちらを参考にしてみてください。
 
 

【2023】ガーミン「Forerunner 265」レビュー

ガーミン選ぶなら9割のランナーはコスパでこれ

結論から言うと、よっぽどの高機能な機能へのこだわりがない限り、2023年の今全てのランナーに全力で今おすすめしたいのがGarmin ForeAthlete 55です!原油高等で物価や製造原価が高騰する中、最新のモデルは定価設定が日増しに高くなっていますね。故に、本モデルがコスパ的に最強となっています(ForeAthleteで今なお売れている最も価格の安いモデルです!)

・・・

アップルウォッチ|Apple Watch SE(GPSモデル/第二世代)

アップルウォッチ|SE(GPSモデル)

対してガーミンと比較するのは2020年9月にリリースされた最新の「アップルウォッチ|SE」です。さらに2022年9月に最新版(第二世代)へとアップデートしました。他のフラッグシップモデルに比べて機能を削ぎ落としたリーズナブルなモデルが「SE」です。待望の廉価版モデルということですね。

「Apple Watch」の製品全モデル(2023年9月現在)

モデル名 価格 発売日
Apple Watch Series 8 58,800円(税込)〜 2022/9/8
Apple Watch SE 37,800円(税込)〜 2022/9/8
Apple Watch Ultra 124,800円(税込)〜 2022/9/8

「SE」はアップル渾身のウェアラブルデバイス・スマートウォッチ

Appleが「ウェアラブルデバイス」「スマートウォッチ」を世の中に普及させたと言っても過言ではないぐらい、Apple Watch(アップルウォッチ)は多くのAppleファンのみならず、一般のiPhoneユーザー等に受け入れられました。そんな常に最先端を行くAppleの2020年最新モデルかつ待望の廉価版がApple WatchのSE。当然ランニングやジョギング等のアクティビティでの実力は折り紙つき。

WatchOS9によって心拍モードなどランニング機能が大幅アップデート

2022年9月13日にランニング機能としては最大となるOSのアップデートが予定されています。これにより心拍モード、ランニングの姿勢計測(設置の時間、距離、上下動)、ランニングパワー、目標の設定など盛りだくさんです。

これはアップルウォッチがランニングウォッチのスタンダードになる日が近いですね。

結論|iPhone持ちで普段使いもしたいなら利便性でAppleWacthは買い

詳細なレビューは別記事でご覧ください。

https://runstagramer.com/2022/06/15/applewatchse/

Apple Watch SE

出展:https://www.amazon.co.jp/

それでは早速、様々な観点から両者を比較していきましょう!

・・・

比較1|デバイスを価格で比較する

  • ForeAthlete 55|¥27,280(税込)
  • アップルウォッチ SE(GPSモデル)|¥37,800(税込)〜

まず価格です。

アップルウォッチSEは廉価版とはいえ最低でもこの価格から。本体を40mmではなく44mmの大きいサイズにしたりバンドを変更したりするとまた価格も上がってきますね。
一方ガーミンのForeAthlete 55はシリーズ最安値のモデルではありますがアップルウォッチに対してコスト面でメリットがあります。

比較2|端末のバッテリー駆動時間で比較する

ランニングの計測時の連続駆動時間で比較します。あくまでカタログスペックです。

  • ForeAthlete 55|20時間
  • アップルウォッチ SE(GPSモデル)|6時間(GPSを使用した屋外ワークアウト時)

仮にフルマラソン以上の長距離を計測したいとなった場合は、残念ながらアップルウォッチの選択肢は今は無いですね。逆に言うと、6時間も連続で走るようなことがなさそうなのであれば、バッテリー駆動時間はあまり気にしなくても良いかもしれません。GPSウォッチ、スマートウォッチは基本的に毎日充電するものだと考えれば、日々の使い勝手としては大差がないですね。

比較3|ランニング・ジョギング時の使用感で比較

注目のランニング時の使い勝手。いくつかのポイントに分けてご紹介していきますね。

ランニング・ジョギング時の装着感と重量比較

まず重量で比較すると次のようになります。

  • ForeAthlete 55|37g
  • アップルウォッチ SE(GPSモデル)|36.7g

まずランニング時の装着感でいうと、上記重量の差以上にアップルウォッチは重く感じました。これはおそらく「リストバンド」の装着感の差だと思っています。今回アップルウォッチで使用したのは純正のスポーツバンドですが、新たに投入された「ナイキスポーツループ」やマジックテープのようなタイプだともっと装着感がしっかりしているのかもしれませんね。

ランニング時の記録表示と使い勝手を比較

まずガーミンのランニング計測時の画面を見ていきましょう。

 

非常にシンプルでわかりやすいですね。3つの数字を常にモニタリングできるようになっています。

  • ①距離
  • ②タイム(ラップタイム/累積)
  • ③ラップ

同時に画面を切り替えれば

  • 今の時間
  • 心拍ゾーン(光学心拍計)

などの計測・確認が可能。

ガーミンの場合は「スタート」「ストップ」が物理ボタンなので「カチっ」と操作しやすい印象です。画面の切り替え「心拍モード」「時計モード」などもボタン一つで確実性がありますね。

さて、次にアップルウォッチです。

計測中の画面は次の5つがまとめて表示されます。

  • ①時間
  • ②心拍数
  • ③ペース(1kmごと)
  • ④ペース(平均)
  • ⑤距離

が一目で表示されます。ランニング中にみたいモニタリング項目が全部一目で見れるというのが良い点ですね。ガーミン等は心拍を確認するときは一度ボタンを押さないといけなかったりするので、そういった手間がありません。

今の時間を確認したいときは画面をスワイプして「時計」の画面にします。ガーミンと比較すると「スワイプ」や「画面のタップ」という点が若干ランニング中は操作しづらい印象です。ココは個人の感覚によると思いますが、私は物理ボタンで「カチっ」とやる方が便利な気がしています。

比較4|走った記録の管理で比較する

ランニングがの計測が終わったら日々の記録管理ですね。今日のランニングは実際どの距離どどれぐらいのペースで、どんなルートを走ったのか。毎月どれぐらい走ったのか、傾向はどうか。そんなことを管理するにはやはり「スマートフォンアプリ」の存在が欠かせません。ガーミンとアップルウォッチともに専用の管理アプリが存在します。

ウォッチで計測したデータを手元のスマートフォンへ転送する使用はどちらもBluetoothでの転送。手間に差はそれほどないですが、アップルウォッチの方が「気がついたらすぐにもう転送されてた感」がすごくて、やはりiPhoneとアップルウォッチの相性は抜群ですね。ともにApple製品なので、当たり前と言えばそうなのですが、Apple製品のシームレスな連携は流石の一言です。

では、それぞれの管理アプリをご紹介しますね。

Garmin Connect Mobile|ガーミンウォッチアプリ

Garmin Connect Mobiel|ガーミンウォッチアプリ

結論から言うと「ガーミンコネクトモバイル」は圧倒的に優秀です。カレンダーでの記録管理や月次や年間での走行距離推移、SNSへの記録の投稿など本当に様々なことができるのがガーミンアプリの魅力。ここはアップルウォッチより優れています。

逆に言うと「できることが多すぎて複雑」という点も言えるかもしれません。ある程度の使い勝手に慣れてしまえば問題ないかもしれませんが慣れるまで時間はかかりますね。ここをどう見るかです。

本当にたくさんのことができる「ガーミンコネクトモバイルアプリ」の詳細レビューはこちらを是非参照してくださいね。

Garmin Connect(ガーミンコネクトモバイル)アプリの使い方徹底ガイド

フィットネスアプリ|アップルウォッチ

Garmin Connect Mobiel|ガーミンウォッチアプリ

アップルウォッチとiPhoneをペアリングすると自動でiPhoneにインストールされるのが「フィットネス」アプリです。ワークアウト全般・走った記録はこちらのアプリで管理することができます。こちらのアプリ、非常にシンプルで最低限のことはできます。日々の記録の管理や月間での走行距離表示など、普通にランニングを楽しむ人であれば十分な機能があると言って良いでしょう。

また、2022年9月のWatchOSアップデートで「上下動」「設置時間」「歩幅の長さ」も計測・管理できるようになりました。

ナイキランニングクラブアプリとアップルウォッチ

また、アップルウォッチでは「他のアプリを使って計測」することができるので、例えば「ナイキランニングクラブ」「アディダスランニングアプリ」等の無料の各種メーカーのアプリでランニングの記録管理をしていた人は、継続してそのアプリで記録とスマホでの管理ができるので、そちらを使う方がオススメかもしれませんね。

ナイキやアディダスのアプリは他の記事でも紹介しています。こちらもぜひご参照を。

【ナイキランニングアプリ】NIKE/ナイキプラスランニングクラブアプリの使い方を5分で完全マスターしよう

【アディダスランニングアプリ】Adidas Running アプリ(旧Runtastic/ランタスティック)の使い方|GPSでのランニング記録や目標・音楽・写真設定などを楽しむ

比較5|日常の普段使いやデザイン性で比較する

最後はランニング以外の普段使い、デザインに関して比較したいと思います。せっかく手に入れた高機能のスマートウォッチ、日常生活でも活躍して欲しいですよね。

普段使いのiPhone連携で選ぶならやはりアップルウォッチ

Garmin Connect Mobiel|ガーミンウォッチアプリ

アップルウォッチはワークアウト専用ではなく、あくまでApple社がリリースした渾身のスマートウォッチ、ウェアラブルデバイスです。各種アプリの通知を手元で受けられるので都度スマホを取り出して確認する必要が無かったり、普段利用しているアプリをウォッチ経由で使えるので、今でいうと電子マネー系「PayPayなど」を手元でバーコード表示してスマートに支払いできるなど、メリットがいっぱいあります。

普段使いをメインで、せっかくであればランニングの計測も同じウォッチで。そう考えるならアップルウォッチ一択だと思いますね。

デザインで比較するウェアラブルデバイスのカスタマイズ性の魅力

デザインはどちらもミニマルでシンプル。スポーティーすぎる印象はないので普段使いでもバッチリですね。スーツやフォーマルな格好でも対応できます。また、アップルウォッチのみならずガーミンも「フェイス」が変更できるので、シーンに合わせて様々な顔を使い分けられるのも魅力。

デザインで比較するウェアラブルデバイス

ここは好みで選ぶポイントですね。是非色々吟味してみてください。

デザインで比較するウェアラブルデバイス

それでは、まとめに入ります。

【結論】ランニング計測・記録が可能なスマートウォッチの軍配は?

どちらもランニングウォッチとして十分な機能。ただ、ランニングだけに特化すれば圧倒的ガーミン優勢。iPhoneとの普段使いも重視するならアップルウォッチ。

というのが結論です。フルマラソン等で記録をストイックに求める「アスリート」以外の日常のランニング・ジョギング使用であれば今回紹介した「ガーミン ForeAthlete 55」「Apple Watch SE(GPSモデル)」どちらでも十分に素敵なランのお供になってくれると思いますが、やはり「ランニング特化」という観点ではガーミンに細かい使い勝手やGPS性能など届かない部分がまだまだあるなと感じます。

コスパで選ぶなら「ガーミン ForeAthlete 55」、iPhoneとセットの普段使いメインで考えるなら「Apple Watch SE(GPSモデル)」…というようにあとはさらに突っ込んだ自分のライフスタイルや要件の「優先順位」に照らし合わせて、より自分にあった方を選んでくださいね。

ガーミンウォッチ、アップルウォッチの購入はこちらから

ガーミン「Garmin ForeAthlete 55」

最後にあらためて、コストパフォーマンスで選ぶならForeAthleteの中でも光学心拍計を備えた最新のミニマムモデルの「55」がオススメです。通常のランニング・ジョギングを手元の専用GPSウォッチで正確に計りたいというニーズならこちらをチョイスすれば間違いなし。

結論から言うと、よっぽどの高機能な機能へのこだわりがない限り、2023年の今全てのランナーに全力で今おすすめしたいのがGarmin ForeAthlete 55です!(ForeAthleteで今なお売れている最も価格の安いモデルです!)

 

アップルウォッチ|Apple Watch SE

アップル製品好き、iPhoneを使っていてアプリもたくさん使っている、普段使いがメインで考えいる。そんなランナーはApple Watchがオススメです。2020年9月に発売されたフラッグシップモデル「シリーズ6」と同時にリリースされたリーズナブル版「SE」ですが、ランニング利用を考えてもこちらの廉価版がコスパ的にもオススメです。

 

Apple Watch SE

 

ハイエンドモデル「シリーズ」

ガーミン製品関連記事|ForeAthlete シリーズ

ランナーのガーミンデビュー、迷ったらこちらの記事をぜひ参考にしてください。ランナー向けリシーズ「ForeAthlete」から本当にオススメすべき2つのモデルに絞り込んでご紹介してる2022年最新保存版の記事です。

https://runstagramer.com/2022/06/20/garmin3/

【2023最新レビュー】ガーミン55がコスパ最強なこれだけの理由!ForeAthlete55は9割のランナーにオススメ

本記事でも紹介した2021年最新モデルのGarmin/ForeAthleteを最速レビューしました。

https://runstagramer.com/2022/05/01/garmin55-2/

さらに2023年のガーミンランニング向けモデル「Forerunner/フォアランナー」の最新作は「Forerunner 265」となります。詳細の実機レビューはこちらを参考にしてみてください。

https://runstagramer.com/2023/04/24/forerunner265review/

 

アップル製品関連記事|Airpodsシリーズ

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